毎日がしあわせ日和

ほんとうの自分に戻れば戻るほど 毎日がしあわせ日和

思い込みを解いて初めて下りられる

2019年02月22日 11時23分19秒 | 貴秋の視点、すなわち偏見


この世界で私たちは多くの物に恵まれていますが、それらは人間がゼロから生み出したのではなく 自然の恵みをもとに作られたもの、そして自然の恵みはすべての人 ・ すべての生物に平等に与えられているはずです。

その平等であるはずのところに偏りを生じさせているのが、現行のお金のシステム。

そしてこのシステムを作ったのは、当時すでに力づくで同胞を支配していた権力者です。

とはいえ 権力者の数は大衆と比べればほんの一握り、なのになぜこういう偏りを生むシステムが正されないままなのかといえば、私たちのほとんどが氣づかぬまま絡め取られている強力な刷り込みがあるからです。




私たちが生まれたとき お金のシステムはすでに存在していて、私たちは自然環境と同じように そのシステム内の環境を当たり前と思い込んできました。

なので、自然の力をどうにもできないように お金のシステムもどうにもできないという思い込みが意識の奥深くに根付いています。

が、天が創ったものは変えられないけれど、人が作ったものは変えられます。

事実それに氣づいて権力者に戦いを挑んだ人も おおぜいいました。

が 公平で平和な世界の実現に成功したためしがないのは、刷り込みを残したままの行動だったから。

戦いを選択する時点で事のおかしさに氣づいているように見えますが、実は肝心の刷り込みはまだ解けていないのです。




戦いの原動力は 自分が不当に扱われているという怒りであり、怒りが湧くのは 不当な扱いをする側とされる側とに分かれることは認めた上で 自分が弱者の側に置かれていることが腹立たしいからです。

つまり、富める者と貧しい者が存在すること自体は 知らず知らず受け入れているのです。

このことを見逃したままだと、自分では不公平をなくすつもりが 実際には怒りや悔しさをバネに立場を逆転させようとしているだけだと氣づかずに 事を起こしてしまいます。

歴史を見ても、革命に成功したことは何度もありましたが、そこから誰もが等しく豊かで幸せな世界が生まれたことが 一度でもあったでしょうか?

権力者を倒した者が新しい権力者になる、これはもう二極世界の法則そのままです。

戦いを選ぶ限り、こんなシーソーゲームがどこまでも続くのです。

誰が強者の側にまわろうと、貧富の差がある世界はそのままです。




お金のシステムを見直したければ、それを (肯定的にであれ否定的にであれ) 認めてきた私たち自身の意識をまず見直すこと。

お金にまつわる負の感情の中に、お金というものを自身の世界に生み出すもととなった意識が潜んでいます。

その負の感情を まっすぐ受け止め感じることです。

そうして顕在意識に移された思い込みには、創造する力はもうありません。

創造は真我の仕事で、マインドの仕事ではないのですから。





そうやって負の感情を手放してゆくと、入れ替わるように 怒りや悔しさに囚われずおかしいものをおかしいとまっすぐに見てとる意識が 次第に表に出てきます。

こうなって初めて 「戦うのではなく おかしな世界そのものから下りる」 という選択ができるようになります。