ガトゥ・ハロゥ

八犬伝と特撮と山田風太郎をこよなく愛する花夜のブログ。

シノの死 【オルフェンズ】

2017年03月27日 00時20分25秒 | 八犬伝いろいろ
「鉄血のオルフェンズ」が来週で最終回。
一部にあった面白そうな要素が生かされないまま話が終わりそうなのがなんとも。

小さな展開ばかりだったので、録り溜めたままだったのが「これが最後なら」でシノが死んでしまったので
慌てて続きを見直して。
これで実はヤマギ女の子設定だったらガンダムらしい悲恋だけど、ヤマギはちゃんとした少年で。
実はもなにも声優さんも男性だし。男キャラを女性声優が演じることはあっても、その逆はさすがにありえない。
それでも、男同士のああいうシーンは話に取り入れているのが違和感。

火星モノが個人的に大好きなので、ガンダムだけどオルフェンズを視ていたようなものだから
「火星年代記」とか「スターレッド」とか、火星は迫害の歴史だけど、火星の誇りも忘れないでみたいな

”火星から旅立った孤児たちが地球でいろいろと大人社会とやりあって大団円で火星に戻ってくる”

そういう展開はガンダム世界では駄目だったのか。
というか、ガンダムって括りにしないで作れば良かったのに。
「ガンダム」じゃなくタイトルまんまの「オルフェンズ」って名称のロボット物にしておけば……。

最終回「彼らの居場所」の予告は予想通りクーデリア。

「帰りましょう、私たちの家に」は三日月の子供に言ってるような口調っぽい。
それかミスリードを狙って、死体の三日月か、「Z」ラストのように壊れた三日月に対する言葉かもしれない。
こんな展開で後日談風ラストで締めくくるのは、風呂敷を閉じれなかった証拠だ。
ラスト場面は火星の桜ちゃんの農園内に作った孤児院かな。

一部のときのEDがそのままこのラストにかぶるような展開だったら良かったのに。
物語最初のほうで感情の希薄な三日月が「農園やりたい」って、桜ちゃんのとうもろこし畑で
手伝いをやってたんだから。オルガもビスケットもいなくなって三日月までいなくなったら、もう、ね。

アトラの子供展開は思いっきりいらないお涙要素だと思う。
というか、一部で散々持ち上げられて利用されようとしていたクーデリアの存在が二部では消えたこと。
自分なりの方法で戦うとか、「火星の希望の女神」とかになって一部とは逆の展開になって火星に戻るとか
もっと、クーデリアを重要なキャラにすると思ってたのに。

これならクーデリアを女性キャラにする必要はなかったんじゃないかと。
オルガや三日月と同世代だけど、少し立場の違う仲間という位置でも良かったのでは。
ラストでクーデリアにも子供を作っていたのなら、まだ女性キャラでいる必要があったのかもしれないけど
つかず離れずでお姉さんというキャラでも、母性キャラにもなれてないのなら意味なし。

もやっとした展開で終わりそうなのが本当に残念。
キャラデザのひと繋がりで「皇国の守護者」の漫画みたいなもやもやラストだと思ったら、「皇国~」の
原作者が52歳の若さで死去したというニュースが。

なに? なにかの呪いですか?

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