MIT MBA留学日記 ~ その後

2009年6月の卒業後、西海岸で社会人生活を再開。新しいタイトルを思いつくまでこのままのタイトルで続行する日記。

MBA受験(1) - 留学決断。

2007年07月07日 | MBA受験や準備
こうすれば受かるMBA2007」への投稿ドラフトです。

なぜ今MBAを目指したのか?を整理します。

(1) 出会った超優秀な経営者達への憧れ。
米国勤務の6年半の間に、尊敬できる優秀な経営者達に会ってきましたが、その多くはMBA出身者でした。彼らの活躍ぶりを目の当たりにして、自分の中にMBAへの憧れが醸成されたのだと思います。

(2) 意思決定のスピードを高めたかったこと。
情報産業分野での新規事業立ち上げや投資のデューディリジェンスなどを通して、競争に勝ち抜くためには正しいだけでなく迅速な意思決定が必要であることを痛感してきました。正しく迅速な意思決定をするためには、①体系だった専門知識(ファイナンス、MOTなど等)の習得と、②ビジネス思考を徹底的に鍛え抜く事が必要と考え、その両方を効果的に高められるMBAを志しました。

(3) 時間を買った。
ビジネスで成功するためにMBAは必ずしも必要なものではなく、あくまで選択肢の一つです。実務を離れて学校に行くよりも、日々の仕事を通じて学べることもたくさんあると思います。ただし日々の業務には上記①②とは関係のない、いわゆる雑務も付き物。一日15時間働いても、①②の為に割ける時間はそれほど多くはないと思います。一方でビジネススクールなら、一日中そのトレーニングをやるわけですから、時間効率は断然よいはず。そういう意味で、二年という時間を投資することでもっと大きな時間を買うことにしました。

実はMBAに合格した後、本当に行くべきかどうかを再度考え込んだ時期があり、数多くの方とご相談した上でやはり行こう!と決めました。その中で一番の判断材料となったのは、MBA経験者の皆さんが例外なく「MBAの二年間は素晴らしい経験。勉強以外にも人生観を変えるような出会いやイベントがたくさんある。やむをえない事情がないかぎり、絶対行くべき」と言っていた点です。

やってみて初めて見えることがある。
人生を変えるような経験を是非たくさん積もうと思います。