MIT MBA留学日記 ~ その後

2009年6月の卒業後、西海岸で社会人生活を再開。新しいタイトルを思いつくまでこのままのタイトルで続行する日記。

最終出社日

2007年07月31日 | 未分類
今日が最終出社日だった。皆さんにご挨拶の一日。送別の品までいただき、感謝です。

↓いただいたカフリンクス。結構好きなのでうれしいです。




ここ数ヶ月で仲間となったあの人も、この人も、この人も、みなそれぞれの学校での生活をスタートさせている。

追いつきます!!

残り一週間

2007年07月30日 | 未分類
出発まで残り一週間となった。周りのみんながどんどん渡米して活動を開始しているのを横目で見て、焦りを感じていたのが一転、日本でやり残した事がないかと、逆方面でソワソワし初めてしまった。


先週以来 怒涛の出発前Socializationの日々を過ごしている。


九州帰省から帰ってすぐに最後の送別会シリーズ。職場関係の方々と楽しく飲ませていただいた。過去数週間飲み続けたおかげで今やすっかり夕方から夜にかけて体調のピークが来るようにセット完了しているが、これからはリハビリに入ります。


その間自宅では、ヨメの友達がお子さん連れではるばるニュージャージーから遊びに来て我が家に宿泊。うちの子供達は久しぶりのSleep Overで喜んでいたが、家の中は総勢5人の乳幼児で、保育所状態になっていた。そんな中に二日酔い親父が一人。。。という状態は避けたかったので、一日は飲まずに帰る。


週末はお世話になった上司&同僚と泊まりがけで茨城のロックヒルズカントリークラブに。



一泊二日で合計2.5Rを敢行した。幸せ。



初日は朝8時20分スタートで1.5Rし、夕食を挟んで練習場が終了する9時まで練習。さらに2日目も早朝6時から練習場で朝飯前の汗を流し、朝食後に最後の1ラウンドをするというまさにゴルフ三昧。この日程のおかげか、二日目ラウンドの最初のハーフはなんと42!当然自己最高のスコアであり、一気にトータルスコア80台が出せるか?!と勢い込んだが、後半は崩して(というか普段通りのスコアで)、結局自己最高タイの94でホールアウトした。最後は必ず帳尻が合ってしまう当たり、やはりゴルフは奥が深い。


ゴルフから帰った夜に弟夫婦が長野から遊びに来た。弟は最近仕事が忙しく、休みは週に一日取れるかどうか、という日々だそう。そんな中 新幹線に乗ってやって来てくれて感謝。最近 友人の結婚式ラッシュで芸の種類を増やしているとのこと。先日いただいた小力グッズを謹んで進呈した。弟よ、気合を入れて使うように。(小力グッズを下さった皆様へ:兄弟で大事に使わせてもらいます)


これだけ色々な方と遊んでいただいていれば、自ずと準備面での焦りもでる 汗。

今日から気持を完全にボストンに飛ばして準備に勤しみます。

コア科目

2007年07月26日 | 未分類
ようやくFall Termの授業科目が発表された。

この最初の学期では、主にコア科目を履修することになる。

コア科目は下記の通り。

 = Economic Analysis for Business Decisions
 = Data, Models, and Decisions
 = Communication for Managers
 = Organizational Processes
 = Financial Accounting

簡単なシラバスを読んだだけだが、"Organizational Processes"の授業が面白そう。


Subject enhances student's ability to take effective action in complex organizational settings by providing analytic tools needed to analyze, manage, and lead the organizations of the future. Emphasis on the importance of the organizational context in influencing which individual styles and skills are effective. Employs a wide variety of learning tools, from experiential learning to the more conventional discussion of written cases. Subject centers on three complementary perspectives on organizations: the strategic design, political, and cultural "lenses" on organizations.


この手の授業は、日本の従来型教育では余り経験できない類のものだろうと思う。
多くのものを吸収したい。

帰省

2007年07月24日 | 未分類
渡米前に九州の実家に挨拶に行った。九州への帰省は弟の結婚式で帰った昨年八月以来一年ぶり。いつ来ても、のんびりした風景に心が落ち着く。

今回は空港で両親と合流し、実家に行く前に湯布院で一泊した。散策の際、子供たちを連れて幌馬車に乗車。

幌馬車は湯布院観光名物の一つで、由布院駅前を出発し、約一時間をかけてゆっくりと美しい町並みと自然の中を走る。この日は30℃を超える暑い午後なのに、馬車の程よいスピードが そよ風を送り、大変心地よく、いつまででも乗っていたいくらいの快適さだった。

途中に広がる田園風景に『合鴨農法』を採用する水田が広がっていた。

『合鴨農法』とは無農薬農法の一つで、除草剤を使わない代わりに放し飼いにした合鴨に雑草を啄ばませる手法を採るそうだ。幌馬車の運転手兼ガイドのお兄さんが解説してくれたところでは、地域の若者が集まって設立したNPO、『風のはらっぱ』が、地域活性化のために始めた取り組みとのこと。新しい取り組みに当初は苦労したこの新農業も、有機栽培人気が追い風となり、キログラム当たり600円で卸す高級食材として認知され始めているとか。通常農協に卸す米はキログラム当たり200円というから、街の若手の新しい取り組みがどれだけの付加価値・差別化を産んだのかがよく分かる。

 NPOという手法。

 農業という旧来産業に新たな農法(イノベーション)の導入。

 付加価値の源泉。

 若者の意志の力。

ゆらゆら馬車に揺られながら、とても面白い話を聞くことができた。

MBA受験 (6) - レジュメ・推薦状・インタビュー

2007年07月19日 | MBA受験や準備
こうすれば受かるMBA2007」への投稿ドラフトです。

■Resume

GMAT、TOEFLのスコアが出た後、エッセイを書き始める前の11月下旬に取り組みました。自分でまずやってきた仕事をロングリストで盛り込み二枚にまとめたものを、優先順位をつけて一枚に編集して アゴスのカウンセラーに見てもらいました。カウンセラーからは一部Action verbの使い方や項目の順番に変更が入ったものの、大枠では変更なしでした。

自分はエッセイを書き始める前にレジュメを9割がた完成させたのですが、後になって考えるととりあえずロングリストの状態で残しておいてもよかったかなと思います。というのも、エッセイを書き始めるとそこで自分のセールスポイントがはっきりしだすものであり、それに応じてレジュメの内容に微調整が必要になってくるからです。また、キャリアゴールについても同様です。皆MBA受験を意識した段階で漠然とした将来の夢・ゴールについての構想は持っていると思いますが、いざエッセイを書き出すとその細部が固まっていないことに気付くはずです。レジュメの役割は、過去の実績を文書化して “Who I am” をアピールすることですが、同時に将来の目標に向かってまっすぐ歩んできた姿をアピールすることですので、エッセイ作業と行きつ戻りつしながらレジュメを完成させると、最も説得力の高いものが出来るのではないかと思います。

■推薦状

仕事関係の方 3名(日本人2名、米人1名)にお願いしました。

まずは典型的な質問(Strength & Weakness, Leadership, Teamwork, etc..)を10程度、質問集としてまとめ、推薦者の皆さんにネタ出ししていただきました。3人とも英語には問題ない方だったので、このネタ出しの段階から英語でお願いしました。出していただいたネタで十分推薦状になり得る出来でしたが、全体のバランスを考慮して、皆が重複する内容だった部分は違うネタを出していただくなど、個別にご相談させていただきました。英語に問題がない点、また三人ともかなり積極的にご協力くださった点などから、準備はかなりスムースに進みました。11月にお願いをして、1月の出願時には問題なく提出できました。但し英語に問題がある場合、または推薦者が受身的に協力してくれている場合などはさらに時間が必要と思いますので、早めの依頼が重要でしょう。

推薦状は出願パッケージ上重要なモジュールの一つですが、ネタ出しのチャンスでもあります。可能であれば推薦者の方と一杯飲みながら、自分のいいところや悪いところを率直に話してもらう機会を作るといいと思います。「あの仕事のときのこんな気遣いが助かった」とか、「あのとき本当はこうしてほしかったんだよね・・・」などという話が出てくれば、いいエッセイネタにつながるかもしれません。

■インタビュー

インタビュー前は自分をビデオに撮って癖を直すなど一応のインタビュー対策はしました。しかし出願した5校中4校のインタビューを受けた結果、練習以上にインタビュアーとの相性と、どれだけアドリブに対応できるか、の方が重要だった気がします(そのための練習、という言い方も出来ますが)。

一般的なインタビューの形式は、①Tell me about yourself ⇒ ②Why MBA? Why xxx school? Why now? ⇒ ③Question? という流れだと思いますが、ある学校などは、いきなり”Question?”から始まりました。(そしてあらかじめ考えておいた質問をしたら”詳しくは知らないのでウェブサイトを見てくれ”という回答だった笑) また別の学校では全く自分とプロファイルの違うインタビュアーで、何の話をしても盛り上がらず、且つインタビュアーがメモを取る為に一度もアイコンタクトをしてこないので非常に居心地悪い中を乗り切る必要がありました。結果的には、会話が盛り上がった学校ではいい結果が出たので、インタビュアーとの会話を自ら楽しむ事が一番大事なのだと思います。

六本木送別会

2007年07月13日 | 未分類
昨日、職場の仲間が送別会を開いてくれた。Nくんお気に入りの六本木のお店での送別会。いつもながら圧巻のショータイムの後に、皆でステージに上がり送別の言葉と特大 花束をいただいた。Nくん、すばらしいアレンジありがとう!

4月にニューヨークから日本に帰国して8月にボストンに渡航するので、東京の職場には実質4ヶ月くらいしかいなかった事になるが、とても面白い仕事をさせてもらったし、何よりいい仲間と巡り会えた。特にこの日送別をしてくれた若手の皆さんとは席を並べて仕事をする中でいい刺激をもらい、感謝している。自分は一度職場を離れるが、こういう刺激的なメンバーとは、今後も何らかの形で切磋琢磨する関係を保って行きたいと思う。

MBA受験 (5) - 出願先選定・エッセイ

2007年07月12日 | 未分類
こうすれば受かるMBA2007」への投稿ドラフトです。


■志望校・出願先の選定

GMATTOEFLが揃ったのでいよいよ志望校の絞込みです。

5校に出願しましたが、Technology・Finance・Entrepreneurshipが強い学校を志望していましたので、まんべんなく強いという意味で
MITがダンゼン第一志望でした。しかもMITはEntrepreneurship & Innovation(E&I)というVC, アントレ志望者向けのオプションプログラムがあります。追加エッセイを書く必要がありましたが、絶対これに行きたいと思い、渾身のエッセイを書きました。

Technologyという意味ではシリコンバレー在の学校にも魅力を感じましたが、
Stanfordは願書提出締切りがMITとConflictあった為スキップ。スケジュール的に無理のなかったBerkeleyには出願⇒合格。ケース中心のカリキュラムに引かれてVirginia Dardenにも出願⇒合格。後はMIT以外のトップ校で憧れるHBS / Whartonに出願しましたが、漠然とした憧れだったためか、エッセイに迫力が足りなかったように思います(HBSはInterviewなしでDing。WhartonはInterview後 Ding)。

■エッセイ

GMAT, TOEFLの点がとりあえず揃った11月下旬から始めました。TOEFL・GMATと違い最初から専門のカウンセラーにサポートを依頼することに決めていました。客観テストと違いQuestion behind questionをきちんと理解する為と、内容が独り善がりにならない為には、専門家のサポートがもっとも効果的だろうと考えたからです。更に日本人アプリカントの特性や強みを知っている、日本在のカウンセラーに頼むことも決めていました。米国に住んでいながら日本のカウンセラーと効果的に話が出来るか、という点が賭けでしたが、Skypeやe-mailをフル活用して結果的には全く問題ありませんでした。

自分がお世話になったのは
アゴス(当時プリンストンレビュージャパン)のベテランカウンセラーです。エッセイは答えのない問題に立ち向かう作業で、あくまで書き手である自分の中にしか答えはないのだと思います。よって自分自身が深く考え、書き、何度も読み直しながら答えを見つけていくのですが、彼はその【自分の中に内在する答え】をうまく引き出してくれるプロでした。彼のサポートに大変感謝しています。

GMAT, TOEFLと同じく、ありえない短期スケジュールでのエッセイ完成を目指した自分は、11月末から年明けまでほぼ毎日カウンセリングセッションを受けました。会社がある日は夜9時~10時くらいに帰宅してからSkypeでカウンセリングの開始。1時間のセッションを終えた後、朝4時くらいまでみっちり次回のセッションで見てもらうドラフトを書き、e-mailでカウンセラーに送信してから倒れるように就寝。休日は朝7時ころから夜の10時までずっとスターバックスの端っこの席でエッセイを書き、帰宅してまたカウンセリングセッション。という生活でした。クリスマスも正月もなくひたすらエッセイを書きつづけ、年明けにバタバタと4校出願しました。ちなみにカウンセリングを開始する米国時間の夜は日本時間の午前中であった為、カウンセラーの時間確保が比較的簡単だったのはラッキーでした。結果的にエッセイカウンセリングに100万円超を投資しましたが、あの時間軸を考えると必要経費であったと思います。

その他に経験を踏まえて思うところは以下の通りです。

? 思い入れ⇒エッセイの質
出来上がったエッセイは、我ながらオリジナリティのあるものに仕上がったと思います。不思議なもので思い入れのある学校向けのエッセイはピカ一の出来栄えになります。MBA受験経験のある友人に見てもらいましたが、とても面白いと誉めてもらえました。学校に対する思い入れ=エッセイの質向上、という意味で、例えばキャンパスビジットの経験などはエッセイを合格レベルに引き上げるいいエネルギーになると思います。

? 立ち位置=アメリカ人
エッセイの読み手は多様な文化を理解しながらも、あくまでアメリカにバックグラウンドがある人たちです。よってエッセイを書く間は米国人のメンタリティになりきることが大事です。日本の美徳である謙譲・謙遜はほどほどに、俺が世界を変える!くらいの勢いで夢を羽ばたかせることが大事です。そこに自分の過去(Career Progress)と現在(Why MBA? Why now?)と未来(Short/Long Term Goals)が説得力のある形で絡んでくるとパーフェクトです。

? 誰にでも必ずある独自性
ユニークネスはエッセイの中では重要です。但しそれは「xxxを達成した」「xxxの経験がある」という“結果”での差別化ではなく、「xxxと考えて直ちにアクションを起こした」とか「xxxをして人を巻き込む工夫をした」などの”過程“における差別化だと思います。これはある意味グッドニュースで、結果での差別化は難しい(多くの優秀なアプリカントの中には必ず上がいる!)一方、過程で思ったこと、取った行動は皆バラバラだから必ず誰にでも独自性があるわけです。思いつかない場合も、必ずじっくり考えれば何か見つかるはずと思います。

MBA受験(4) - TOEFL (iBT)

2007年07月11日 | MBA受験や準備
こうすれば受かるMBA2007」への投稿ドラフトです。

11月受験スコア 108 (Reading 29, Listening 28, Speaking 23, Writing 28) 
12月受験スコア 109 (Reading 30, Listening 29, Speaking 22, Writing 28)

GMATで点数が出てすぐTOEFLの勉強を開始、翌週に受験しました。米国では既にiBTに完全移行していたため、最初からiBTでの受験でした。スピーキングが入ってくることで とかく嫌がられるiBTですが、試験内容自体はより実践的になっているため、真剣に勉強すれば留学中にそれなりのリターンがあると考えて取り組まれることをお勧めします。ただしスピーキングセクションに限っては、学校側がどの程度受験上の評価対象とするのかをよく見極めてから、労力の割き方を決めたほうがいいかもしれません(後述)。

自分はリーディング、リスニング、ライティングは試験形式を見ておく程度で本番に臨みましたが、スピーキングにはみっちり事前準備をしました。以下がその具体策です。

① 模擬試験
模擬問題を作り、三つはポイントを述べられる様にすること。(三つが難しければ二つでもいいと思いますが、要は明瞭・簡潔な論理展開が重要です。) 模擬問題は、TestMagicの掲示板から過去問を拾ってきて使えます。

② 録音⇒苦手部分の把握
常に本番と同じ時間制限で練習する。自分の回答を録音して、後から聞いて不明瞭な点、苦手な点をチェックする。(ストップウォッチも、録音ツールもPCのフリーウェアであるので自分は全てPC上でやっていました。)

③ 効果的なメモの書き方
スピーチ準備の時間が相当タイトであるため、内容を聞きながらある程度構成を考えておく必要があります。そのためにメモは録音会話を聞きながら同時に体系立てて取り、即 スピーチ時に使えるように工夫しました。

スピーキングセクション25点以上を目指して取り組みましたが、結局23点が最高点でした。さらに時間をかけて練習すれば点数は上がったと思いますが、一方でこの年は世界的にCBT⇒iBTの移行期だったため、スピーキングセクションは学校側も参考程度にしか見ないのではないかという予測もあり、23点で切り上げました。実際、その後いろいろ聞くと25点以上取っているアプリカントはそれほど多くないようですし、学校側もインタビューをより重視していたようで、TOEFLを早めに切り上げた判断は正しかったようです。2007年以降に受験される方は、皆がiBTで受験する環境になるし、学校側も知見を蓄積してきているでしょうから、その辺も踏まえて学校側がどう判断材料に使うのかを把握されるべきかと思います。

MBA受験 (3) - GMAT

2007年07月10日 | MBA受験や準備
こうすれば受かるMBA2007」への投稿ドラフトです。


MBA受験を本格的に思い立ったのが9月末でしたので、とにかく時間がないのが自分の受験上の課題でした。そこでGMATがどんな試験か?を参考書などで把握するよりも、まずは受けてみることにしました。変な点を取るとそれが学校にレポートされてしまうリスクはありますが、一応どの学校も「最高点のみを考慮する」と公表してますし、とにかく時間セーブ!というのが至上命題でした。

そこで試験勉強より前にいきなりGMACのウェブサイトから試験予約をしました。2週間の試験勉強のあと、多少の自信を持って受験しましたが、結果は惨敗。少なくとも650は行くだろう・・・とタカをくくっていたのですが、570しか出ませんでした。画面で点数を見たときはボーゼンとしましたが、その場でフンドシを締めなおし、帰宅と同時に一ヵ月後の試験をオンライン予約。猛勉強に入りました。平日は会社から帰宅して夜中3時まで勉強し、休日は朝から晩までスターバックスに缶詰になりました(米国のスターバックスはこういう超長時間滞在型で勉強する人が結構います。留学後もいい勉強スポットになると思います。)。

自分の試験対策は以下の通りです。

① 教材
アルク出版の「MBA留学 GMAT完全攻略」、オフィシャルガイド、そしてGMAT-PREP(GMACのサイトからフリーでダウンロードできます)。それと単語対策として「TOEFLテスト英単語3800(旺文社)」を活用しました。他にもたくさん教材がありますが、原則これらで十分だと思います。

MBA留学 GMAT完全攻略

アルク

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The Official Guide for Gmat Review

Blackwell Pub

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The Official Guide for GMAT Quantitative Review

Client Distribution Services

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The Official Guide for GMAT Verbal Review

Client Distribution Services

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TOEFLテスト英単語3800

旺文社

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② 練習方法
1) 最初はGMAT的考え方を身に着けるため、「MBA留学GMAT完全攻略」で勉強しました。日本語でよくまとまっているし、Mathとは?Verbalとは?AWAとは?が分かりやすく把握できます。特に必須の数学用語(英語)やイディオムがリスト化されており、ここは大変重宝します。これらを覚えこむことと、例題を解いて試験形式の概略を知ることがここでの課題です。

2) 次にオフィシャルガイドでの練習に入りました。必ず一問ずつ時間を計り、本番さながらのプレッシャーの中 問題を解くようにしました。問題を解き終わったら解説をじっくり読み、間違いのポイントを把握するのが重要です。特にVerbalに力を入れ、【GMAT的思考】を鍛えました。GMATが他の客観試験と違うのは、多くの場合 選択肢中に二つ正解候補があり、そのうち「より正しい」方を選ぶ必要がある点です。よって正答と誤答の差が非常に微妙で納得できない場合もありますが、認識の差がどこにあるのかをじっくり考え【GMAT的思考】に慣れるのがここでの課題でした。尚、オフィシャルガイドは書籍としては唯一 過去問を扱っているので最上質の問題集ですが、難点は実際のGMATで出る問題よりも難易度が低いことです。MathもVerbalも、本番はもっと問題文が長くトリッキーなものが出る印象がありました。よってオフィシャルガイドは試験を受ける2週間前くらいには切り上げて、より難易度の高いGMAT PREPなどに移行した方がいいと思います。

3) GMAT PREPはGMAT運営団体・GMACのサイトからダウンロードできるフリーソフトウェアです。

問題は過去問から出ますし、難易度も現実のGMAT問題にかなり近いです。本当のGMATと同じComputer based testなので、前の問題の正誤により次の問題の難易度が変わる調整もあり、紙ベースでやるよりも臨場感があります。点数も出ます。画面上模試は二回分しかありませんが、やり直すたびに違う問題が出ます。自分は20回以上繰り返してやりましたが、常に新しい問題が出て来ました。試験前はひたすらこれを解き、本番に備えました。解答の解説がないのが唯一難点ですが、TestMagicという米国の掲示板で他受験生が書いた解説が個別に見つかることがあります。問題文の一部分をキーワードに検索してみてください。

4) AWAは自分で文章テンプレート(序文、論点1、論点2、論点3、結論)を作って記憶しておき、テスト開始と共にエッセイの枠組みを速攻で書き込む戦術を取りました。またAWAのテーマは公開されていますので、それを事前に斜めに読んでおき、質問の意味や質問中の単語が分からないものは事前に潰しておきました。


初受験から一ヵ月後、上記特訓を経て第二回を受けたところ、690 (M 48, V 36, AWA 5.5) が出ました。700以上を目指していたのでもう一回チャレンジすることに未練が残りましたが、時間的にエッセイ対策待ったなしの状況でしたから、ここで打ち止めとしました。

ボンバイエ

2007年07月09日 | 未分類
今日は仕事関係の先輩方に歓送会を開いていただいた。連日、お世話になった方々に色々なところに連れて行っていただいているが、今日は一風変わったところだった。



   アントニオ猪木酒場



その名の通り、アントニオ猪木で彩られた居酒屋だ。大スクリーンで若き日の猪木が闘う”ワールドプロレスリング(当時金曜夜8時放送)”が放映され、壁には所狭しと猪木の必殺技解説が並ぶ。リング、じゃなかったレストランの真ん中にはIWGPチャンピオンベルトが威光を放ち、メニューを見れば猪木(由来の名前をつけた)料理のオンパレード。例えばサラダを頼むと、お客一丸となって「イチ、ニ、サン、サラダー!」と叫ぶ。まさに猪木テーマパークだ。

ただでも熱い酒場だが、今のキャリアを一時停止し学生に戻る今の自分には、猪木の名言が心に染みる。



       この道を行けばどうなるのか

       危ぶむなかれ 危ぶめば道はなし

       踏み出せ

       その一足が道となり その一足が道となる

       迷わず行けよ 行けば分かるさ




こんな熱い酒場に連れて来てくれたM先輩に感謝。


そういえば昔、「タバスコを日本に紹介したのがアントニオ猪木で、彼は日本市場での独占販売権を獲得し、財を成した」という話を聞いたことを思い出した。本当だろうか?


気になったので、調べてみた。ウィキペディアによると、「プロレスラーのアントニオ猪木が経営していたアントンフーズ社が日本に持ち込んだと言われることもあるが、猪木は1943年生まれで会社を設立したのはタバスコの日本導入より後の事である。一時期、輸入を手がけていたに過ぎない。」とのこと。別の資料によると、総代理店権を持っていた時代はあったようである。

自分は商社に勤めていた経験から、当時の猪木が総代理店権を取れたということは、有力な販路を広範に抑えているか、契約当初に一定量の引取り保証(コミットメント)をしていたかの何れかだと推測する。当時猪木はフードビジネスに参入したばかりであるから、恐らく後者だったのだろう。たとえばタバスコ1万本を売れる保証がないまま買い取り、販路の確保に奔走する時期があったということだ。

ということは猪木はリングの強敵と立ち向かいながら、あんなときタバスコ保管の倉庫費用やブランド戦略に頭を悩ませ、こんなとき小売からの値下げ圧力と闘っていた可能性が高い。

やっぱりすごいぞ猪木。

MBA受験(2) - 受験スケジュール・コスト

2007年07月08日 | MBA受験や準備
こうすれば受かるMBA2007」への投稿ドラフトです。

■ スケジュール・費用
2006年9月末: 受験を決意、GMATの勉強を始める。
2006年10月:  第一回GMAT受験、玉砕。GMATの勉強を加速。
2006年11月:  第二回GMAT受験、690が出たのでとりあえず終了。
翌週TOEFL(iBT)受験、108。
スピーキングのスコアを上げる為もう一度受けることを決意。
2006年12月: 12月第一週にTOEFL(iBT)を再受験、109で(時間切れ)終了。
2006年12月~: エッセイに没頭。人生で一番睡眠時間の短い日々を送る。
2007年1月: 一気に出願。
2007年4月: 出願結果 判明。MIT含め三校に合格。

■ 費用
エッセイカウンセリング料: 約100万円
GMAT & TOEFL受験料:  約10万円
書籍費用(参考書など):  約5万円
出願料:  約15万円
旅費・交通費:  約20万円

合計:  約150万円

こうやって見ると金のかかるMBA受験ですが、自分の場合はその中でもエッセイ対策、これに尽きます。限られた時間を最大限活用するため、消化不良を承知でガンガン投資しました。GMAT&TOEFLが独学だったのでその分は費用を抑えることができました。

■ 予備校
アゴス(当時プリンストンレビュージャパン)にエッセイカウンセリングでお世話になりました。米国駐在中に受験したため、米国内の類似サービスを活用することも検討しましたが、やはり日本人アプリカントの特性・アピールポイントを知っているカウンセラーにお願いすべきと思い、日本で受験した友人が薦めるアゴスに電話で交渉し、Skypeでカウンセリングをやってもらうことにしました。この判断は正解だったと思います。カウンセラーはAM氏にお願いしました。いいものはいい、ダメなものはダメとはっきり言う姿勢が、自分の性格にも、残り時間がない状況にもちょうどフィットしており、ベストチョイスだったと思います。エッセイの代筆等は一切しないIntegrityの高い姿勢も素晴らしいです。

MBA受験(1) - 留学決断。

2007年07月07日 | MBA受験や準備
こうすれば受かるMBA2007」への投稿ドラフトです。

なぜ今MBAを目指したのか?を整理します。

(1) 出会った超優秀な経営者達への憧れ。
米国勤務の6年半の間に、尊敬できる優秀な経営者達に会ってきましたが、その多くはMBA出身者でした。彼らの活躍ぶりを目の当たりにして、自分の中にMBAへの憧れが醸成されたのだと思います。

(2) 意思決定のスピードを高めたかったこと。
情報産業分野での新規事業立ち上げや投資のデューディリジェンスなどを通して、競争に勝ち抜くためには正しいだけでなく迅速な意思決定が必要であることを痛感してきました。正しく迅速な意思決定をするためには、①体系だった専門知識(ファイナンス、MOTなど等)の習得と、②ビジネス思考を徹底的に鍛え抜く事が必要と考え、その両方を効果的に高められるMBAを志しました。

(3) 時間を買った。
ビジネスで成功するためにMBAは必ずしも必要なものではなく、あくまで選択肢の一つです。実務を離れて学校に行くよりも、日々の仕事を通じて学べることもたくさんあると思います。ただし日々の業務には上記①②とは関係のない、いわゆる雑務も付き物。一日15時間働いても、①②の為に割ける時間はそれほど多くはないと思います。一方でビジネススクールなら、一日中そのトレーニングをやるわけですから、時間効率は断然よいはず。そういう意味で、二年という時間を投資することでもっと大きな時間を買うことにしました。

実はMBAに合格した後、本当に行くべきかどうかを再度考え込んだ時期があり、数多くの方とご相談した上でやはり行こう!と決めました。その中で一番の判断材料となったのは、MBA経験者の皆さんが例外なく「MBAの二年間は素晴らしい経験。勉強以外にも人生観を変えるような出会いやイベントがたくさんある。やむをえない事情がないかぎり、絶対行くべき」と言っていた点です。

やってみて初めて見えることがある。
人生を変えるような経験を是非たくさん積もうと思います。

DI

2007年07月06日 | 未分類
先輩にご紹介いただき、ドリームインキュベータの方と会食した。

同社は三菱商事⇒ボストンコンサルティングの堀鉱一さんが創業。大企業向けコンサルティングとベンチャー企業向けコンサルティングおよび投資を行う。ベンチャー企業向けコンサルティングでは対価をキャッシュではなく株式で受け取るユニークなビジネスモデルを取っている。たった70人足らずの従業員数ながら堂々の一部上場企業で、今日会食でお会いした方によると「一部上場企業で一番早く株主総会を開催する企業」とのことだ。

今年から体系だってMBA学生のサマーインターンシップを受け入れているそうで、この秋には全米キャンパスリクルーティングを行うそうです。コンサル・VCの仕事に興味ある人にはとても面白い企業と思います。同社についてもっと知りたい場合、下記の本が参考になります。

青春支援企業 ドリームインキュベータは挑戦する

プレジデント社

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ゼンティスセミナー

2007年07月05日 | 未分類

ampmで新しいおにぎりを発見。四つ具が入って、その名も「クワトロ」

何故スペイン語?でもそのセンスは好き。

夜、HR系ベンチャー・ゼンティス主催のセミナーに出席。大感動のパネルディスカッションであった。

パネラーの方は、エディーバウアージャパン社長(Michigan)、サラトガ・パートナーズ会長(HBS)、マッキンゼーコンサル(HBS with distinction!)のお三方。語り口もご経歴もまったく違う皆さんだが、それぞれに熱い想いをこめて語って下さった。以下印象に残ったコメント。

  • ○ キャリアを積む上で気をつけてきたことは、①作ること、②売ること、③ひと、④お金、の四つを全て経験すること。
  • ○ (MBAで最も印象に残ったことは?の問いに対して) 2003年日本はまだ不況真っ只中。そんな中 90人のクラスで唯一の日本人として、日本は必ず復活する!!という大プレゼンを行ったところ、クラス中からスタンディングオベーションを受けたこと。日本人以外のクラスメート達にとって、愛国心とはそれだけの価値があるものだということ。 *間違いなくプレゼンも超うまかったのでしょうね。

○ (MBAの二年間でやっておけばよかったことは?の問いに対して) 二年間はあっという間。MBAの二年間には多くの魅力的なOpportunityがあるが、得るものを最大化するには、将来やりたいをしっかり見極めておき、実現のために自分に足りない事をはっきりさせて二年間を送るべき。

○ (将来のキャリアプランは?の問いに対して) 日本のクライナーパーキンスを作る!

○ (将来のキャリアプランは?の問いに対して) そんなに整理した回答はないです。今までは目の前にあることを一生懸命やって、一生懸命にやる中で次の道が自然と見えてきたので、これからもそうだと思います。

 

モデレータでありゼンティス副社長のKさんは、ご自身がHBSの卒業生。97年入社というから、ほぼ同期である。しかし同世代とは思えない落ち着いた語り、すばらしい仕切り。一度ゆっくりお話をしてみたい人だ。

セミナーのあとは、最近恒例となった同期飲み。セミナー参加者ほぼ全員で軽く飲んだ。MIT同期のJimmyちゃんとは初めてゆっくり語れる機会となった。人懐こく誰にでも可愛がられる愛嬌と、ビジョンを語りだした時の熱さを併せ持つ面白いやつ。一緒に戦う二年間が今から楽しみです。