ガトゥ・ハロゥ

八犬伝と特撮と山田風太郎をこよなく愛する花夜のブログ。

オルフェンズ最終話

2017年04月18日 22時45分18秒 | 自己カルト的
本当に、第一期のOPラストのぼろぼろになったバルバトスの前にたたずむクーデリアはいったい何の意味があったのか。

オルフェンズ最終話。
もうある程度予想はついたし、三日月も昭弘もガンダムに乗って殉職するんだろうなとは思っていたけど。
アトラの子供も、まあ生まれて何年後とかのエピローグがつくだろうなとは思ったけど。
三日月と瓜二つの暁がなんか気持ち悪いし、本編で語られない公式設定とかでアトラとクーデリアが
同性婚して暁を育てているとか、よくそんな気持ち悪い内容を物語の締めにぶっこんできたもんだと。

第一期を見ていたとき、もしクーデリアが男で鉄火団の一員としてガンダムに乗っていたら
「ダグラム」のクリンのようだと以前書いたけれど、「ダグラム」の最後もけっこうグダグダだったような。

さすがにかなり昔の記憶なので少しあいまいだけど。
惑星デロイアの独立をかけて「太陽の牙」は戦っていたのに、妙な感じにデロイアが独立となってしまってそのせいで「太陽の牙」とクリン達はよく判らないまま地球側から独立の敵とみなされてしまって。

でも、地球のいいとこのボンボンだったクリンがダグラムに乗って戦うきっかけを作った博士が
身を挺していろいろ尽くしたので、降伏じゃないけど「太陽の牙」が皆殺しにされる道だけは回避されて。

でもダグラムはクリン達の手で燃やされて。
燃やされることによって、デロイア独立戦争は区切りがついたという象徴とする為なんだろうけど。
だから、多少ラストに不満はあっても、物語最初からの謎として「朽ち果てたダグラム」の存在が
重要な複線としてずっと一線張られていたから、「ああ、このラストを迎える為にダグラムは存在したんだ」
と納得したんだと思う。


「オルフェンズ」は第二期がグダグダでよく判らないままにキャラが死んでいく、しかも死に方も
「?」なB級どころかC級任侠もどきだったからなんじゃこりゃ。
第一期の勢いのままに、第一期のOPのラストが物語ラストで生きるような展開になってくれれば良かったものを。
「クーデリアが『革命の乙女』として、鉄火団や裏の世界の力を借りながら、火星の独立を果たす物語」
にどうしてならなかったのか。

「ダグラム」風に、火星独立を果たした後に火星でバルバトスを三日月やオルガが破壊してもうこれは
必要なくなったエンドでも良かったのでは。

クーデリアと三日月の関係はうまく書けばかなり面白い展開になったと思うのに。
本当にこんな最終回を目指していたのなら、何故クーデリアを少女として出す意味があったのか。

「このガンダム世界では百合カップルもBLも公式なんだよv でも孤児への差別はまた別の話だからね」
……最終回後にこんな意味不明な公式設定知らされて喜ぶFANがいるのは、もうそれくらいしかあのラストでは喜べないからなんだと無理矢理自分を納得させておく。

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