ガトゥ・ハロゥ

八犬伝と特撮と山田風太郎をこよなく愛する花夜のブログ。

真田の忍術 VS 里見の妖術  ~ジェノサイド~

2005年02月03日 00時32分05秒 | 八犬伝いろいろ


待ちに待った単行本の発売です、「ジェノサイド」
私が漫画アクション読み始めた直前までの話が載っていてラッキー。
現在、本誌では十勇士は5名、八犬士は4名判明していてちょうど半々。
絵柄は線が細くて綺麗で、少し耽美系。内容は山田風太郎の忍法帖っぽい雰囲気。
理屈通ってそうで破天荒で奇想天外で。

今のトコロ判明してる四犬士皆美形。

雑誌が休刊にならない限り大丈夫だとは思うけど、打ち切りとかになる前に
全員の姿だけは拝見したいもんです。
だって、「八犬伝」ものって必ず「未完」になるってジンクスあるもん。
又は、全員登場しないうちに最終回。そんなの絶対やだ。

では、各話ごとのレビューから。

1)千姫略奪
千姫受難。のっけから淀君にひん剥かれて全裸で磔。むごい。
そんな千姫に悪魔のささやきが。
「汝 救済を望むや」

思わず返事してしまったことによって物語開始。

「千姫を助けたらその者に姫を娶らせよう」・・・って
元祖の「八犬伝」の冒頭を彷彿させる徳川家康の言葉。

その言葉に八犬士の一人、犬塚信乃登場。
巨大な犬・八房に乗って天守閣へ。

本家の「八犬伝」ではなにかと情けない純情イメージの信乃が!

目立ってます。
すっげーカッコいいです。
そしてめちゃくちゃ強いです。淀君ぐちゃっと踏み潰し。

淀君、秀頼、真田幸村を次々とあっさりと殺して千姫をさらって逃亡。
信乃の外見ですが、これに十字架くっついてたら天草四郎ですな。
つまりはそんな感じのマニュフェスト男。女性受けしそう。

幸村の影武者を勤めていた猿飛佐助 VS 信乃。

こっちもあっさりと信乃の圧勝。

大阪城落城。
そしてこの時代は、里見の八犬士の死後150年後。

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