ガトゥ・ハロゥ

八犬伝と特撮と山田風太郎をこよなく愛する花夜のブログ。

変装  ~ 【探偵ドゥ一族】 ~

2010年10月02日 23時42分59秒 | 自己カルト的
【忍たま】を読みながらあれこれ考える。

雑渡さんの第一印象は、【不気味が走る!】(吾妻ひでお 著)の不気味先生。
いえ、あーゆー片目しか出ていない面相で、きちんと正座座りってあたりで。
【贋作ひでお八犬伝】に収録されているので見直してみたらイメージだけ
記憶が先行していました。でもどっちもヘンな人に変わりは無く。

ついでに、五年生の鉢屋三郎(変装名人。同級生の不破雷蔵の顔を借りている)
のキャラクター見ていたら、こっちは【探偵ドゥ一族】(石ノ森章太郎 著)
が思い浮かんでみたり。自称『多重人格者』の女性探偵・闇(アン)。

名無しを表す”Do”。
”動”一族の若い女性・アンとして、ある時は青年である「兄」の幻(ゲン)に、
車椅子探偵の老人「父」の無妙に変装し依頼された事件を解いていく。

かなり好きな作品。全2巻なのがもったいないほど設定も物語も面白い。
「なぜ変装して探偵をしていたか」の理由は最終話の最後のコマで語られる。

 
【探偵DoW一族】(石森章太郎 著)

【WILD CAT】がアニメ化されるそうで、お約束の他作家によるリメイク版と
して単行本が出たけれどこれも断然、石ノ森版の方がいい。
ククルククパロマのエスパーとしてスカウトされてジャングルから
都会にやってきた野生美女のネネ。無邪気でグラマーで可愛いのに超・超能力者。
あのネネは、昔の石森章太郎時代の絵だからこそ魅力ある人物。

【009ノ1】のような感じでアニメにするなら勘弁。【WILD CAT】は、
言葉遊びのような台詞回しや、少し昔のSFパロ(バーバレラとか)
が盛り込まれているのが醍醐味であり楽しさであり面白さなので。
(個人的には『トランプル』の話のテンポとノリが好き)

今、リメイク続編みたいな感じが流行っているけれど、【どろろ梵】(→【どろろ】)
【Satanikus ENMA ケルベロス】(→【どろろんえん魔くん】)、
【バビル2世 ザ・リターナー】(→【バビル2世】【その名は101】)
【PURUTO】(→【鉄腕アトム】)、【仮面ライダースピリッツ】(→【仮面ライダー】)

それなりにそれぞれ面白いと思う。特に【仮面ライダースピリッツ】。
完結まであと5年くらいかかりそうだけど、面白いから待つ。

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