「その女、ジルバ」(有間しのぶ 著)を読了。
1巻はいつも通りのノリというか、シリアスとギャグと食べ物のシーンがほどよいバランスですいすい読めて、「面白い!」と素直に感想に出来るけど、2巻の中頃辺りから戦前戦後を挟んだブラジル移民の話が重たくなってきて、読み終わるのに体力が必要だった。
それでも、ジルバの生きざまに絡んで、戦前戦後の辛酸を舐めて酸いも甘いもほどよく昇華して60、70、80代でもまだまだダンス現役で人生まだまだとしたたかに日々を謳歌している熟女ホステス達のパワーには圧倒される。
(40歳の新が「ギャル」「嫁入り前の娘」と呼ばれているのが面白い)
ラストの新がちょっと「?」だったけれど、重いテーマを現代に生きてる新と福島地震にも絡めながらここまで描き切るのは凄いパワーだと思う。
思えば、幼少時に父親が買ってた雑誌で「ぢょしこうマニュアル」を読んで、「モンパト」を二十代頃に読んでたから、この人の漫画との付き合いも結構長い。「モンパト」のスピンオフのようなBL漫画も読んでたし。
絵柄は殴り書きみたいな感じだけど話は結構エグい。妙な部分で「……これ私もだ」と共感させて古傷をえぐるようなエピソードが入ってくるので、柔らかな「鬱」漫画かもしれない。
話がそれるけれど。
「その男ゾルバ」は白黒映画を大学時代に見て、藤田まことさん主演舞台の「その男ゾルバ」も観に行って。「龍騎」では悪徳弁護士の北岡さんにハマって写真集の「その男、ゾルダ」を今でも手元に持ってたら、その役者さんが熟年ムード歌謡曲アイドルとしてデビューして紅白にまで出てしまったりして。
……なんだか、あともう一回くらい「ゾルバ」系の何かに遭遇しそうな気がする。
1巻はいつも通りのノリというか、シリアスとギャグと食べ物のシーンがほどよいバランスですいすい読めて、「面白い!」と素直に感想に出来るけど、2巻の中頃辺りから戦前戦後を挟んだブラジル移民の話が重たくなってきて、読み終わるのに体力が必要だった。
それでも、ジルバの生きざまに絡んで、戦前戦後の辛酸を舐めて酸いも甘いもほどよく昇華して60、70、80代でもまだまだダンス現役で人生まだまだとしたたかに日々を謳歌している熟女ホステス達のパワーには圧倒される。
(40歳の新が「ギャル」「嫁入り前の娘」と呼ばれているのが面白い)
ラストの新がちょっと「?」だったけれど、重いテーマを現代に生きてる新と福島地震にも絡めながらここまで描き切るのは凄いパワーだと思う。
思えば、幼少時に父親が買ってた雑誌で「ぢょしこうマニュアル」を読んで、「モンパト」を二十代頃に読んでたから、この人の漫画との付き合いも結構長い。「モンパト」のスピンオフのようなBL漫画も読んでたし。
絵柄は殴り書きみたいな感じだけど話は結構エグい。妙な部分で「……これ私もだ」と共感させて古傷をえぐるようなエピソードが入ってくるので、柔らかな「鬱」漫画かもしれない。
話がそれるけれど。
「その男ゾルバ」は白黒映画を大学時代に見て、藤田まことさん主演舞台の「その男ゾルバ」も観に行って。「龍騎」では悪徳弁護士の北岡さんにハマって写真集の「その男、ゾルダ」を今でも手元に持ってたら、その役者さんが熟年ムード歌謡曲アイドルとしてデビューして紅白にまで出てしまったりして。
……なんだか、あともう一回くらい「ゾルバ」系の何かに遭遇しそうな気がする。