【復讐の序章】 【殺戮機械】 【愛の宮殿】 【闇に待つ顔】 【夢幻の書】
(ハヤカワSF【魔王子シリーズ】 ジャック・ヴァンス 著/浅倉久志 訳)
【ダイモンズ】をやっと最終巻まで読む……あんまりにもあっけない
ラストでちょっとモヤモヤ感が。なので、もうひとつの元ネタともいえそうな
【魔王子シリーズ】を引っ張り出して再読。
住んでいた町ごと家族皆殺しにされ滅ぼされ一人生き残った少年は
【魔王子】と呼ばれ恐れられる悪の貴族達に生涯をかけての復讐を誓う。
厳密には、生き残ったのは少年とその祖父。
老人は彼に奇妙な教育を施し訓練をした。「平和な人生」ではなく
「悪人を滅ぼす」復讐の道を彼に指しこの世を去る。
ちなみに自分は【殺戮機械】のココル・ヘックスがお気に入りです。
しかも、ラストでの断末魔のシーンから。
表紙につられて(イラスト:萩尾望都)に読んだのもあってか
ガーセンやアリスなどのイメージがこの絵で固定。
萩尾先生で漫画化されたらさぞかし華麗で硬派なSF作品になって
もっと知名度も上がりそうなものなのに・・・。
【銀の三角】みたいな感じで。
同じくハヤカワSFで出ていた異色SF【ハムレット】というか、
【凶天使】(上・下)も萩尾先生のイラスト目当てで購入したくらいなので。
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