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デラシネ魂

ジャンルよろずな二次小説サイトです。
ネタバレ満載、ご注意を。

ひとりじゃなくて

2008-07-26 | ラタトスク小説
*ED後妄想話。なのでクリア前の方の閲覧はご遠慮下さいねー。


精霊にとっては人間の生きる時間なんて、瞬きくらいの間でしかない。
そんな彼らの言葉に後押しされて、僕はみんなのいるこの世界にひとり戻って来た。
マルタも、みんなも笑顔で迎えてくれて。とても嬉しかったんだ、でも。
「ごめんね」
こんな夕焼けを見ていると、胸が痛くなる。
彼の瞳を思わせる、綺麗な彩。そしてかなしい、いろ。
もうひとりの僕…ラタトスクだって、マルタのことが好きだったのに。
「エミル?どうしたの?」
波打ち際で水と戯れていたマルタが、こっちを振り返る。
いけない、こんな顔してちゃ、心配させちゃう。
「ううん、なんでもない。そろそろ帰ろう。ね、マルタ」

ああ、なんだか今すごくロイドに会いたい。
その強さを少しでもいいから、分けて欲しい。

「…会って来たら?」
マルタの口から零れたのは、僕の考えを読んだとしか思えない言葉で。
それとも、口に出していたんだろうか。
「エミルは結構顔に出るからなあ」
悪戯っぽく笑うマルタの、その青い瞳がそっと伏せられる。
「…もうひとりの…ラタトスクも、そうだったよ」
ああ、こんなところにも君の存在は残ってる。
だけどそれもきっと時間が経てば風化していってしまうんだろう。

あいつがみてる。いつも俺のやることを。
だから俺は証明しなきゃいけない。俺の生きる姿で。

あの、雪の街で。そう言い切ったロイドは今の自分には眩しすぎて。
自分とは…違い、過ぎて。本当は、会うのが怖いんだ。
それでも。

「勇気は、夢を叶える魔法」

エミルとラタトスクが教えてくれたんだよ、とマルタが笑う。
腕に添えられた、細く白い手。
そうだね、僕たちはいつも、もらってた…勇気を。

思い出すのは、キミの笑顔。
いつか僕はそこに還るけれど、それでも、それでもね。

僕はこの幸せを。今、伝える…ううん、分け合う方法を探したい。
たとえ君に呆れられたとしても。

(…勝手にしろ)

その時。いまは遠い、その場所で。
もうひとりの僕が、かすかに笑った気がした。


◇ハッピーエンドEDその後みたいなカンジで。しかしあれラタがかわいそうと思ったのはワタシだけですかね。だって、テネブもリヒターも、ヴェリウスなんて問答無用でエミル切り離そうとするし…!やっぱりここはロイドに出て来てもらおうと思います。だってほら、あの人攻略王だから!(笑)ロイドの台詞は決戦前イベントから。おお…なんというミトス憑依(以下略)

触れてはいけない

2008-07-26 | ラタトスク小説
◇特殊設定。ラタトスクは関係ありません。

困らせる気など、なかったのだ。
ただ、色を失った唇に、じわりと鮮やかなあかがにじんでいたから。
指先で、拭い取っただけなのに。

「――ッ!」

声なき悲鳴と共に後退ったロイは、見事に壁に頭をぶつけ。
そしてずるずるとその場に座り込んだ。
真っ赤な顔でこちらを見上げる彼の表情は、もしかしたら。
自分よりも幼いくらいで。

「…ロイド?」

どうして、そんなに無防備なんだ。
怪訝な顔で首を傾げるロイの、その眼鏡を外して、遠くに放り投げる。
カシャン、と。何かが壊れた音が、響いた。

「ほらそうやって、また」

咎めることもせず、ただじっと見つめてくる鳶色の瞳には、けれど。
もうなんの感情も浮かんではいなくて。
掴んだと、そう思うそばから、擦り抜けていくその心。

「全部、欲しいのに」

貴方の罪も痛みも、すべて。
俯いたロイドの瞳から零れる、あたたかい雨を拒絶するように。
立ち上がった彼の者の衣擦れの音が遠くなり…そして、消えた。


◇拍手コメントで17×19(パンシザパロ)を!との声がありましたので、嬉しくなってざかざか走り書いたもの。なんか切なくなってしまってすみません。イメージソングが「Doubt&Trust~ダウト&トラスト~」なんでどうしてもこういう方向に(←責任転嫁はやめましょう)

ラタ発売直前カウントダウン(日記より再録)

2008-07-01 | ラタトスク小説
◇これは6/19~26までゆっくりくまさ(以下略)で走り書いていたものの再録です。リアルタイムで書けなかった「伍」「肆」もひっそり追加してありますのでよろしければどうぞ。


「質」(約束の保障としてあずけておくもの)

小さな、石ころだったんだ。
落としても、誰も拾ってくれないような。
でも。

「ほら」

あのひとは。

「大事な、ものなんだろ?」

その背中に憧れた。
僕と年なんてそんなに違わないのに、ディザイアンに立ち向かっていった。
勇気ある、ひと。

「あ…ありがとう、ございます…」

あの時、僕に出来たことは。
こんな小さな石ころを、握り締めることだけだった。
結局投げることすら出来なかったけど。
それでも、これは。

「うーん、これじゃまた落とすよな…ちょっと待ってな」

まるで魔法を見ているようだった。
ズボンのポケットから取り出した針金で、石ころをしっかりと包み込んで。
首もとの白いヒラヒラを、無造作に斬りおとす。

「即席で作ったから、ちょっとカッコ悪いけどさ。それなら、なくさないだろ?」

目の前には、綺麗な鳶色の瞳。
だいじなものは、ちゃんと身につけてないとな、と笑うその顔が。
少しだけかなしそうだったのは、気のせい、なんだろうか?

「あ…ありがとうございました!」

なんのお礼も出来ないから、せめて、と精一杯心のこもったお辞儀をした。
振り返ったあの人は。
青空の下で、大きく手を振ってくれていたのに。

「どうして、なんですか…」

ロイドさん。

闇に吸い込まれて消えるその問いかけに、応える声はない。
それでも、小さな石ころは、自分の意思で転がっていく。
だって辿り着く先にいるのは。

「弱虫のエミルに初めて勇気をくれた人だから」


◇というわけで、最初はロイドとエミルのファーストコンタクトって?なアンケートの回答で票数の多かったもの「世界再生の旅の「人ひとり救えないで~」なパルマコスタ」「エクスフィア探しの旅の路銀稼ぎに細工を売ってたロイドの客」な設定(?)を融合してみました。そしてラストは…いや、PV第2弾のあのエミルの台詞の対象がロイドだったらいいな、なんて思ったものですから(笑)

「陸」(大陸的…気が大きく、のんびりしている)

「…してない、ですよね?」
「何が?」

戦闘後のエミルの唐突ともいえる問いに、ロイドは思わず首を傾げた。
というかこういう時、主語がわからないのは致命的だ。

「だから、その…ロイドさん、…してるし…」
「…?」

してないと言ったりしていると言ったり、一体この少年は何が言いたいのやら。
それが顔に出たのか、エミルはちょっと困った顔をすると、うーんと唸り始めた。

「あーらら。若者言葉がわからないなんてまだまだだねえ、ハニー?」
「…なら、お前ならわかるのかよ…」

おじさんは引っ込んでろよ、と絶対零度の笑顔で囁かれ。
それでもめげずに抱きつくゼロスは偉大だと思う、思うけれど。

「違うんです!その、僕の言葉が足りないから…!」
「まー、あれじゃ鈍感なロイドくんにゃわからねーなー」

んじゃひとつここはヒントでも出してあげますかね、と。
ゼロスの指が指し示したのは、ゼロス自身と、そして。

「コレット…?あ、ひょっとして、羽、か?」

では。
してない、というのはおそらく天使化。してる、というのは…。

「でも俺、羽出せるぜ?」
「え?」

ばさり、と広がったのは。
この世界のどの天使よりも大きくて、綺麗な。
真白き、翼。

「ま、ハニーはその生まれからして規格外だから、ねえ…」
「どういう理屈かなんてわかんねーけど、いーんじゃねえ?母さんだってよく言ってたっていうし…『規則は破るためにある!』ってさ」
「なんというか…おおらかな人だったんですね、ロイドさんのおかあさん…」

この時からエミルは、少しでもその恩恵にあずかりたいと毎日、ロイドのエクスフィアを拝むようになったとか。
どっとはらい。

◇や、エミルとロイドはやっぱり仲良いといいなと。妄想ですから!アンナさんは本当に偉大な女性だったと思う。ロイドの羽の色は捏造ですよー。シンフォニアやったことのない方、本当は違うのでご注意!

「伍」(隊列)

視線を、感じる。

ふたりの神子を筆頭に、世界再生を成し遂げた名だたる人々は、僕らの旅に同行することになった。
変わってしまったロイドの、その真意を確かめたいと。 
正直この人たちの人となりなんか関係なく「かつてのロイドの仲間」ってだけで、反射的に体が強張るんだけど、でもしょうがない。
僕たちは旅に慣れていないし、それに悔しいけどこの人たちほど世界を知らない。
導いてくれると、思ってたんだ。
ついこの間ラタトスクの騎士になった僕を、そしてマルタを。
…ところが。

「な、なんで僕が前衛なんですか!それに、行き先なんて決められません!」

隊列はいつも僕が一番前。どこへ行こうかなんて、訊きたいのはこっちなのに、決断を迫られるのは、この中で一番間違う確率の高い…僕。
それで、その理由っていうのが…。

「あー、悪い。そのひらひらがあるとさあ、ついその後ついていきたくなっちゃうんだよねえ…」

「…。(やってられるか!)ねえマルタ、このマフラー取っていい?」
「いいけど、ただでさえ低い防御率がもっと下がっちゃうよ?」

ああまったく、ロイドの白いひらひらめ!

◇オチなしで申し訳ない。いやエミルのあのマフラー取ったらすごいことになるなと…(笑)おかしいな、最初はエミルに先の旅のロイドの姿を重ねたみんなが「うわ、なんて酷い役割押し付けてたんだろ」と切なくなる話だったのになあ。

「肆」(ほしいまま)

あの人はなんでも持っていたのに。
どうして、あんなことをしたんだろう。

それは。
かつての仲間達から先の旅のロイドの話を聞く度に。
膨れ上がっていく、疑問。

僕が欲しかったもの。
優しい家族、頼りになる…裏切らない、仲間。
こんな自分をありのまま、受け容れてくれる、ひと。

ぜんぶ、全部。手にしていたのに。

あんなことがあった後でも、世界は、彼を信じるという。
ふたりの神子の、かつての仲間達の心を。ほしいままに、捉えて離さない。
自分の、どうして、と呟く声さえもしかしたら。

あのひとにかえって、いくのかもしれない。

◇いや、ラタってある意味ロイド追っかけゲーム?と思ったものですから(笑)

「参」(まいる)

あ、また。

「…」
「…あの、テネブラエ?」

それは、ラタトスクをその額に宿した、マルタを護るもの。
故に、騎士としてはまだまだ未熟な自分は、彼の視線が苦手だ。

「何でしょうか。幼き騎士よ」

ゆらゆらと揺れる黒くしなやかな尻尾。
それすらも自分に対する失望を如実に示しているように感じてしまって。
エミルは思わずはぁ、とため息を零した。

「その、まだ騎士としては未熟かも知れないけど、僕、頑張るから」

だからそんなに睨まないでくれないか、と。
なけなしの勇気を振り絞って懇願すると、目の前の黒い獣は心底驚いたようにその涼やかな瞳をまんまるに見開いた。

「テネブラエ?」
「ああ、貴方様にはそう『視』えてしまうのでしたね…」

困ったように、切なそうに笑う、その表情を。
自分は。確かに、どこかで…。

「騎士よ。貴方はまだ幼い。ですが」

黒い獣が続けた、その言葉を。
おさないじぶんは、まちのぞんで、いたのだと。
そう、いまならわかるから。

ああ、でも。

「参ったな…」

泣きたいのか、笑いたいのか。
わからなく、なってしまった。


◇前に幼子ラタトスクの妄想を書いたのですが、それがエミルでもいいんじゃね?と思い始めて来た罠。世界再生の日に生まれた赤子だったりすると萌え。パルマコスタに立ち寄る機会があったロイドは、総督夫人を通じて子供のいない(若しくは亡くした)夫婦に預けたりとか。そして、エミルは普通の子供と変わらずにすくすくと育ち、ロイドにそれは懐いているといい。でもやっぱり精霊だから、異なる世界の統一の軋みに思い悩むロイドの心が『視』えてしまって、それではやく大きくなりたいと願うようになって、そしたら本当に大きくなっちゃいましたみたいな…。イメージ的には地球へ…(アニメ版)のトォニィみたいなカンジでひとつ。

「弐」(そむく、うたがう、添う)

<そむく>

神子は。
たったひとりの人間によって生かされた。

貴方に笑っていて欲しかったから、私は世界を救おうと思った。
お前にしょぼい価値をもらったから、俺様は神を、裏切った。

突き放されても、拒絶、されても。
ふたりの神子は決して諦めない。
どこにいたってきこえるから。

世界を愛し、ひとり泣いている、天使の、こえが。

だから、ロイド。
わたしたちは。

「逃がさない」

あなたに背きます。

◇ロイド拉致話の断片のような。きっとロイドは自分の体を省みず、無茶してるんだと思うので。で、自分達をこの世界に繋ぎとめたロイドに対する神子の執着は結構すごいんじゃないかと。もうあれだ、ラタロイドはふたりに無理やりベッドに叩き込まれて、責任取れよってなカンジで説教かまされるがいいよ…!(笑)

<うたがう>

「あなたが大樹カーラーンの精霊、ラタトスクですね」

長い、旅だった。
けれどようやくそれも終わる。

目の前の精霊が目覚めれば、世界は救われる、きっと。
騎士という役目からも解放される。

そう。そうしたら、もう。
あの人と、戦わなくていいんだ。

「我を護りながら、よくぞここまで辿り着きました。騎士よ」

硝子玉のような、綺麗だけど何も映していない瞳。
まるで人形のようなそれに、不安が頭をもたげる。

疑うな。
『これ』はホンモノだ。そうじゃなきゃいけない。
けれど。

目の前に立つ存在を信じぬくことは、エミルにはどうしても出来なかった。

◇このラタトスクのイメージはからくりサーカスのフランシーヌ人形みたいなカンジで。実は本当のラタトスクは他にいて私は影に過ぎません的な。んでラタトスクがエミルだったら個人的にはちょっと萌えます。

<添う>

かえりたかった。
だから、異界の扉を開こうと思った。

どんな犠牲を払っても。
例えそれが、自分を育ててくれた両親が、街のみんなが含まれていると、しても。
だって自分は、この星の人間に一度殺されたのだから。

「これが…お前の選んだ方法だな」

異界の扉の前で。
瞳を閉じ、静かに佇んでいた彼の者は。
後悔しないのか、とでもいうように、その琥珀色の瞳をひとつ、瞬いた。

「いいんだ。僕はここで生きていく」

デリス=カーラーン。懐かしい我が故郷。
けれど自分はもう、それ以上に。
かえりたい、ばしょを。見つけてしまったから。

「だから壊して、ロイド」

エターナルソードを掲げる、その手はひんやりと冷たくて。
少しでも熱をわけられればいいのに、と思いながら。
エミルは彼よりも大きな手を、罪の意識に震える天使にそっと添わせた。

◇テンペストのラスボスは、自分の世界に戻りたいがために世界の人間を犠牲にしてたわけですが、マルタ達が持ってるそして異界の扉にはめ込まれているあの珠が人間の血とか涙とか慟哭で出現するものだったらどうだろう、なネタ。
なんかエミル=ラタトスク説が今すごく自分の中でブームなのですが、同意見の方っていらっしゃるのでしょうか。だったら嬉しいなあ。が、すみませんいらっしゃらなくてもきっとこのまま発売日まで突っ走るかと…!(笑)

「壱」(もっぱら)

ふわり、と何者かが降り立った気配に、テネブラエは静かに目を覚ました。
どうやらマルタとエミルは気づかなかったらしい。
無理もない、疲れているのだろう。
本来このような冷たい岩の上では、よく眠れようはずもないのに。

「このような姿で失礼致します、オリジンの契約者よ」
「相変わらず律儀だな、犬のクセに」

その体躯をわずかなりとも動かすことなく、視線だけをつい、と向ければ。
旅人のマントを目深に羽織った相手は、わずかに微笑んだようだった。

「触れては、やらぬのですか」
「…ああ、今は、まだ」

意地悪な訊き方だと、自分でも思う。
誰よりもこの子たちのことを想う、貴方が。触れたくないはずなど、ないのに。

「お前の主人が…怖がってるからな」

ラタトスク。
未開のこの惑星にマナを分け与えるために、デリス=カーラーンよりもたらされた大樹の精霊。
けれど、人がマナを奪い合った結果大樹は枯れ。その存在はいまだ幼いまま時間をとめてしまった。

「夜は冷える。これを」

オリジンの契約者が自分のマントをかけてやれば、そのあたたかさにふたりの表情にふわりと笑みがひろがった。
そういえば、ラタトスク様のこんな顔は見たことがなかった気がする。
あたたかさを、わらうことを、教えたのは。

「テネブラエ。ふたりを頼む…扉に辿り着けるように、お前が導いてくれ」

もう自分はこの子たちと一緒に歩いてはやれないから、と。
挨拶もそこそこに、彼は振り返らぬまま、飛び立ってしまって。
後にはひらりひらりと舞い落ちる、その白い羽根だけが。

「あなた様の愛し子をひとりじめ出来るのは嬉しいですが…少々、重いですね」

せめて、ひと時浮かんだ太陽のようなふたりのこどもの笑顔が。
これからも彼らに刃を向けなければならない彼の者の、その慰めとなるように。

◇なんとも不親切な話ですみません…。なんかこう書けば書くほど勝手に妄想がひろがってしまいまして、はい。フィーリングでさらりと読み流して下さいませー。

「零」(おちる)

*少しだけネタバレあります。閲覧にはご注意を!

「ロイド?ロイドって…あの再生の神子のしもべの!?」

しもべ、か。
もしも自分が『そう』なら。どんなに良かったか。

「なに、余裕の笑みって訳?舐めないで!」

ラタトスクをその額に宿しているとはいえ、普通の人間のマルタには彼の声は聞こえなかったらしい。
わずかに口の端を持ち上げたままその剣を受ければ、目の前の顔が悔しげに歪んだ。

「…」

落ちて、堕ちて。
その先には。
きっと、なにもない。

「僕はあなたを…あなたを絶対にゆるさないっ!」

それなのに、かつて倒した彼の者の彩を持つ、青年に。
討たれたいと縋ってしまいそうな自分に、吐き気がした。

◇尻切れトンボですみません、いやロイド苛め容認派が思いの外多かったから…(こらこら)個人的にはどっちの神子のしもべだと思われてるのやら、と気になって仕方がありません。どなたか描いて下さらないだろうか神子のしもべロイドネタ。カウントダウンはこれにて終了ですー。皆様よいラタライフをお過ごし下さいませ!

ラタ発売後アンケート

2008-07-01 | ラタトスク小説
みなさん元気にラタライフしてますかー!(→挨拶)

プレイ日記など拝見すると、みなさま順調に進んでいるようですし、そろそろいいかなと、ひっそり恒例アンケートを設置してみました(笑)よろしければご協力お願いしますv(コメント返信は下の方にあります。素敵なコメントありがとうございます!)

◆エミ(ラタ)ロイ、読んでみたいのは?

 ・ほのぼの
 ・シリアス
 ・
 ・その他
  結果
 -ブログでアンケート-

◇読んでみたいもの、ありますか?

 ・ハニー呼びは何故公式?など素朴な疑問を補完する本編沿いのもの
 ・世界はどれくらい僕を試しますか、なED後捏造
 ・捕われのエミル、な逆行もの
 ・すべてのはじまりのあの人に思いを馳せてみよう!な過去捏造
 ・ラタエミお題を進めよう!な拍手文
 ・その他
  結果
 -ブログでアンケート-

◆あなたの好きなCPは?(ラタトスクのクリア時点で)

 ・ラタエミ
 ・エミ(ラタ)ロイ
 ・リヒアス
 ・ユアロイ
 ・ゼロロイ
 ・クラロイ
 ・その他
  結果
 -ブログでアンケート-

◇ロイドと誰が一緒だと、貴女はときめきますか?

 ・ぎゅっと抱き締めてもらって下さい!/ラタさん
 ・もっと「ロイドさん」呼びがききたかった…/エミル
 ・フルネーム呼びは反則/リヒター
 ・擬人化すればいけるかも?/テネブラエ
 ・エターナルソードの出番です!/アステル
 ・その他
  結果
 -ブログでアンケート-

◆新旧主人公対決!ロイドとエミル、どっちが好き?

 ・ロイド
 ・エミル
 ・選べない!どっちも好きです
  結果
 -ブログでアンケート-

◇TOS-R、自分のイメージソングはこれだ!
(出来ればでいいので、どのキャラとかこのふたりの、とかをコメントにて教えて頂ければ、すごく嬉しいです!)

 ・Agape/メロキュア
 ・ヒカリ/樹海
 ・たった一つの想い/KOKIA
 ・ヘミソフィア/坂本真綾
 ・YOU-Visionen im Spiegel/癒月
 ・石畳の緋き悪魔/Sound Horizon
 ・君は僕に似ている/see-saw
 ・tune the rainbow/坂本真綾
 ・「ふむ、この中にはありませんね。どれ、コメントで教えて差し上げましょう」
  結果
 -ブログでアンケート-

ご協力ありがとうございました!
頂いた投票、コメントは更新の参考にさせて頂きます!



以下はコメント返信です。遅くなって本当にすみません…!

◇読んでみたいもの、ありますか?

捕われのエミル、な逆行もの

・エミルがどんな風にロイドとかと絡むのか見てみたいです。│紫翠さま│9/11
17歳ロイドはエミルのことをまったく知らないし、しかもエミルはミトスとしてパーティIN!というとんでも設定ですが、でもきっと優しく接してくれるんだと思います。2年前のみんなと一緒に過ごしてエミルがどう感じるのか、その辺をいつか書きたいです…!コメントありがとうございました!

◇ロイドと誰が一緒だと、貴女はときめきますか?

ラタトスク

・なんだかこの二人好きなんですv│匿名さま│9/11
一緒にいるところを想像するだけで、エミルとは違った意味で和んでしまうこのふたり、なんだかいいですよね!ED後とかラタさんはなんだかんだ言ってロイドの世話焼いてる気がします…!コメントありがとうございました!

・本編じゃこの二人の絡み少なかったけど、何故か萌えます!│遊白さま│8/11
終盤の「コアを寄こせ!」がファーストコンタクトだった(?)ひょっとして会話したこともなかったんじゃ…なふたりですが、萌えますね!本編でもいいですが、ED後だと色々妄想しやすいような…?世界からマナを切り離す作業の中でふとラタさんが訪れてくれたりするといいなとか。コメントありがとうございました!

その他(ゼロス)

・ゼロスだろ。王道だろww│澪冥さま│8/24
おお、ゼロス人気高いですね!個人的にはあのふたりはもう恋とか通り過ぎて夫婦感覚なので、ときめくというかそれがあまりに自然すぎるというか(笑)王道と言い切る強さをこれからも持ち続けて下さいませvコメントありがとうございました!

・やっぱりゼロスじゃないと│空廼さま│8/18
本編ではこれ以上はない!というくらいあのふたりの親友っぷりはすごかったですもんね!パルマコスタでのエミルへの宣戦布告(違)とか、ハニー=ロイドで定着してるメルトキオとか、どれだけロイドスキーなのか!と終始突っ込んでました(笑)コメントありがとうございました!

◆新旧主人公対決!ロイドとエミル、どっちが好き?

ロイド

・何だかんだいってやっぱりロイドです!│匿名さま│9/11
シンフォニア、そしてラタとプレイしてやっぱりロイド好きだなあ…と再確認しました。ジュエルハンターとかも今ではいい思い出です(ええー)フラノールで「どうして?そんなの辛いじゃない」なエミルに返した答えに、ロイドってほんとに…!と目頭が熱くなりました。そんなロイドをこれからも見守っていきたいですね!コメントありがとうございました!

・ロイド可愛いよww│澪冥さま│8/24
ロイド可愛いですよね!ラタではそれにカッコ良さも加わってますます魅力的になりましたね!コメントありがとうございました!

・エミルも可愛いけどやっぱりロイドが一番愛しいです│匿名さま│7/29
「愛しい」の言葉がなんだかとってもしっくりきました。そうですね、前回の旅で傷ついて、そして色々なものを背負って、それでも進もうとするロイドは、こうぎゅっと抱き締めたくなります…!コメントありがとうございました!

・ロイドです!前作今作共にずっと一番ですv│らんさま│7/19
そうですね、かざるも前作の本当にまっすぐなロイドも、護ったはずの世界に牙を剥かれ、ミトスの気持ちを知って、それでも光の道を歩むと決めた今作のロイドも、大好きです!コメントありがとうございました!

・ごめんなさい、しかし即答です!!│吟さま│7/3
いえ、謝ることはないですよー。即答するほどロイドにメロメロなんですね!私もです!(笑)ロイドはいいですよね!今作でもっともっと好きになりましたvコメントありがとうございました!

選べない!どっちも好きです

・両方いい所があってどっちも大好きで選べません!│遊白さま│8/11
そうですよね!どっちにもいいところがあって、ほんと選べないんですよ…!エミルにはラタさんという心強いおまけ(ええー?)もついてますしね!(笑)このふたりが本編でもっと話すところを見たかったですね…!コメントありがとうございました!

・ロイドスキーだけど、エっミエミにされてしまったので(笑)│はにゅ~さま│7/13
私もですー。実はプレイするまではここまでエミル(ラタ含む)にときめくとは思ってなかったんですが…(笑)あのふたりはいいですよね!公式でギンヌンガ・ガップに戻ることになったことだし、リヒターとのやり取りが気になるところですね。天然なエミルと保護者ラタさんの苦労が目に見えるようです(笑)いつもコメントありがとうございます!

◇TOS-R、自分のイメージソングはこれだ!

石畳の緋き悪魔

・なんだかキューンときたww│澪冥さま│8/24
ゼロスとロイドで考えるとほんとに切なくきゅんとします。コメントありがとうございました!

「ふむ、この中にはありませんね。どれ、コメントで教えて差し上げましょう」

・某BLゲームの主題歌なのですが、片霧烈火の「ふたりの場所」とか……一番がエミルとマルタ、二番がリヒタとアクア(とアステル)&デクスとアリス……など、勝手に妄想してますッ│匿名さま│8/3
実はこの歌知らなかったのですが、聴いてみたらとっても素敵な曲とそして歌詞にイメージが膨らみました。一番はそうですね、かざるは終盤のエミルとマルタの一緒にいられる時間が刻一刻となくなっていくあの切ない時に、また2番は某所にも書きましたが何故かアステルとリヒターの過去が思い浮かびました…。リヒターとアクア、デクスとアリスのイメージにもぴったりですね…!素敵な歌を教えて下さってありがとうございました!

・自分的にマルタとエミルのイメージソングはKOKIAのありがとうかなぁ・・って│匿名さま│7/5
ノーマルED見た後でこの歌を聴いて涙腺が緩みました…。まるでマルタからエミルへ、エミルからマルタへの語りかけのようで、切ないながらすっと胸に染み入りました…!素敵な歌を教えて下さってありがとうございました!

ゆっくりくまさんの徒然なるままにラタ妄想道中記・その4

2008-06-26 | ラタトスク小説
(ご注意!)

「ゆっくりくまさんの徒然なるままにラタ妄想道中記」とは、ラタをプレイしたかざるが心に浮かぶよしなしごとをフリーダムに書きなぐっていく、云わば日記のようなものです。ネタ帳だったり、妄想話吐き出し場だったり、感想だったり、色々ごた混ぜになりそうなので、閲覧にはご注意を。ラタ絡みの私信返信もここで行いたいと思います。ちなみにその1はこちら→ゆっくりくまさんの徒然なるままにラタ妄想道中記
その2はこちら→ゆっくりくまさんの徒然なるままにラタ妄想道中記・その2
その3はこちら→ゆっくりくまさんの徒然なるままにラタ妄想道中記・その3

ラタでも妄想話を書く気満々の困った管理人のゲージ上げに協力する→ 大樹ミトスの未来のために!

ラタ面白いよね!でもちょっとひとやすみ、の間にアンケートにこたえてみる→ しょうがない、こたえてやるか…

8/25

この頃マイパソが異音を発してて怖いです。燃料投下されたから、ファンタジアのラタさん書きたいのに!大樹もピンチだけど、こっちもピンチだぜ!(ナンダッテー)

ラタの決戦前イベントを見て考えたこと。

「他の人はいいけど、俺は、駄目なんだ。俺は…この世界に居場所が欲しくて仕方がなかった友達を…殺したから」
「俺はあいつを倒すことであいつの生き方を否定したんだ」

攻略本で「ロイドとユアンは最初は問答無用でラタさんをコア化して扉に封じようとしてたけど、エミルの存在があったから、それは見送った」みたいな記述があったんですよ。じゃあエミルという人格ってどうして生まれたのかな?って考えた時にそれに関わってるのがロイドなら萌えるなあと。エミルがラタさんの人格を封じたことを「殺したも同然」だって言ってたけど、コア化させて扉に封印するのも同じだよね?ロイドはミトスのことがあるからきっとそうしたくはなくて、だからエミルに「生まれて来い」って強く願ったんじゃないかな、と妄想してます。

「エミルは作られた人格じゃない。ラタトスクの中にあるもう一つの心―良心なんだよ」

このロイドの台詞に違和感というか、なんかもやもやっとしてたんですがこう考えれば自分の中では納得いくかなとか。

しかしイセリア聖堂でのラタさん封じイベント見ていてふと思いました。これをラタエミ風にしたらどうなるだろう…。ええと、ほら某方のファンタジア妄想で、ラタさんがエミルを逃がしたってのを逆転の発想で…!

「やめろぉーっ!!俺の許可なくエミルに触れるなぁっ!!」(紅い電撃バリバリ)「魔族の侵食をくい止めていらっしゃるのでしょう!せめて大樹が枯れていなければこんなことには…」

なーんちゃって。エミルがどういう状況かは各自ご自由にご想像下さい(笑)

関係ないですが、この時のロイドの「エミル、俺たちにできることはあるか?」な申し出は出産時の妻に話しかける夫のように見える…(ええー!)っていうか相手切羽詰ってるから!そんな余裕ないから!

8/24

某所のジャンク絵に萌えたので…!なんかほんと毎回ありがとうございますv


「せかいは、ほろびるの?」

幼きその身で振るうには大き過ぎる剣を、その胸に抱き締め。
まっすぐな視線を、問いを。突きつけてくるのは。
マナの恩恵から切り離された世界に生まれた、こども。

かつて、大樹にはマナがあふれていた。
自分が大切に想う者たちの笑顔も、また。

けれどそんな優しい、時は。それ故に長くは続かなかった。

「…滅びる」

もっともこんなにはやくとは、思いたくはなかったが、と。
かなしげに呟いた青年の、その足元で。

「…ぁ!」

またひとつ。
世界が壊れる音が、響いた。


そして残暑見舞いイラストともう一枚のクレスとラタトスク絵を組み合わせて、今度こそふらふラタさんを…!仔クレスに「世界はいつか滅びる…だけどそれは今じゃない!」な台詞を言わせたいのです、はい。クレスはマナの恩恵から切り離された世界に生まれたからこそ、ラタトスクを支えることが出来るんじゃないかなあと妄想してます。そしてそれをロイドも望んでいたのかなあとか。

8/23

拍手でこっそり「ラタエミをお題に沿って書いてみよう!」企画はじめてみました。ちょこちょこ追加していくつもりです。一応ゲーム本編に沿って進めてるつもりですが、なにせ飛ばしまくりなのでわかりにくいかと思いますが、そこはみなさま各自フィーリングでお願いします(ええー)

ところで今更ながらに気づいたのですが、去年のプリキュアの映画で配られた小道具(=ミラクルライト)で浮かび上がるのって紅い蝶だったなと思い試してみると…。ラタさん…!(←エミルでも可)しかもこれおなかのところがハートの形してるんだぜ(笑)ますますラタさんにしか見えな(以下略)

8/19

某方の手書きブログのイラスト見て思わず走り書き…!
TOVのOP、エステル→アステル変換はすごい破壊力なんだぜ!(笑)あの衣装がまたなんともね…(←もう黙れ)


やくそくするよ。
いつかきっと、きみをじゆうにしてあげる。
ずっといっしょだって、そうしんじれば。
ぼくたちは、どこへだっていけるから。

「綺麗でしょ?」

風に揺れる太陽のような金髪と。
かつての豊かな世界を思わせる新緑の瞳。

初めて出会った時は、アステルの方が背は高かった。
白衣が汚れるのも構わず、床に跪いた、その体は。
あんなに大きく見えたのに。

「ああ…」

いつの間にか、自分は彼を追い越して。
その背中に隠れるのではなく、自分の背に庇うようになって。
それでも。

「君に、一番に見せたかったんだ」

白い衣が風をはらんで、まるで翼のように、ひろがっていく。
ハーフエルフの俺を、研究所から連れ出してくれた。
そして約束通り、世界を、見せてくれた。

つよくて、やさしい、ひと。

その時の俺はこんな幸せなときが続くと、信じていた。
アステルとふたり、どこへでも行けるのだと。
愚かにも、信じきっていたんだ。


8/5のサイバック組の過去妄想の設定使ってます。
リヒターは「じゆうにしてあげる」約束を叶えてくれたアステルさんに感謝しつつも、素直に伝えられなかったり。アステルさんはきっとすごく心残りだったろうなあ…。

8/16

ふらふらのラタさんが書きたくてしょうがないです!(何いきなり)が、そうなるとマナ不足に加えて、ロイドとエミルの消滅が必須なので、ちょっと二の足を踏んでみたり…。せめてイメージソングはどんなのか考えてみたんですが、思いついたのが「Agape」「Life goes on」「果て無きモノローグ」って…!特に最後はラタさんの独白として聴くと自分的には切なさ100パーです。ラタさん、一回人間に裏切られて居場所失くしたのに、ファンタジアではまた…うわ、なんていうか辛すぎる…。某方の呟きでのラタさんとダオスとのやり取りとか、その切なさに萌えましたよ…。んでも、実際問題ラタさんってダオスとクレス、どっちにつくんだろう?と素朴な疑問が芽生えてみたり。その辺を妄想してみたいんですが、そのためにはファンタジア復習しないと…!あ、ワタシもロイドの子孫はクレスよりもミントの方が可能性高いかと…と呟いてみる。OVAの大樹の痛みを引き受けるところとかが、もう…!

逆行もぼちぼち書きたいです。クラトスに突っ込まれるのが怖いので、きっと離脱後のテセアラ編辺りからになると思いますが。大丈夫、最終決戦でラタさんになりきったあのエミルなら、父親発覚のあのシーンのミトスも演じきれるよ…!(え、それって褒め言葉?)

8/15

前に書いた「地球へ」でパロるなら第2弾。

エターナルソードで精霊との絆のうたを奏でる、ソリストの称号を継いだ(押し付けられた)ロイドの話なんてどうだろう(ええー?)
ちなみに初代=ミトス、二代目=ロイド、三代目=クレス。 ソリストはぴったりタイツ履くのがお約束なんだぜ!(笑)

「ロイド…君は太く短い人間の生命力と、細く長く細やかな天使の精神、その両方を併せ持っている。我々天使が母なるデリス=カーラーンに帰り着くのに(以下略)」「…ソリストになるのはかまわねーけど、その服着るのだけは嫌だからな!」みたいな。ミトスは死ぬ死ぬ詐欺をしながら(笑)ロイドを構い倒すといいよ。うーん、そしたらグランドマザーはラタさん(エミルが生まれる前の)なんだろうか。

ちょっと真面目に、そしてラタのED後も少し加えて考えてみると、ミトスから差別のない世界を、という想いを託された2代目ソリストロイドはマナの庇護から切り離されつつある未来で、人間本来の力で生まれ生き抜こうとしている子孫(アーヴィング流を引き継いだ人→アルベイン流の継承者、すなわちクレス)を見守ってたりするとかどうだろう。

自分設定ではアーヴィング流が読み方が変化してアルベインになったと思ってるので。だってIrvingってちょっと加工すればアルベインって読めると思うんだ…!

下でちょっと書いてた本の話、何故かED後捏造、そして何故かミトロイ色が強くなりそうなんですが…!サンホラのハジマリのクロニクル聴いてたら、こうそんなイメージがわいてきてですね…さらに仔クレスも何故か出て来そうな…(汗)とりあえず契約の指輪は虹色の輝き(遊色効果)をもつプレシャス・オパールの中の、緋色のファイア・オパールで作って欲しいなあ。ラタさんが召還される時は蝶が浮き出るの。むしろ蝶みたいな羽をしょって出て来ても…ってそれどこの魔法少女ものですか…!(笑)そのビジュアルであの高笑いのアイン・ソフ・アウルだったらクラースさんどん引きだよ!

8/8



はにゅ~さんから残暑見舞いに頂きました!いつもありがとうございます!
多分全体見られないと思うので、みなさまお手数ですが一番下までスクロールしてもらうと矢印があるので、それで水平方向にスクロールして下さい。すみません、ブログではこれが精一杯です…。

ロイドの羽とか、色づかいとか、本当に綺麗でたまりません!表情もちょっと憂いを帯びてるのがいやほんと…!はにゅ~さん重ね重ねありがとうございました!そして残暑見舞いイラストも頂く気満々ですので!(笑)

そして実はこのイラストは本の表紙として書いてもらったものなので、本を書くならどんな話がいいかなとない頭で考えてみる。

マルタがラタトスク・コアを奪う前にロイドだって奪うチャンスはいくらでもあったんじゃ、いやひょっとして一度は手にしたんじゃないのかなーとか妄想してしまいます。でもラタトスクが世界を滅ぼさない可能性を信じて、あえてマルタの手に渡るようにしたとか。ミトスと同じように助けなんて欲しくないって言われるかもしれないけど、それでもきっとロイドは手を差し伸べると思うから。「敵を知れば知るほど、戦いにくくなる。…それでも知らないより知っていた方がいい。俺はそう思うよ」サブイベで、そうエミルに言ったロイドの、その心中を思うと胸が痛くなります。どれだけ色んなもの背負ってるんだロイド…!

そして血の粛清から半年の間、実はこっそりルインに何回かエミルの様子を見に来てたとかなら萌える。レアバードだと音うるさいからきっとひっそり翔んでくるんだよ!カラーリングがミトスと一緒だから、ルインで迫害されてるエミルを見るのは辛かったんじゃないのかな…しかも街の人が勝手にとはいえ、ある意味自分のせいだからその辺でも悩みそうな…。

本編でもクラトスみたいにちょこちょこ接触してくれれば良かったのに…あ、それはリヒターの役目なのか。個人的には前回の世界再生でロイドという器は壊れかけで、無理をしては倒れてるんじゃと妄想しているので「ロイドって敵なの?」とエミルが迷ってる時期に出会って欲しいです。うーんパルマコスタとメルトキオとフラノール辺り?

ED後は妄想記でさんざん言ってますが、ロイドにはラタさんの契約の指輪を作って欲しいです。ラタさんはそんなことしないで眠ってろって言うんですけど「器が壊れてるからマナをそそいでも無駄だ。未来にはきっとマナは足りなくなる。俺なんかよりもっと必要としている誰かにこのマナはまわしてやってくれ」って微笑まれて泣きたくなったりするといい。タイトルはAngelus Votum(アンゲールス フォーテュム)なんてどうだろう。ラテン語で天使の願いって意味を調べたら出てこなかったんで「天使」と「願い」の単語並べただけなんですが…!どなたか詳しい方いらっしゃったら教えて下さいー。


ひらり、ひらりと。
紅の蝶が舞う。

「樹を…穢さないで…!」

悲痛な声が耳を貫いた。
迷い込んだ森の中、辿り着いたのは今にも朽ちようとしている、大木。
かつては瑞々しい緑の腕を広げていたであろうそこには、枯れてしまった茶色い葉が、わずかに揺れるだけで。

「…あ…!」

ふわり、と紅の蝶が視界を横切ったかと思うと。
その幹に寄りかかるようにして座っている少年の肩にとまる。
疲れて、眠ってしまったんだろうか。
村では見ない顔だけど、このまま放っておくわけにもいかない。

「あの…、ッ!」

鋭い、踏み込みだった。
避けられたのは、奇跡と言っていいほどの。
だけど、無様に体勢を崩した今の自分では、次はきっと防げない。

瞬くことさえ出来ないこの目に焼きついたのは、緋色の瞳。
そして、彼の者と同じ彩を持つ――。

「エミル…」

泣きそうな顔で動きをとめてしまった、少年の傍らで。
慰めるように、そして諫めるように。
ひらりひらりと、その紅い蝶は舞う。

(お願い、助けてあげて)

頭の中に響く、優しい、こえ。
ああ、だから君は僕をここに連れて来たんだね。


オチがなくて申し訳ない。上の設定も少しかぶってますが、ロイドが儚くなった後、やっぱり世界にはマナが足りなくなって、扉を維持するのにはエミルを実体化させるマナも惜しいというか…。というわけでエミルはマナの消費の少ない(?)紅い蝶となってラタさんを微力ながら魔界の干渉から護っているのです。でもいよいよやばくなってきたので、クレスに助けを求めたとか。きっとクレスは契約の指輪を持ってるんだよ!(ええー)

というかあんまりラタさんがふらふらしなかった…。よしまた後日リベンジしよう、そうしよう。

8/7

某所の逆行話、ラタエミが…!(←言葉にならない)エミルの服装も好みだったりします、マルタグッジョブ!精霊的にはラタさんはやはり別格なのでしょうかね…うーん、本編ラストとか物言いが神視点だったもんなあ。というかラタさんのカッコ良さとエミルの可愛さに惚れ直しました…!続きを楽しみにしています!

そして身の程知らずにもマナ不足でふらふらのラタさんはすごく書きたいです。残暑見舞いのあのイラストは枯れかけの大樹の下でラタさんが見る優しい夢、みたいなイメージなので、ううむはじまりのクロニクルと、ロイドの契約の指輪作りを組み合わせて…(ぶつぶつ)でもこれロイドとエミルの死にネタというか消滅ネタになりそうなので、ちょっとなあ…。大体クレスさんを出すにはTOPをクリアしてないという致命的欠陥が(汗)

8/5

8/3ははちみつの日だったそうなので(遅!)ゼロスのロイドをハニーと呼ぶわけをちょっとまた考えてみる。
それはラタで言ってた「親友」って意味も「愛しい人」って意味もあると思うんだけど、もうひとつ「毒消し」って意味もあるのかなと。
神子として生きてきた時間の中で傷ついて、大人たちに毒を流し込まれ続けきたゼロスの、その毒を怖れず触れてくれた人、そして消してくれた人。それがロイドなのかなと。そういうのをエミル(もしくはラタさん)に語るゼロスと、それをきいたロイドの反応とか書いてみたかったんですが、どうにも無理そうなので、ネタだけ書き残しておきます。

下のはじゃあ8/4は橋の日なのかな?と思って書こうとしたラタさんとロイドの話の断片です。

「…橋だな」

立派でも、頑丈でもない。
けれど途切れることなく、未来へと繋がれた、その想いは。

「あいつは、生きとし生けるものすべてとの…世界との…触媒、だったんだ」

ラタさんが話してる相手はエミルでもリヒターでも…あ、大穴でクレスとか?(ええー?)ロイドって誰とでも仲良くなるよね!さすが攻略お(以下略)すべての種族とあれだけ繋がり持てるのってすごいと思うのですよ。

そしてなんだかこの頃、アステルさんとリヒターの過去が気になる罠。


ごめんね、とそいつは言った。
人は、自分と異質なものを、そして優れているものを遠ざける生き物なんだ、と。

危険だ、と制する研究所の人間を無視して。
真っ白な白衣がうす汚れた床につくのを気にすることもなく。
跪いたそいつは、まっすぐに俺を見つめ、そして微笑んだ。

太陽のような金髪と、かつての豊かな世界を思わせる新緑の瞳。
俺は今まで、こんな綺麗なものを、見たことはなかった。


攻略本見たらアステルさんとリヒターの出会いとか気になるわけですが…!だって「自分にとって何者にも代え難い存在」とか、どんだけアステルのこと好きなのかと!(笑)アンケートで素敵な歌を教えてもらったのですが、その2番がかざる的にはアステル→リヒターの語り掛けに思えてしょうがないのですよ…!一応歌詞は隠しておきますねv

白くて柔らかい翼をはためかせよう 信じればどこへでも飛んでゆけるんだから
怖がることなんて なんにもないよ 小さな 大事な願いは 
ぼくが必ず 叶えてあげる


自分なりに妄想すると、ファーストコンタクトの後、アステルさんはリヒターを自由にしてあげる、と指きりげんまんで約束したと思うんですよね。日の光に当たってないし食料事情とかも悪そうだから、その当時はアステルさんより背も低くて痩せっぽちだったりしたら萌える。リヒターはそんなこと出来るわけないだろ馬鹿が、ってすげなく追い返すんですが、アステルさんは毎日会いに来て、ちょっと絆されかかったり。でもある時からぱったり来なくなって、どうしたんだろうと心配したり、やっぱりただの気まぐれだったんだ、と諦めてるところにアステルが大怪我した、という研究員の焦った声がきこえてくるわけです。

孤独と脆さと優しさで編み上げられてる 折れそうな体をずっと抱き締めていた

閉じ込められてるリヒターが自分からお見舞いに行くことは出来ないので、アステルさんはみんなが寝静まった夜にこっそりやってくるわけです。でもリヒターは背を向けて、声をかけても何も返してくれない。やっぱ怒ってるのかな、とアステルさんはどうしようかと迷うんですが、結構行き当たりばったりな人なので(笑)とりあえず、と抱きつくわけです。そしたらリヒターがぼろぼろ泣いてて「え、どうしたの?かなしいことでもあった?」とアステルさんはうろたえてみたり。リヒターはこんな危なっかしい奴ひとりにしておけない…と今までのことが嘘のように自由になることに貪欲になるのです。そして2年後、ふたりはラタトスクの元へと…。

やがて氷のように冷たいその右手は 僕らの白い鳥を解き放していく

最後にはリヒターは世界を元通り平和にする、というアステルさんの願いを叶えたんですが、それまでの紆余曲折をやっぱりアステルさんは見守ってくれてたんじゃないかな、と。なんか人外っぽいですし(酷っ!)

そしていつかこの長い長い時を越えて 誰も知らない二人の場所へ還ろう 

1000年後、転生してたアステルさんが待っててくれたらそれはそれで幸せなのですが、個人的にはふたりで空を翔ける風になって、この星を巡るのも良いかと思います。

ゆっくりくまさんの徒然なるままにラタ妄想道中記・その5

2008-06-26 | ラタトスク小説
(ご注意!)

「ゆっくりくまさんの徒然なるままにラタ妄想道中記」とは、ラタをプレイしたかざるが心に浮かぶよしなしごとをフリーダムに書きなぐっていく、云わば日記のようなものです。ネタ帳だったり、妄想話吐き出し場だったり、感想だったり、色々ごた混ぜになりそうなので、閲覧にはご注意を。ラタ絡みの私信返信もここで行いたいと思います。バックナンバーは下記。

ゆっくりくまさんの徒然なるままにラタ妄想道中記その2その3その4

ラタでも妄想話を書く気満々の困った管理人のゲージ上げに協力する→ 大樹ミトスの未来のために!

ラタ面白いよね!でもちょっとひとやすみ、の間にアンケートにこたえてみる→ しょうがない、こたえてやるか…

10/21

久々に某忍者漫画を読破した影響で、ちょっと考え付いたラタエミ+ロイドのお話。

マナを生み出す大樹を護る一族の主がエミルとラタトスクとかどうだろう。お約束の双子が不吉設定で、エミルがお兄さん、ラタさんが弟なカンジで。ラタさんは大樹との感応力が強いので、年寄り連中の画策により地下屋敷に幽閉されるみたいな。で、ロイドですが、元ネタに沿って上忍家で忍頭のアウリオン家の嫡男。でも諸事情により母方のアーヴィングの姓を名乗っています。実は大樹との感応力は一番強かったり。それは何故かというと主の血統だからということで。それがどうして臣下に下ったのかは、一族のトップシークレットで謎に包まれております(←考えてないだけとも言う)

エミルとラタトスクにとっては兄とも父ともとれる立場のロイド。若いけど、表も裏も任されるだけの信頼を得ているのです。攻略王だから!(こらこら)けれど穏やかな時は長くは続かず、一部の過激派により大樹は暴走。それをとめようとしたロイドはいつ目覚めるともしれない眠りについてしまいます。でも魂の一部を獣の姿に変え、エミルとラタトスクを見守ってたり。

緊急事態ということで地下屋敷から開放されたラタトスクは、泣いているエミルを一喝し、ロイドを目覚めさせる為、旅に出ることを勝手に決めてしまいます。さあ、ふたりの珍道中の行く末や如何に!

あれおかしいな、いつからこんな話になったんだろう…?(笑)
ゼロロイで主従ものはパラレルで書いたので、ラタエミとロイドだったらどんなかな?と思いついたままを書き連ねてみましたー。後悔はしていない!(ええー)

10/14

ラタでゼロロイってなんか思いつかなかったんですが、書きたい話がぼちぼち出て来たカンジ。TOSのラストでのオリジンの「エクスフィアで強化していても(ロイドの)体がもたないだろう」ネタは昔いっぱい書いたんですが、またもやそれネタで。

もともとロイドはエクスフィア探しの旅には出ていなくて、大樹の下で静養してたとかなら萌えるなあと。そしてそれを知るのはゼロスのみ。うーん、一応少しは旅をしていたとかでもいいかも。で、体の中ぼろぼろなのに敢えて見て見ぬ振りをしてきたロイドは、雪の中で血を吐いて倒れてしまって、ゼロスが半狂乱になったりとか。で、まあ色々あってユアンがロイドを引き取りにくるのですよ。生みの親であるロイドが傍にいないと大樹の生長が遅れるとかなんとか理由をつけて。で、このままじゃ旅なんて出来ないとふたりは身に沁みたので、涙を飲んで一時別れるのです。

マーテルからの依頼って言うけど、あれはきっとユアンからだったと思うよ。親友から「頼む」と託された息子を、再び戦いに赴かせる気持ちってどんなんだろう。で、見かねたマーテルが「私が依頼したことにしましょう」とかそっと手を重ねてくれればいい。

で、ロイドは神子んびに捕まった(?)時に、その辺を問い詰められる、と。ユアンに詰め寄るゼロスも見てみたいかも。というか本当にロイド苛めるの好きだな、自分。そんなことを思った秋の午後(笑)

後はパルマコスタで、ショコラの商売道具(?)のたらいにもぐりこんで、しばしの休息を取るロイドの話とか、血の粛清の報告をするゼロスを見ていられなくて、ゼロスの報告の中に出て来る「ロイド=アーヴィング」という単語を、真っ赤になりながらも執拗に「ハニー」と言い換えていくテセアラ王の話とか、妄想だけが頭に降り積もっていきます…。ちょっとした小話は好きだけど、うまく書けないのが切ないなあ。

10/7

こちらではお久し振りです。危うく1ヶ月経つところでした、危ない危ない(笑)
ラタトスクで書きたいネタはあるんですけど、どうにもまとまらないので書き出すだけ書き出しちゃおうと思います。

・時間軸はエミルがラタトスクだと自覚するアルタミラのあの辺。この前書いた「痛みの在り処」の設定でひとつ。ラタさんとエミルは互いにその存在を知っていて会話も出来る、みたいな。
・自分の正体にショックを受けたエミルは、ふらりと宿屋を飛び出しパルマコスタに。街外れに迷い込んだエミルは、そこでロイドに出会う。
・確かショコラを見つけた時たらいのそばにいたように記憶してるので、そこに疲れたロイドがたまに羽を休めに来てるといいなと。
・ショコラから「もう家に戻らなきゃいけない時間だけど、なんだかロイドの具合が悪いようで心配だ」と言われたエミルは後を引き受けるのです。
・もう触れても大丈夫なのですが、前のトラウマでエミルがためらってるうちにロイドがずるずるともたれかかってきたり。
・すっかり力の抜け切ってしまった自分より大きい青年を運ぶのは無理、と途方に暮れるエミル。
・そういえばラタトスクは瞬間移動みたいの使えたよね?とラタさんに泣きつくも、契約しなきゃ無理だと言われてしまいます。
・エミルの血か唾液をロイドに飲み込ませれば、仮契約くらいは出来るだろ、ということでチャレンジするのですが、口元を舐めるくらいが精一杯。
・業を煮やしたラタさんが、ロイドにうにゃうにゃして唾液を飲み込ませ(笑)仮契約完了。
・ロイドが心配でその行方を捜していたゼロスがその様子を見ていて昼ドラ路線まっしぐら!な予定はありません。でもラタさんなら見られてても、むしろ見せつけるだろうな…でもってにやっとか笑いそう。

なんか久々なのにこんなネタ垂れ流しちゃってすみません(汗)

9/11

手書きブログでエミルの着せ替え企画ってどうですか?な記事を拝見して、思いついたネタ。

某○宿の高○フルーツパーラーには女の人同伴じゃないと入れないらしい。運悪く女性陣は違う街へとお買い物。ここには次はいつ来られるかわからないので、どうしても今食べたい!とエミルが泣きついたのはゼロス。「んー、じゃこーすりゃいーんでない?」女装させられそうになったエミルは「そんなのやだよ!」と拒むものの「でも…」と未練たっぷり。そこへやって来たロイドが「どうしても食べたいのか?」って言って、代わりに女装してくれるのです。漢前だから!(笑)で、ロイドさんだけにそんなことさせられません!なエミルも結局は女装して、ゼロスは両手に花状態とかね。でもラタさんが出て来たらエミルめっちゃ怒られそう…。

今回お話を書くのにラタエミソングを探してみたんですが「深紅/島谷ひとみ」とかどうかなと。個人的には、本編中でもED後でもいけそうな…。

深紅の炎 目覚める空 私がここにいるシルシ
あなたに今 刻むように 無垢な花になって歌う

なイメージのイラスト描きたい…。自分に絵心があればなあ。せめて頭のイメージをそっくりそのまま映し出せる機械があればいいのに。

9/9

このかざる=カザールには夢がある!(何いきなり2弾)

表にも書きましたが、ちょっくら本を作ってました。本作りって楽しいですね!と、そこで考えたんですが、日頃お世話になってるみなさまからイラストを頂いて、そのイメージで小説を書いて、プリンター印刷本にして送ろうかな…その人のためだけの世界にたった一つの本を贈れたらいいな、とか。字書きさんで絵は描けないよ!という方には好きな歌とか、こんなシチュがいいよとか教えてもらって…とか。ただこれって自分が感じたイメージそのままで作成するので、どんなのでも受け容れるぜ!な方でないとなあ…大体リクエストまだ終わってないし、と断念したのでした。リクエストが終わったら、募集してみようかなあ…。まだ先の話ですが、クリスマスプレゼントっていうのもいいなあ、と憧れと野望だけは持ち続けているのですv

さて、エミ(ラタ)ロイが10票越えたらやってみようと思ってたアンケートを設置しました。よろしければご協力お願いしますv

そういえば次の本のラタエミって絡み入ってもいいのかな…とぼそっと呟いてみる。えと、大樹に寄りかかって眠ってるロイドの目の前で、嫉妬するラタさんに羽交い絞めにされたエミルのその後で迷ってるんですけど…。やっぱお茶を濁すべき?(笑)

9/3

あんざいせんせい、俺、ミトロイでラタエミな本が出したいです…!(何いきなり)

いやあの、姥桜フォースでは「GOTTANI!」出しましたけど(おかげさまでみんな嫁に行きました!ありがとうございました!)個人でも作ってみたいなあと。せっかく素敵な表紙も頂いたことですしね!(ぐっ)菜園合わせわせと言いたいところですが、それはさすがに無理っぽいので…こ、今年中には出せるように頑張ります、はい。

とある方にこっそり私信。
原稿お疲れ様ですー。後は表紙ですか!うう、楽しみに待たせて頂きますね!不良貴族も!(笑)なんか暑さがぶり返してちょっと体力奪われる日々ですが、体調に気をつけて頑張って下さいvふらふラタさん、書きあがりましたがなんだかよくわからない代物に…(汗)あ、あと残暑見舞いイラスト、勝手に挿絵に使ってすみません。いつも事後報告で申し訳ないです。都合悪かったらいつでも言ってやって下さいね!ではではv

9/2

アンケートでじりじりと票を伸ばしているエミ(ラタ)ロイですが。みなさまはどのようなのを求めてるのだろう…とちょっとどきどきです。前にアシュルク+ロイドでちょろっとネタだけ出した「ロイドの服を脱がしっこする」とかかわいくていいなあとか(ええー)いやむしろラタさんとエミルが喧嘩して、その延長でどっちがはやくロイドの服を脱がせるか!みたいな流れになって、興味津々なマーテルと教育的指導!なユアンも織り交ぜて…、とにかく平和な頃の大樹の話を書いてみたいなあ。

ルインでのトラウマで頭撫でられるとびくっとしちゃうエミルの話とか書きたい。すいませんって怯えるエミルに「上からだと駄目なんだろ?だったら…」って、どこか高いところに座らせるか立たせて、ロイドが下から背伸びして撫でてくれるの。んで足グキッとしてよろけちゃって、エミルが支えようとするんだけど失敗、ロイドが「ご、ごめんなエミル」って飛び退こうとすると、腕をがしっと掴まれて引き戻されるのです。にぃっと微笑むエミルの瞳は赤く…ラタさんならきっと色々御礼してくれるよ!(笑)え、これってほのぼの…?

あ、コメントででもこういうのが読みたい!と教えて頂ければすごく嬉しいです。エミロイどこにあるんだろう…。ちょっと探す旅に出てきます(よーそろー)

9/1

ゆめを、みる。とてもかなしいゆめ。

その人は、大きな木に腰掛けていた。
たったひとりで。

はらはらと散る、生きる力を失った枯れ葉。
せめて、と伸ばした手を擦り抜けて、大地へと還るそれを。
光を失った緋色の瞳が、じっと見つめている。

この世界はいつか滅びるのだという。
自分によって理が変えられ、マナの恩恵から切り離されたからだと。
そう、彼の人は言った。

そして。
精霊ラタトスクの封印が消えれば、人は魔族に支配されるだろう、とも。

(お前は、どうする?)

ああ。
幼かった自分が振るうには、大き過ぎる剣に視線を走らせ。
静かに問うた彼の人に、自分はどんなこたえを返したのだったか。

(…そうだな。戻りたい場所があれば、人は戦える)

ふっと口元だけで笑んだ、その人の。
合わせられた手の、卵の形にも似た、柔らかい檻の中に在るのは。
瑞々しい、緑の葉。

(俺は…)

その、ちいさな呟きを。
最後まできくことは、叶わなかった。

「…ッ!」

階段を踏み外したような衝撃と共に、少年の意識が覚醒する。
そのいまだ定まらぬ、視線の先で。

まるで彼の人の瞳の色を写し取ったような、緋色の蝶が。
ふるり、とその身を震わせた。


◇「せかいは、ほろびるの…?」から、ちょっと大きくなったクレス視点。ふらふラタさん本番は今日中に書けると、いいな…!(←大分弱気)

8/31

はやいものでもう8月も終わりですね!
ふらふラタさん書きたかったのに、最後まで書けなかった…!(泣)ので、せめてちょこっと抜粋。

避けそこねた刃が、こめかみを掠った。
視界が、真っ赤に染まる。
ずっと傍にいてくれた緋色の蝶は、消えてしまった。
まるで、世界に溶けてしまったかのように。

変わらぬ人間の行いに、絶望した俺は、もう。
あの頃のようには笑えない。だから。

お前の姿が。
…見えないんだ。

マナが少なくなってるので、扉の封印が綻びつつあって、その隙をついて魔族がこっちにちょこちょこ出て来てる、なカンジでひとつ。倒れたラタさんの口に雀の涙の水を必死に運ぶ蝶エミルも書いてみたい…!


アンケートに2項目を追加してみました。好き勝手書いてる管理人ですが、やはりみなさまの反応は気になりますので、よろしければご協力をお願い致します。あの、コメントも大歓迎ですので!お気軽にしてやって下さい。元気出ますので!

今は菜園合わせの原稿している方多いのですかね…?なんか大雨で色々大変ですが、みなさま頑張って下さい!

逆行モノで考え付いた話。
昔、エクスフィアの成長を抑えるためにロイドにネックレスをあげるミトスの話を書いたのですが、それをなんとか使えないかなとか。某所の逆行話ではエミルが持つ蝶のネックレスにはマナを集める加護を付加されているそうなので、その設定をちょっとお借りして…。

ミトスとの決戦前に、宿屋に泊まる一行。エミルはロイドの胸元に揺れる、翼の形をしたネックレスに気づく。自分も同じようなネックレスを持ってるので、嬉しくなってロイドにそのことを話し、誰からもらったのか、と訊くエミル。困ったように笑うロイドは「たいせつな、ひと」と小さく呟く。「ちょっと体の調子が悪い時があってさ、御守にって、くれたんだ。今は遠くにいて、会えないけど…」エミルはすっかり嬉しくなってその人にはやく会えるといいね、と励ましてくれるのです。ロイドはエミルの話を穏やかな笑顔で聞いてくれるんですが、エミルは話し疲れて眠くなってしまって、ベッドに横になるのです。眠りに落ちる瞬間にきこえてきた言葉は。

「もうすぐ会えるよ、だけど――」

おれは、そのひとを。
ころさなくちゃいけなんだ。

翼を握り締めた、その手を伝い落ちたのは。
赤い血か、それとも透明な涙か。

そのこたえは。虹色の翼を持つ、天使だけが知っている。

うーん、ミトスを絡ませるとどうも暗い話になっちゃうなあ…。何故だろう…。

後はアンケートでじりじり票を伸ばしているエミ(ラタ)ロイ。
ほのぼのもいいんですが、何故か思いつくのは暗い話な罠。

エミルがコア化するには大きな衝撃を加えればいいってことで、ハイマの崖から飛び降りようとする話、とか…(こらこら)ロイドにしてみたらそこはコレットが死を覚悟して飛び立った場所で、結構なトラウマになってるわけで…。そこでエミルは世界が救われるためには、自分がコア化して扉の封印になるしかないと飛び降りようとします。ロイドは「みんなは新しい世界が生まれるのを願った。だからラタトスクは…エミルは、みんなに望まれたからここにいるんだ」と説得しようとするのですが、エミルは静かに首を横に振るのです。「嘘だ。『僕』の誕生を願ったのは、貴方だけだよ、ロイド」ミトスのことがあるから、ラタトスクをコア化して封印することをユアンから提案され、頷きながらもロイドは心の底ではその実行を嫌がっていた。「だから僕が…『エミル』が生まれた」でももう迷っている時間はない。貴方の願いを叶えたかったけど…ごめんね?と言いながら、崖から身を躍らせるエミル。ロイドは咄嗟に飛びついて、翼で助けようとするんですけど、リヒター戦の傷がまだ治ってないのと魔界の瘴気の影響で、バランスを崩して落っこちてしまうのです。で、その時に翼がぼきっと折れてしまって、でもあまりの激痛に気も失えないとか。エミルは…どうするんだろう、驚きはしない気がする。むしろそのまま地面に体を縫いとめてそのまま(以下略)あれ、なんでこんな黒い子になっちゃったんだろう。

というかエミロイって需要あるんですかね…?そして一線越えても大丈夫なのかなあ?なんかこのまま話進めると、カイスタみたいになりそうで怖いんですけども。そうするとリオンポジションでゼロスも出てくるのかな。隙あらばコア化しようとするエミルをとめるために体を差し出すロイドとか、それを見てしまうゼロスとか。あれなんか昼ドラ路線…?というかラタのゼロスってどう書けばいいのかいまだに掴めません、ううむ。

8/25

ロイドとエミルの擬似親子ものとかやりたい。ラタ発売前にちょっと妄想してたものの焼き直しで。

ほらラタさんってデリス・カーラーンにノルンを置いてきたじゃないですか。その立場が逆で、ラタさんが新人(?)だったらどうかなとか。力はあるんだけど、暴走させちゃってうまくマナを操れなくて、降りて来たエルフにけちょんけちょんにけなされちゃうの。「ノルンさまが来れば良かったのに」みたいなことを陰日向で囁かれ、でも自分が未熟なのは事実だから言い返せないとか。で、大樹は枯れちゃって、エルフからの恨み言に耐え切れなくなったラタさんは大いなる実りを残して眠りにつくわけです。

で、世界が再生されてラタさんも目覚めるんだけど、既に宿り木は人のもの、護ろうと思ったエルフは壊滅状態でパニクってしまうとかどうだろう。リヒターとアステルがやって来ても怒るどころか怯えちゃったりとか。で、テネブがこれじゃいかんっていうことで、ギンヌンガ・ガップから連れ出すわけですよ。

で、すべてを忘れちゃったラタさん(外見年齢6歳~7歳くらい?)はルインで拾われてみたりとか。魔物に護られてたから、街の人からはやっぱり嫌われてて、水汲みとか薪割とか名作劇場の主人公ばりにこき使われてみたりね!で、そこに通りかかったロイドが「こんな小さいのに、そんなになんでも出来るわけないだろ?」ってラタさんをひょいと抱え上げるんですよ。ラタさんは記憶はないというか深いところに沈めてるけど、昔言ってもらいたかった言葉をもらって、ぽろぽろ泣いてしまうのです。

で、ラタさんをルインから連れ出したロイドは、エクスフィア探しの旅をしながら細工物売って路銀稼いだりとか、まあ色々なことをしながらラタさんに世界を見せていくのです。

とかいう話をふと思いついたので、ネタだけ走り書いときます。ここまでお付き合い、ありがとうございましたv

ゆっくりくまさんの徒然なるままにラタ妄想道中記・その6

2008-06-26 | ラタトスク小説
(ご注意!)

「ゆっくりくまさんの徒然なるままにラタ妄想道中記」とは、ラタをプレイしたかざるが心に浮かぶよしなしごとをフリーダムに書きなぐっていく、云わば日記のようなものです。ネタ帳だったり、妄想話吐き出し場だったり、感想だったり、色々ごた混ぜになりそうなので、閲覧にはご注意を。ラタ絡みの私信返信もここで行いたいと思います。バックナンバーは下記。

ゆっくりくまさんの徒然なるままにラタ妄想道中記その2その3その4その5


ラタでも妄想話を書く気満々の困った管理人のゲージ上げに協力する→ 大樹ミトスの未来のために!

ラタ面白いよね!でもちょっとひとやすみ、の間にアンケートにこたえてみる→ しょうがない、こたえてやるか…

3/2

ラタを「聖闘士星矢 THE LOST CANBAS 冥王神話」でパロったら、な箇条書き。や、あの話最初舞台イタリアだからパルマコスタに似てね?→本編じゃあんな出会いで後半しか接点なかったけど、ロイドとエミルが最初から友達だったらいいよな、と。後は「LC版冥王神話で冥王」MADがツボにはまったので…!思いつくまま書いてるので、元ネタ知ってる方でも読みにくいかと…すみません。

・エミルは普通に絵とか描きそうなので、そこは元ネタ通りで。
・孤児院ではふたりは年長さん。ロイドは細工物作って売って、こっそり家計(?)を助けてるといいよ。
・冥王ハーデス=ラタトスク。本体はコアでギンヌンガ・ガップに隠されている。その理由は先の聖戦で人間に傷をつけられたため。エミルはラタトスクが地上で力を振るうための器。
・魔物が街の人々を襲う事件が起きる。その牙は孤児院にも及び、子供達をまもるために無意識に天使の戦闘能力を垣間見せるロイド。
・それを見ていた四大天使(元ネタでいう黄金聖闘士)のクラトスは、神子の天使(=聖闘士)にならないかとロイドをマーテル教会へと誘う。
・「強くなって、天使になって、またお前を守りに帰って来る。約束だ!」
・あれそうするとアテナはゼロスになっちゃうよ…!(笑)いやコレットでもセレスでもいいけど!ウチのサイト的にしっくりするのはゼロスかなと…!

というわけでこっそり冥王MADを紹介。流血&残酷表現ありです。ご注意を。


漫画本編もOVAもおすすめです。興味を持たれた方は是非!

11/6

ラタって学パロ似合いそうだよね!というのは巷で言われてることなのですが、ちょうど学園祭の季節だし、ゼロロイ+ラタエミでバンドでも組んでまえばいいんでない?とかわいそうな頭で考えてみました。うーん、ラタエミは鏡音リン・レンコスで、ゼロロイは…昔懐かしいTWO-MIXコスで!多分みなさまわからないかと思うので、公式PVをこっそり紹介しておきます。

【PV】TWO-MIX「WHITE REFLECTION」


ところでロイドって歌は上手いのか下手なのかいまだにわからないんですけど、それに関する公式設定ってありましたっけ?なんかミトスがロイドに歌のレッスンするとか、踊り教えるとかそんなほのぼのが読みたい…って、なんでこんなにミトロイ熱が上がってるのやら(笑)

10/22

ちょこっと走り書き。

「ハニーはいーい先生になれそうだねえ」
「俺が?」
きょとん、と鳩が豆鉄砲くらったような顔で見上げてきたハニーは、からかわれたと思ったのか、そのまま、むむ、と眉間に皺を寄せた。
「こーら、拗ねないの」
つん、と強めに眉間を突ついてやれば、ころん、と転がる体。
そんな些細なことでさえ、みんなの前じゃクールを装ってるロイドが、自分に気をゆるしてくれるようで、なんだかとっても愛しい。
「知識じゃなくて、さ…生きるのに必要な何かを、ハニーなら教えてやれそうな気がするのよね」
世界再生後の新時代、これからを生きる、子供達に。
きっとハニーなら、揺らがぬ光を、与えてやれる――。

「…殺したのに?」

静かな、声だった。
「たくさんたくさん、ころしたのに?おれは…おれの、せいで…!」
ひく、と喉が痙攣する。
陽の光の下、あんなに健康そうに見えた顔色は、今はすっかりあおく。
そして。
怯えるように空を彷徨う鳶色の瞳から、雫が零れる、前に。

「…お前、こいつに何を言った」

まるでロイドを傷つけるすべてのものからまもるように、ふわりとその顔にかけられたマフラーの、その主が。
すらり、とその腰の剣を抜いた。


ちょろっと思いついたもの。ロイドはその身を持って生きることを教えてくれる、いい先生だと思う。ゼロスとエミル(ラタさん?)のシリアスな対決をちょっとやってみたかったんだ…!


キミへの架け橋

2008-06-18 | ラタトスク小説
◇19歳ロイドと仔リッドの話。んでも最初は何故かキール視点です(笑)

「ステキ☆界面世界」の高声はにゅ~さまのご好意で頂いたイラストを、挿絵として使わせてもらっています。
いつも本当にありがとうございますなのです!


ゆめを、みたんだ。

くらい暗い、森の中。
そんな怖いところにリッドはたったひとり、残された。

あたりには何もない、誰かに切り倒された大木だけ。
まるであの日のおじさんのように、動かない。

見上げても、木々に覆われた空は見えず。
とうとうリッドは、ぺたりと座り込んでしまった。

だめだよ。
土は冷たいんだ、このままじゃ凍えて死んじゃうよ。

けれど僕の伸ばした手は、その体を擦り抜けてしまって。
ああ、僕は。
また、助けてあげられないの?

誰でもいいから、リッドの傍にいてあげてよ!


「きーる?」

呼ばれた、気がした。
あの、泣き虫の幼馴染に。

でもそんなはずはない。
あいつは、壊れてしまったのだから。
自分のせいで。

「どうした?」

気配を察したのか、前を歩いていたロイドが振り返る。
なんでもない、と言わなければいけないのに。
喉がなんか重苦しくてどろどろしたものにつぶされてしまったみたいに。
どうしても声が出なかった。

「…一休み、しような」

ロイドの大きくて、あたたかい手に引かれ。
切り倒された大木に、リッドはそっと腰掛ける。
見上げればそこにはあおい、そら。

「ともだちの、こえ。きこえた、きがした…」

まるで何がが落ちてきたかのように、ぽっかりとあいた木々。
ロイドは、異界から来たのだと聞いた。
最初はその記憶さえ定かではなかったのだ。
けれど、こどもを護れなかったと泣き、そのことを酷く悔やんでいた。

「そうか」

きっと、俺もキールとはもう会えない。
護れなかったから。
俺達はふたりとも、大事なものを失い過ぎて、だから。

その左手に煌く、青い色の宝石にそっと手を這わせる。
ロイドの、だいじなもの。
なら、その色を持つ自分のことも、少しでも大切に思ってくれるのだろうか。

「なら、どこかで、見ててくれてるのかもな」

ふわりと髪を撫でる手。
頭に感じる、心地良い重み。

「うん、そうかもしれない」

教えてもらった。
自分がまだ、こどもだってこと。
泣きたかったら、泣いていいこと。
大人を、頼ること。それから、それから――。

わらう、こと。



その時。驚いた顔のキールが、一瞬だけ。
見えた、気がした。

俺、しあわせ、だから。
だから、心配しないでくれよ。
大丈夫だから。
お前は、辛いこと全部忘れて、いいから――。

(俺、いなくなるのには、慣れてるから)

頭を抱えるロイドの、腕の力が。
ほんの一瞬強くなったのには、気づかぬ振りをしたかった。


ラシュアンは遠い。
だから、これは夢だ、夢なんだ。
だけど。

初めて見た、リッドの年相応の笑顔は。
ずっとずっと頭に焼きついたままだったんだ。


そう、彼と思いがけず再会する時まで――。


◇はにゅ~さんから素敵イラスト頂いちゃいまして、そのイメージでがーっと書き上げました…!仔リッドの笑顔いいよね…!ロイドが手袋外してるのもツボでした!いつも本当にありがとうございます!またメールしますね!そして教えて頂いた「tune the rainbow/坂本真綾」イメージソングにさせてもらいました!歌詞が仔リッドにシンクロしてて切ないですが、なんか透明な気持ちになれる歌ですね…って、この辺はメールで書く内容だったかも…?

というか色んな人の視点入り混じりで読みにくいかも…すみません。うーん、本編はまた後で書きたいとは思いますが、これはまあ番外編みたいなカンジで。

それでは今回も妄想にお付き合い下さいましてありがとうございました。19歳ロイドと仔リッドの組み合わせはたまらん!または、さらなる妄想を望む方がいらっしゃいましたら、下のロイドくんをぽち押しして下さいませv

ありがとうございます!

して欲しいこと、あげたいこと

2008-05-15 | ラタトスク小説
◇母の日モノです。


その日は。
今までもそしてきっとこれからも。
俺さまには、縁のない、日だった。

イセリアにあるロイドの母親の墓を、何度か見たことがある。
それは綺麗で、そして疲れた人の心を癒してくれるような、そんな場所で。
だから、きっとロイドも帰るのだろうと。
そう、思っていたのだ。だから。

「…ハニー?」
控えめにノックをし部屋に入れば、ベッドの上で身を起こそうと悪戦苦闘しているロイドと目が合った。
「…ゼロス」
「寝てなきゃだめっしょ~?」
汗に濡れた前髪を払い、額に手をのせれば。
「ん…」
与えられた冷たさに自らの熱を自覚したのか、潤んだ鳶色の瞳がそっと伏せられた。

ロイドが『その後』に熱を出すのは、これが初めてではない。
けれど今の自分は、そうならないように負担を軽くしてやることが出来る、はずだった。
実際、そうしてやるつもりだったのだ。
けれど。
「アンナさん、怒ってるかもなあ…」
久し振りで、自制が出来なかったなんてのはただの言い訳で。
本当は、渡したくなかっただけなのだ。
ああ、それは。なんて、醜い――。
「なんで母さんが怒るんだ?」
「や、だって今日は母の日よ?待ってるだろ…きっと」
「…ああ」
鳶色の瞳を一瞬見開いたかと思うと、ロイドはおかしそうにくすり、と笑った。

「ゼロス」
ぽんぽん、とベッドの上を叩き、そしてちょうど自分の前の空間を指で示す。
え、それってそこに座れってこと?
うろうろと視線を彷徨わせれば、常よりも熱い指先が、頬にそっと触れた。
「来いよ」 
ああ、何度この手が、その、こえが。
自分を引っ張りあげてくれたことだろう。
「…今日は、母の日だろ?だからさ」
とくん、とくんと。背中から感じるのは、確かな鼓動。
ベッドの上、座った自分におぶさるように、ロイドはぎゅっと抱きついてくる。
それは、だいすきだ、と言われてるようで。

「母さんにされて、嬉しかったこと…お前に、してやる」

それがアーヴィング流母の日だ。
もうあの人はいないけど、それでも。
そのつよいこころを、あたたかさを。確かに、受け継いだから。

だから、お前も怖がるな、と。離れないから、と。
耳元にそっと囁いたロイドには、多分一生かなわないと、そう思った。

その日は。
今までもそしてきっとこれからも。
俺さまには、縁のない、日だと。
そう、思ってた。

「その、俺さまもハニーにしてあげたいこと、あるんだ」

だけど。
あの人と一緒にいて、嬉しかったことだって、あったんだ。
「…話してみろよ」
そして、ロイドはなにもかも見透かしてる、顔で。
ふわりと、微笑んだ。


◇うう、うまくまとめきれんかった…。ゼロスがお母さんにされて嬉しかったことに興味がある方は「迷う背中を蹴飛ばすから」へどうぞv母の日だけど、シンフォってお母さん生きてる人って少ないなあと思いまして。ロイドも小さい頃は辛かったのかなと。でもきっと「おめえが母親にされて嬉しかったことを、おめえの大切な奴にしてやりゃあいい」とかダイクさん辺りの発案で、ロイドの母の日はこういう日になったのかなと。

というか母になったのに、うまい考察出来ないよ…!うーん、とりあえず娘が笑ってて、毎日が楽しくて、幸せでいてくれればそれでいいです。後は挨拶となにかしてもらったら「ありがとう」を忘れない子になってくれれば…って結構これは贅沢なのかな?(笑)

それでは今回も妄想にお付き合い下さいましてありがとうございました。幸せなロイドとゼロスがもっと読みたい!つか読ませろ!な方がいらっしゃいましたら、下のロイドくんをぽち押しして下さいませv

幸せ色に染まれ!せきは!らぶらぶてんきょーけーん!

かなしきいかり

2008-05-15 | ラタトスク小説
◇ラタ妄想。
クラスターエッジパロです。

ええとラタに無理やり沿わせるとロイドとエミルは和解済。
エミルがルインに里帰り(?)した、っていう設定で。


容赦なくぶつけられる石礫。
避けようと思えば避けられるけど、でも。
俺は動かなかった、動けなかった。

本当は。
自分は人間と変わらないんじゃないかって、思ってたんだ。
ラタトスクの騎士になって、大きな力を得ても。
俺の仲間はさ、誰ひとりとして怖がらなかったから。

でも、違うんだな。

『差別っていうのは、心から生まれるんだ』
今なら、ロイドの言葉の意味が、よくわかる。
いくら俺が自分は人間だって言っても、決めるのは、周りの奴らで。
だから。
「やめろ!何やってるんだ!」
駆けつけてきたロイドの姿に、みんなの目が集まる。
頭をかばっていた腕を下ろすと、俺はぼんやりと上を見上げた。
「こいつは化け物なんだ!」
「そうだ、そいつのせいでルインはこんな酷い目に遭ったんだ!」
俺がいるせいで、みんなは泣くの?辛い目に遭うの?
そうだよな。
ルインが壊れたのも、パルマコスタを焼いたのも、もとはといえば俺が――。
再び投げられる石礫を避けようなんて、もう思わなかった。
「やめろ!」
英雄の制止の言葉に、荒げた声に、周りの奴らが一瞬怯む。
その肩をそっと掴めば、どこか潤んだ鳶色の瞳が自分を見返して。
「エミル…」
「こんな石が当たったって、ちっとも痛くないよ…化け物だもん」
そう、体なんか痛くない。
けれど。

「だけどなんか…胸の奥の方がすごく、痛いんだ」

どんなに、どんなに願っても。
にんげんには、なれないから。

自分と違うものすべてを否定する、人間の視線の中で。
どうして、と呟くロイドの声だけが、空しく響いた。

(この後もエミルは「体張ってヴァンガードとめろよ!」だの「化け物は出てけ!」だの散々苛められて、我慢の限界にきたロイドがハーフエンジェルの、というかエターナルソードの力を使うのですが、その辺は省略・笑)

白銀の光がルインを覆ったかと思うと、武器や魔物の類はすべて消えうせていて。
侵攻してきたヴァンガードは、一切の攻撃手段を失い、その歩みをとめざるを得なかった。

「エミル…お前は人間だよ」

真っ白い大きな翼をその背に宿して。
天使は。自分の希む、ことばを紡いだ。
「ロイド…!」
ふわり、とその体は宙に浮き、そして遠ざかっていく。
ああ、貴方は。
またひとりで罪を背負い、この世界を去ろうとしているのか。

「おれは…」

その時のロイドの表情を、俺は一生忘れない。

ああ、その手を掴んで空から引き摺り下ろして。
お前だって、人間だろ、と。
何度だって叫んでやりたかった。

そうすれば、もしかしたら。
何かが変わっていたんだろうか。

なにもかも振り切るように、瞳を瞑り。
世界を包むように、そして突き放すように。
ロイドはその両手をそっと、ひろげた。

弾ける、白銀の光。
空より降ってくる、そのしろをそっと手のひらに受けとめれば。
それは人の熱で儚く溶ける雪のように。

自分の前から、消えてしまった。

◇死にネタのようですがそうじゃないですよー。元ネタ知ってる方がどのくらいいるのかわからないですが、これは22話「悲しき怒り」のパロです。あのアゲートの表情はちょっと表現出来ないんだぜ…!最終話のパロも需要があればやってみたいなあ…この配役でいくとロイド全裸だけどね!(笑)つかラタトスクのラストがああだったら切ないよなあ…。や、ありえないと思うけどね!

それでは今回も妄想にお付き合い下さいましてありがとうございました。エミルとロイドっていいよね!な方がいらっしゃいましたら、下のロイドくんをぽち押しして下さいませv

アンタって人はー!