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MIT MBA留学日記 ~ その後

2009年6月の卒業後、西海岸で社会人生活を再開。新しいタイトルを思いつくまでこのままのタイトルで続行する日記。

「だめだこりゃ」  ~ あるリーダーの渋みと孤独

2008年01月27日 | 未分類
先日の西海岸テクノロジートレック、長旅の飛行機の中で読もうと数冊の本を持っていった。

そのうちの一冊がこれ。



だめだこりゃ (新潮文庫)
いかりや 長介
新潮社

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一年くらい前に一度読み終わっているが、今回読んだのが二回目。

以下の観点でお勧めです。



1.ドリフファンには、その結成秘話・裏話がたくさん載っている点。

2.いかりや長介ファンには、その渋い人柄・信条に触れる事ができる点。

3.多読派には、ものの1時間もあれば読みきる事ができる点。

4.MBA Candidateには、あるリーダーの失敗や成功、そして孤独を学べる点。



このうち、ひとつでも当てはまる方にはお勧めの一冊です。

ちなみに自分が当てはまるのは、1~4のすべてです。

年末年始のごあいさつ

2007年12月31日 | 未分類

時差の関係で、今は日本では年が開け2008年、ボストンではまだ2007年のおおみそかです。





ボストンおよび米国でこれを読んでくださっている方、今年は大変お世話になりました。
引き続き来年もよろしくお願いします。

日本からこれを読んでくださっているみなさま、あけましておめでとうございます。
つたない日記ですが今年もよろしくお願いします。


学びの整理と、近しい人たちへの近況報告くらいのつもりで始めたこのブログですが、思った以上にたくさんの方に読んでいただけて、驚きつつうれしく思っています。
日記に対してのご感想はもちろん、この日記を通してご質問やご依頼をいただくことも多々ありました。
こういう新たな出会いは励みになるもので、今後もがんばってブログを続けていこうと思っている次第です。


 というわけで改めまして、ご質問やご感想はブログにコメントとして、またはメールで直接お送りください。
 アドレスは kazuaki@mit.edu です。


では、明日から西海岸にスタディーツアーに出発です!

今後ともよろしくお願いします。


準備中・・・

2007年09月19日 | 未分類
色々と書きたい事は溜まっているんだけれど、なかなか書くためのまとまった時間が取れずにいる。

そこでテーマだけ、備忘録代わりに:


- Team day, racing team case (9/14)
- Team day, feedback (9/14)
- Sushi & Japanese food party (9/17)
- Campus visit (9/18)



近いうちに書きます。

Battles of Lexington and Concord

2007年09月03日 | 未分類
今日はLabor Day(勤労感謝の日)でお休み。



自宅の裏手に、遊歩道がある。

"Minuteman Trail" という不思議な名前のこの遊歩道には、いつもサイクリング、ジョギング、散歩などを楽しむ人が行き交っていて、とてものどかだ。

左右に続く木々が木陰を作り、まだ強いボストンの日差しを遮って、涼しくしてくれる。







この週末 我が家もこの遊歩道を楽しんだ。

子供たちは新しい自転車に乗り、自分はジョギングで、遊歩道をつたって隣町のグラウンドまで行って、サッカーをした。

ああボストンっていいところだなぁと実感する一方で、この便利で快適な遊歩道はいつごろ出来たのだろう、とぼんやり考えていた。



それが今日、偶然、分かった。

用事があって北のLexingtonという隣町に行った帰り、何気なく近くの自然公園に立ち寄ったときのことだ。

知らずに立ち寄ったのだが、そこは独立戦争が始まるきっかけとなった事件があった場所だった。

記念館で、事件の概要を学んだ。


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1775年4月19日、イギリス軍はボストン郊外のアメリカ入植者たちが武器を隠し持っているという情報をつかみ、700人の部隊が武器を没収に向かう。

イギリス支配を嫌い、自由を求めていた入植者たちは、急ごしらえの民兵組織を作って抵抗を試みるが、数・装備ともイギリス軍にはかなわず、撤退を強いられる。

しかし周辺の入植者たちも戦闘に参加。

少しずつ人数の増えた民兵部隊は最終的に2万人にも膨れ上がり、イギリス軍を圧倒していく。

ついには一致団結したアメリカ民兵部隊が、イギリス正規軍をボストン湾岸まで追い払うことに成功する。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


この戦闘は地名を取って"Battle of Lexington-Concord "と呼ばれるが、アメリカ民兵部隊が行進した道が今 "Minuteman Trail" として残っているそうだ。

ちなみに"Minuteman" とは 【緊急招集兵】のこと。




自由、独立を重んじるアメリカ人がもっとも好みそうなエピソードであり、実際にもっともアメリカらしい逸話だと思う。




一方で民兵といえばすぐに思い出すのが、以下のアメリカ憲法の重要な一節。

銃犯罪が起きるたびに議論を呼ぶ法律である。




アメリカ合衆国憲法修正第二条(人民の武装権):

規律ある民兵は、自由な国家の安全にとって必要であるから、市民が武器を保有し、また携帯する権利は、これを侵してはならない。




古戦場だなんて 想像もつかない のどかな道に、この国の昔と今を見た気がした。






ちなみに最近はこんな本を読んでます。


アメリカの保守本流 (集英社新書)
広瀬 隆
集英社

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アメリカの原理主義 (集英社新書)
河野 博子
集英社

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Sloan Building

2007年08月14日 | 未分類
本来週末にアップしようと思っていた日記をアップしました。

こちらです。


以下はMIT Sloanの紹介写真。



Sloan Buildingの入り口。Admission OfficeやCafeteriaが入っているビル。



Sloan Buildingに隣接するTang Center。MBAの授業のほとんどはこちらのビルで行われる。

Feedback

2007年08月11日 | 未分類
金曜日の授業で二度目のグループディスカッションをした。

今度はメンバーがお互いのことを知ったので、打ち解けたムードで議論がスタートした。



テーマは『Lost at the sea』。

我々チームは太平洋で遭難。

自分たちがどこにいるのか、正確な位置は分からない。

たぶん、一番近い陸から1,000マイルは離れたところを漂っていると思われる。

手元に残されたアイテムは少量の水や食料、コンパス、太平洋の地図、蚊帳や燃料油、ラム酒、ロープなど15品。

これら15品を、重要な順番にランク付けすることが、グループディスカッションの課題だ。



まず個人ごとにランク付けを行った後、メンバー全員での議論に入った。
以下が わがチームの動き。

① Jorge(MITに来る前はCibibank Brazilで働いていた)と、Monica(メキシコ出身で中米でのビジネス経験豊富。独身)は、まず自分たちのランクを比較しながら議論するアプローチを取った。

② Gabriel(ブラジルのNGOで働いていた)は、「このアイテムは絶対重要。譲れない」をいうものを いくつか主張した。

③ 英語に自信のないLi(ゆっくりであればきれいな英語を話すのだが)は、控えめに議論を見守っていた。彼女は中国に戻った後は、国内のビジネススクールで教鞭を取る予定の才女。

④ Felipeは、このビジネスゲームの経験があるのでもっぱらガイド役に徹した。彼はブラジルでコンサル会社に勤めていたので、この手の議論にはめっぽう強い。


みんなそれぞれまったく違うアプローチを取っているところが面白い。



自分は最初、Gabrielと同じ②の立場でいくつかのアイテムの重要さを主張していたが、10分ほどしても余り意見がまとまらない。

しかししばらくして、どうも話がうまく進まないことに気がついた。


要は、みんな違う方向を向いて話しているのだ。

大きく分けて:


 (A) 自力で漂流ボートを漕いで生き残ることを目指す!

 (B) 体力を温存し、レスキューが来るのを待つ・・・

という二派に分かれていた。

(A)の人は地図やコンパスが重要と思っているし、(B)の人は反対に必要ないと思っている、という具合だ。



そこで自分はこれを統一することに専念した。

『ボートを漕ぐならみんなで漕ぎ、待つならみんなで待たなくては。どっちにするかをまず議論しよう。』


そこから、自分が議長の役割を担い、各アイテムの順位付けまで一気に議論した。

 = 体力温存か、脱出か?
 = ラム酒は重要か?
 = xxxをどう使うか?
 = etc etc



議論が終わった後、教授の指示でメンバー同士でフィードバックを行った。


自分がみんなからもらったフィードバックは:

 + ストラテジーの統一にこだわったのは○
 + 議論のリードもGood。
 + 議論に参加しなかった(できなかった)メンバーにもっと注意を払うべき。


なかなか面白かった。

次もがんばります。

チームワークと iPhone

2007年08月09日 | 未分類
昨日のケーススタディーの続きをクラス全員で議論して、その後チームワークの分析・考察が行われた。

チームで動くとき、人は下記いずれかの役割を担うという。

1. Idea Generator(IG)... Creative, imaginative, unorthodox, Solves difficult problems effectively.

2. Resource Investigator(RI)... Extrovert, enthusiastic, communicative, Explores opportunities. Develops contacts.

3. Co-ordinator(CO)... Mature, confident, a good chairperson. Clarifies goals, promotes decision-making, delegates well.

4. Shaper(SH)... Challenging, dynamic, thrives on pressure. Has the drive and courage to overcome obstacles.

5. Monitor evaluator(ME)... Sober, strategic and discerning. Sees all options. Judges accurately.

6. Intenal Facilitator(IF)... Co-operative, mild perceptive and diplomtic. Listens, builds, averts friction, camls the waters.

7. Implementor(IM)... Disciplined, reliable, conservative and efficient. Turns ideas into practical actions.

8. Completor Finisher(F)... Painstaking, conscientious, anxious. Searches out errors and omissions. Delivers on time.

人それぞれどの素養を持っているかは異なるが、チームとして全ての素養が揃ったとき、そのチームはとても強いそうだ。

原則どの役割の人もリーダーになり得るという。そのチームの目標・置かれた状況・時期・メンバーの属性(年齢、経験など)によって変わってくるが、それぞれにリーダーシップの取り方はあるそうだ。

そして一人が二つ以上の素養を持っていることが多いようだ。クラスで、いくつかの質問に答えることで自分の属性が分かるテストを行ったが、実際わがチームは皆二つ以上の素養が高いことが分かった。自分はIM/SH/RI/IFで高い数値が出た。

ちなみにクラス全体を見回して、Completor Finisherの素養を持つ人の数は、他に比べて圧倒的に少なかった。チームを作るとき、この素養を持った人を何とか確保するのが強いチームを作るキーポイントかもしれないと感じた。



午後から新生活セットアップに走った。

まず最初に調達したのは、iPhone



新生活には通信手段がまず必要、という全うな理由もあるが、正直それより iPhoneに触ってみたかった、というミーハーな動機が大きかった。

いやーこれ面白い。ガジェットとしての出来栄えはすばらしいと思う。
① インターフェースが感覚的ですごく分かりやすいし、ビジュアルにきれいなので飽きさせない。
② iPod、ケータイ、カメラ、インターネット、メールが全て入っているのでこれ一台で全て出来る感じ。それ自体は日本の携帯電話もそうなのだけれど、これだけ端末の存在感が際立っているものはないと思う。キャリア主導かメーカー主導か?という市場特性の違いはあるのだけれど。
③ Google map, YouTubeといったウェブサービスを、あたかもiPhone自身のアプリであるかのように統合しており、端末としての幅が広がっている。
④ 公衆無線LANに接続でき、その高速ネットワークを活用できる。


意外で、うれしかったのは、日本語のメールやきれいに読めたこと。
使っているGmailのアカウントをiPhoneとSyncさせたところ、日本語のメールがきれいに読めた。さすがに書くことは出来ないけれど。
日本語のウェブも見れるようだ。




もう一つ面白いのは、iPhoneのサービス開始はiTunesから行う点だ。通常、米国で携帯電話のサービスを開始するには、ショップで手続きを行う必要があるが(日本と一緒)、iPhoneの場合、店頭ですることは製品を買うだけ。後はそれを自宅に持ち帰って、インターネットにつなぎ、iTunesからiPhoneサービス開始の手続きをする。サービスプランもiPhone専用のプランが用意されている。何十種類もある携帯電話機の中で、まさにiPhone(Apple社)だけ『特別扱い』であることが分かる。

こういう新しいコンセプトを次々に送り出すApple inc.は、本当にInnovativeな企業と呼べるのだと思う。こういう会社のことをたくさん勉強したい。

Communication & Culture Workshop

2007年08月08日 | 未分類
今日MITに初登校!

参加したのは昨日から始まっている『Communication & Culture Workshop』というInternational Students対象のプログラム。簡単なケースディスカッションやグループワークを行い、米国式授業の進め方を学ぶ。9月からの秋学期(これが本番)に備える、言ってみれば助走期間だ。アジア・南米・欧州を中心に約60名が参加している。

実は自分はこのWorkshopへの参加は学校から要求されていない。恐らく米国に住んでいた期間が長いため助走期間は要らないと判断されたのだと思う。でも米国で教育を受けた経験はないので、自分としてはどんなものか知っておきたかったし、何より友達を作るいいチャンスだと思い、学校に参加希望を出して入れてもらった。費用がかかるのかどうか知らないけど、今のところ何も言われていない。ラッキー?

今日はケーススタディの事前準備であるグループワークを行った。テーマとなるケースは "Lost in Taiwan"。米ソフトウェア企業の極東担当セールスマネージャーに昇進したばかりの女性が、台湾市場への参入を図り大口顧客との契約を試みるが、文化的ギャップの理解が足りず失注してしまうという話。このケースを読んで『何がいけなかったのか?』『どうすれば事態を改善できたのか?』を6~7名のグループでディスカッションした。テーマがInternational Sales、しかもアジアに関わるものなので 自分にとっては入りやすい内容だった。

グループのメンバーは ブラジル人X3人、メキシコ人X2人、中国人X1人、そして自分の7名。かなりのラテンシフトで、サッカーやったら強そうなメンバーだったが議論も白熱した。ただ白熱する中にも、英語の問題で発言をためらっている中国人のLiに気づかう余裕も他メンバー全員が持っていた。みなとてもバランスが取れている。

今日のグループディスカッションの結果を踏まえて、明日は60人のクラス全員で議論をする。楽しみだ。

ボストン到着

2007年08月08日 | 未分類
先ほどボストンに到着しました。


成田空港から11時間をかけて経由地のシカゴに到着。
通関のため預けた荷物が出てくるのを待つが、一ついつまでも出てこない。
ユナイテッド航空の係員に調べてもらったところ、どうもその荷物は成田に置き去りか、他の便に間違って載せられたようだ。
クレーム手続きを行った。


気を取り直して乗継便を目指すが、ターミナル移動のモノレールが故障なのか、なかなか来ない。
荷物紛失で手間取ったこともあり、乗継時間が3時間もあったのにゲートに着いたのはやっと搭乗締切りの時間。
しかもなんと、目の前でゲートを閉じられてしまった。
疲れている中、次の便を待ちたくない。
ここは気迫のネゴにより、ゲートを再び開けさせて搭乗に成功した。
* ヨメの必死の形相がかなり効いた。


ホッとしたのもつかの間、今度は機長からアナウンスが。
ボストンの空港周辺が濃霧で着陸が不可能な状態であり、3時間は出発できないとのこと。
一度は走り出した機体は無常にもまたゲートに戻り、我々乗客は空港内待機となった。
せっかく汗だくで駆け回ってやっと乗れたのに。


こうして結局約3時間の遅れでボストン・ローガン空港に到着。
さっそく予約してあったレンタカーを取りに行くが、ここでも手違いが発生。
普通サイズのセダンを予約してあったのに、かなり大型のRV車が待っていたのだ。

しかしもうそれしきでは驚かない。
予約したセダンと同じ値段にすることを確認して、大型RV車で '妥協' した。

こうして先ほど夜の10時過ぎに仮宿のホテルに到着したのでした。


いやー順調順調!

というか、いきなり米国を満喫しています!

Globespan Capital 訪問

2007年08月02日 | 未分類
一日引越しの作業。今日も真夏日で暑い中ではあったが体を動かすのはやはり気持ちがいい。本棚やベッドといった大物を運んで腰が痛いが、いい汗かいた。

作業の合間を縫って、前々からアポイントをいただいていたGlobespan Capitalの東京事務所にお邪魔した。Globespanは元JAFCOの米国法人がスピンオフして設立されたVC。日本向けのBusiness Developmentを特色としているが、投資そのものについても米国的な運用を行う、本格派のファンドである。最近話題の『セカンドライフ』を開発・運営しているLinden Labにも出資している。

元々今日のアポイントはMBA友達のKさんからご紹介いただいたものだが、先週、偶然同社の別の方とお会いする機会があった。同僚のNくんがゴルフを一緒に回った縁でミーティングがセットされたもので、自分もご挨拶させていただいた。

さらに先日、MITの先輩方 主催の『2007年入学者を送る会』で、同社のMD, Mr.Jonathan Seeligの同級生だった方ともお会いした。Jonathanは超有名人で、MIT Sloan在学中にAkamaiの設立に参画し、卒業前にIPOさせBilionaireとなった伝説の人物だ。結局、同氏はMITを中退。ただ卒業していないにもかかわらず、MITは同氏の偉業を学校宣伝の一環にしている(らしい)。そりゃ当然あやかりたくなるよなぁ。

で、今日のミーティング中にお話した内容も人脈の連鎖。ある米技術ベンチャーのCEOを共通で知っていたり、サンノゼ界隈で活躍する日本人に共通のお友達がいたりして、へぇ~って感じだった。



     結論: 世界はつながっている。




仕事についても、非常に面白い話をたくさん聞かせていただいた。
やっぱVCって面白いよな、という思いを深くした。