ウツケンのたまり場

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読書の秋  31日目 ウルトラマン超闘士激伝

2005-11-01 22:03:16 | 
ウルトラマン超闘士激伝




 作者:栗原仁
連載誌:ボンボン連載
 巻数:全6巻


いよいよ最後。
しめくくりはもちろんコレ。
風原さんおすすめ本棚ランキングの第一位「ウルトラマン超闘士激伝」です。

これは「ウルトラマンでドラゴンボールをやってみた」というたとえでほとんど表現できてしまうのですが、もちろんバトルものとして熱いです。
まず一ページ目。「ゼットンに負けるウルトラマン」シーンから始まり舞台はそれから数年後。
「銀河最強武闘会」が開催されることになりました。
ウルトラ戦士はもちろん各惑星の宇宙人、怪獣、そして地球の警備隊なども参加します。
そして一人修行していたウルトラマンも打倒ゼットンに燃えるのでした。

この「第一回武闘会編」から熱い展開が繰り広げられるわけです。
準決勝で消耗しすぎたウルトラマンを少しでも休ませるために立ったまま気絶してでも戦うエースやドーピングアイテム「ハイパーカプセル」でハイパー化したゼットンにむかってありったけのエネルギーをぶつけてパンクさせるなど、バトル漫画のベタベタな展開があるわけですが、これが「ウルトラマン」というだけで面白い。

そして大会直後、ガッツ星人にウルトラセブンが暗殺されます。
セブンを救うためにウルトラマンと科特隊はキング星にあるダイモード・クリスタルをとりに向かうわけですが、その間にウルトラの星がダダ・ケムール・バルタン・ザラブの鋼魔四天王とメフィラス大魔王の攻撃を受けます。
このシリーズは四天王VS闘士ではないウルトラ戦士がメインになるのですが、ここでもそれぞれが熱いです。


その他のシリーズも「熱い」と「ベタ」が続くのですが、これこそ風原さんがおすすめする一番の理由です。
やはり幾分偏った作品は面白くてもお勧めすると相手の感性にあわないとかあるんですね。絵師的なものとか。
でもそんななかでもバトル漫画ってのは万人に受け入れやすいものだと思っています。男塾とかキン肉マンとかね。
そしてそのバトル漫画の「やるべきこと・これやると面白いだろうと思うこと」をきちんとやることですんなり読める。何も考えずにさらさらよめる。これがお勧めなのと、そんなことを「ウルトラマン」がやってることがやはり面白いのですよ。

たぶんこれってGガンダムの面白さと同じだと思います。
「熱い・ベタな展開」を「ガンダム」がやってるだけで面白い、みたいな。


この作品は残念ながら6巻以降の3シリーズ分が単行本未収録で終わってます。
復刊ドットコムでも交渉中のままとまってたりです。
ぜひ復刊してもらいたいですね。




これで一ヶ月走り抜けました。




とここで告知。
風原さんの本棚の本を一部視聴者プレゼントします。


詳細は土曜日。
お楽しみに。

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