家族とボストンに戻る。
日本にいれば、次男はこの四月からピカピカの一年生。親戚にランドセルをいただいた。次男はうれしくて、ボストンに帰ったら毎週土曜日に通っている日本人補習校に背負っていくそうだ。
うれしさから、帰りの飛行機にもランドセルを背負って搭乗。
空港には場違いなランドセル姿の小学生。
でも後ろ姿が颯爽としててカッコいいぞ。うん。
急用があり、日本に帰ってきた。東京滞在二日間だけの弾丸ツアー。
成田空港についた日は、豚インフルエンザの本格検査が始まって二日目だった。
空港に着くと、乗客は機内で検査官が乗り込んでくるのを待つ。
まだ十分な人員が確保できていないのか、検査を待つ機体が前に三機あるということで小一時間待つことに。
ようやく検査官が到着。
黄色の防護服を着ており、ものものしい。
まさにバイオハザード。
数人が手分けして問診表を配る中、通路に一人ずつカメラのような機械を持った検査官が、その機械を通して乗客をくまなく見て歩いている。
おそらく乗客の体温を調べて、発熱している人がいないかを調べているのだろう。
結局、ギャレーをはさんで数列後ろに、医者の診断が必要と思われる方がいたらしく(!)、乗客はみな医者の到着を待つことに。
待つこと、さらに30分。ようやく医者が到着し、問題の乗客の診察を開始。
と、機内アナウンスが。
『医師がお客さまの診断を開始していますが、どうか写真撮影はお控えいただきますよう、お願い申し上げます』
どうも、ケイタイカメラで診察の様子を撮影しようとする別の乗客がいたらしい。
振り返ると、たしかに結構な数の乗客が写真を撮っている。
やめとけよ、診察されている人の身にもなれって。
再度アテンダントのアナウンスがあり、それでようやく落ち着いたようだ。
その後10分ほど経ち、ほとんどの乗客は飛行機を降りることができたが、なんだかイヤーなものを見た気がして後味が悪かった。
礼儀と慎みが誇りなのにな、日本人は。ごく一部の心ない人を見ると悲しくなる。
ま、自分やこどもたちがそうならないよう、気をつけよう。
* 上の写真はその患者の写真でもなく、誰の顔も写ってません。
ワシントンD.C.から自宅に戻って、翌日再出発。年末・年始は知人の別荘にお邪魔し、二家族でのんびり過ごした。
ニューハンプシャーの山奥にある山荘で、外は激寒(マイナス15℃、体感気温はマイナス30℃以下!)。もう少し気温が上がれば近くにあるスキー場に行ったのだが、さすがに寒すぎということで、別荘の周りで雪遊びをしたり、家の中でのんびり子供たちと過ごした。
山荘は知人が代々受け継いできたものだそうで、1800年代の古時計とか、1900年代初頭の写真があったりして、なかなか面白い。本棚にも年代モノの本がぎっしり。眺めていたら、1940年代の世界年鑑が並んでいた。
日本の項を読んでみたが、さすがに隔世の感がある。たしか年間の歳出が46億円(!)で、うち10%強が国防費(!!)だったと思う。
ちなみにこの別荘にはテレビはあるけどインターネットは引いていない。山奥過ぎるのかケータイもつながらなかったため、完全にインターネットへのアクセスがない数日を過ごした。そんなの何年ぶりだろうか。そのおかげもあり、とにかくのんびり。こういうゆっくりした休暇の過ごし方もいいもんだ。

以前ホワイトハウスは当日整理券をもらえば気軽に中まで見学できたようだが、9/11の影響で今は何ヶ月も前から予約が必要とのこと。更に議員の推薦がないといけないらしく、当然議員のお知り合いなどいない我が家は外から見学であった。ホワイトハウスを見たいと言っていた長男は、しばらく実物を眺めた後は近くにいたリスの方が気になるようだったが。

White House Visitor Center に立ち寄った。ホワイトハウスと言っても要は官邸なのだが、さすがに世界政治・経済を動かすアメリカの官邸であるだけに見学施設も充実している。

来年1月20日にはオバマ新大統領の就任式が行われる。今年11月の一般投票(有権者による投票)で実質的な当選は確定しているので、就任までの時間がずいぶん長いなと感じていたが、これはこれで必要な猶予期間のようだ。一般投票の後、プロセス上12月初旬に選挙人投票が行われて形式上も当選。その後一ヶ月強で組閣が行われ、就任式直後にすぐ新政権が始動できるようなシステムになっている。
元々建国から約150年間、就任式は3月4日に行われていたらしい。しかし実質当選(11月)から4ヶ月も猶予があるのはさすがに長すぎる、ということで1933年に憲法改正が行われ、就任式は現行の1月20日に変更となっている。
11月から就任式までの期間、次期大統領は"President-elect"と言い、オバマも今は "President-elect Obama"と呼ばれている。
オバマ人気のおかげで今回の就任式には、全米から前例のない大観衆が集まる見込みらしい。D.C.のホテルは既に予約で一杯だとか。我が家はその歴史的瞬間をテレビで見ると思うが、直前にワシントンD.C.を見学したのは意外とよかったかもしれない。いい予習になった。
子持ち家庭がどこもそうであるように、我が家も旅行の計画は子どもの希望優先で決まる。今年もまたディズニーかな・・・と思っていたら、意外にも長男がホワイトハウスを見たいと言いだした。学校で勉強したためか、大統領選挙のニュースでよく見たためか分からないが、ナイス!比較的近場でお金かからないし、車で行けばニューヨークに寄ってうまいもの食べられる。大統領交代直前で、タイムリーな場所でもあるし、即、乗りました。
ということで、今朝サンタさんのプレゼントを開けてひとしきり騒いだあと、ワシントンD.C.に向けて出発。
途中、ニュージャージーに寄って So Kon Dongという韓国料理屋で遅めのランチ。ここは豆腐チゲ専門店で、マンハッタン近辺に住む日本人には大人気の店。二年ぶりに来たが相変わらずおいしかったです。
夜9時頃ワシントンD.C.に到着。
昨年末はオーランドで企業文化について考えましたが、今年はワシントンD.C.でアメリカの行く末と世界経済について考えたいと思います。
所要でニューヨークに来ています。
あいかわらずストリートは猥雑としていて、人は多種多様。
わけの分からない熱気をいつも保っている街。
なんか子供ができて以来、都会より田舎の方が居心地がよくなってきた。
同時に、ニューヨークや東京は、たまにきてパワーをもらう場所だと思うようになってきた。
長年お世話になっている上司に寿司をごちそうになった。
酒もずいぶん飲んだ。
少し新たなパワーをもらって、ボストンに帰ります。
夏をポッカリ空けてしまったこのブログだが、この記事を見ていて書きたくなった。
去る8月17日。
行ってきました、サザンの三十周年コンサート!(どんだけ前の話だよって感じですが)
西海岸でインターンをしている間にチケット発売があり、インターネット抽選でがんばってみたが買えずじまい。
コンサートのある8月末はちょうど東京にいる予定だったので、日程はバッチリなのに。
ダメかな・・・とあきらめかけていたのだが、後日ヤフーオークションで無事ゲット。
ありがとうヤフー。
8月に入って日本に到着したら、気のせいかサザンの曲をあちこちで聴く。
なんだかテレビでもよく特集を見るし、街歩いてても懐かしいメロディが流れてくる。
活動休止前だったから、盛り上がっていたんだろうな。
「勝手にシンドバッド」なんて街中で流れてくると、なんだか不思議な気分であった。
1970年代の曲だよ、あれ。
で、コンサートはあいにくの雨。
そして8月だというのに、肌寒い。
野外コンサートで汗だくになるのを楽しみにしていたのにな。
それでも!
やっぱりサイコーでした!
で、こんなワザ↓ を覚えたので貼り付けちゃいます。
サザンオールスターズ【真夏の大感謝祭】ダイジェスト版 1of5
サザンオールスターズ【真夏の大感謝祭】ダイジェスト版 2of5
サザンオールスターズ【真夏の大感謝祭】ダイジェスト版 3of5
サザンオールスターズ【真夏の大感謝祭】ダイジェスト版 4of5
サザンオールスターズ【真夏の大感謝祭】ダイジェスト版 5of5
15歳のころからのファンなので、カンゲキでした。
あれ、てことは、もうあれから18年も経つということか・・・ショッキング。あんまし中身変わってないと思うんだけどな。
そういやボストンに来る前に買ったあの本、その後多忙のあまりほとんど開いていなかったが、そろそろ眺めてみようかな。