毎日がしあわせ日和

ほんとうの自分に戻れば戻るほど 毎日がしあわせ日和

氣づけばこっちのもの

2019年02月19日 12時19分30秒 | 貴秋の視点、すなわち偏見


どの本だったか思い出せないのですが、最近図書館で借りた本に 「潜在意識に潜む思い込みは容易に氣づけないが、氣づいたときにはすでに顕在意識に移っている」 というような一文を見つけました。

そう、この潜伏する思い込みに私たちはさんざん振り回されているわけですが、顕在意識に移してしまえばこっちのもの、もう不意をつかれる心配はないんですね。




そもそも潜在意識に入り込み固着した思い込みは、目の届かない心の奥深くにひっそり隠れて 「氣づいていないことにも氣づけない」 ぐらい見つけにくいもの。

それを見つけさせてくれるのが、私たちが日ごろ悩みのたねにしているネガティブな出来事です。

ありがたくない出来事は 私たちの意識にひそかに刻まれた否定的な思い込みの反映であり具象化、「あなたの中にこんなものがあるけど このままにしておいていいの?」 というお知らせでもあるんですね。

私たちが意図しない出来事に不意打ちを喰らうのは この 「意識と出来事の関係」 に氣づいていないからであり、氣づけば知覚できない思い込みを手放すことも可能になるわけです。

同時に 「この世界は恐ろしいところ、いつどこで何に足をすくわれるかわからない」 という恐怖心や 「自分を守り助ける力もない私」 という低いセルフイメージからも解放されます。




潜在意識なんていう手探りすらできないブラックボックスにもぐり込んでしまったネガ思考をどうすればいいのかとずいぶん悩みましたが、日ごろ目の敵にしていたうれしくない出来事の数々が実は味方であり、「あなたのネガはここから解除できるよー」 と躍起になって合図してくれていたとは。

知覚できるものを手がかりに知覚できない部分を解放するなんて、なんだかゴルゴンのメデューサの姿を盾に映しながらその首をはねて退治した ギリシャ神話の英雄ペルセウスになった氣分です。