「ANOTHER ~少年達の島~」
「ANOTHER ~沈黙の島~ 」
今年で香取慎吾が30歳になるそうで。
年の流れは早いなと。一昨年草ナギ剛が「いいとも」で
30歳バースデーをやってたときもアレでしたが。
自分の年齢を改めて実感した出来事のひとつ。
私がSMAPファンの時、初めてSMAPのコンサート行った時。
香取慎吾が祝・中学卒業で、中居さんとキムタクが成人式でーす、
とお祝いだらけのコンサートだったもんで。
初期のSMAPは、あんまりコンサートとかなくて(光GENJIのコンサート
ツアーが異常だったともいえる)そのかわりに毎年夏は舞台。
というか、舞台+ミュージカルみたいなの。
京都南座でうちわ振ってのコンサートなんて今でも考えられん。
「聖闘士星矢」「ドラゴンクエスト」と続いて、SMAP夏の舞台
ラストとなったのは「ANOTHER」。
東京と京都に分かれて同時上演進行舞台。
「沈黙の島」と「少年達の島」。
出演はSMAP6人と、KINKIKIDS2人とその他大勢のジュニア達。
舞台の冒頭は、その”悪夢のような”出来事から10年後の夜。
落ちぶれ酒に溺れた薫によってこの物語は語られる。
キムタク演じる薫の近親相姦であり、近親増悪の物語でもある。
夏。少年達は船旅に出発。嵐に遭遇し遭難。
年長者の優輝@中居、薫@木村。
対照的な巧@稲垣、直人@森。
俊一@草ナギ、翔@香取。
薫と俊一、優輝、巧、直人と少年達は別々の島に流れ着く。
薫達は島の住人と対立を起こし、ショウ=翔という日本語の判る少年と出会う。
少年達が漂着したのは無人島という”死者の島”。
死者が眠る墓場という名の聖なる地。
嵐の中で優輝は弟・シンヤを失っていた。最年長である立場から
気丈にも少年達をまとめ順調に助け合って暮らしていたが、仲間の一人、
ツヨシが極度のホームシックから真夜中の海で入水自殺をしてしまう。
薫は翔の姉であるキキラと恋仲になるも住人達によって引き裂かれる。
だが、嵐の夜に再会した2人はそのまま一夜を共にする。
そしてその後に知った、彼らの父親ツェレマの正体。
彼は昔、海で行方不明となった薫の父親だった。
秘密を知ってしまったことに拠る絶望。
薫はその事実を胸中に秘めたまま沈黙という道を選び、キキラと別れることに。
何も知らない傷心のキキラは巧に慰められ、巧は島に残ることを決意する。
巧は天涯孤独の身で、日本に帰っても待つ人は居なかった。
島の住人と和解した後、少年達は再会し、船を得て島を出る。
翔は、父親の国が見たいと島を出る。
結局のところ。
優輝は実の弟を失い、薫は憎んでいた父親を更に憎むことになり、
巧は薫の消えない傷をそうとは知らないまま引き継ぐことになり、
翔はもう戻れないだろうことを覚悟して故郷の島を出る。
もしも、この4人が知らずに隠している事実を他人が知るとすれば、
薫のそばにいた俊一と、巧と対立していた直人だろうと思う。
互いの島の様子を利害だとか感情とかそういうものを抜きにして
情報交換できそうなのが彼らだから。
そして事実を知ってしまっても彼らはそれらの出来事について、
誰を責めるともなく慰めることもなく。そのままのまま。
キキラと同じく異母兄弟である翔の存在を薫が認めるとも思えない。
弟を失った優輝も島の出来事を忘れたいのではないか。
島に残った為、おそらくはもう二度と逢うことも無い巧。
島を忘れようとする2人の代わりに直人は巧を忘れない。
帰る場所のない翔の面倒を見るのは、薫の次に接点のあった俊一
という可能性が一番高い。だから俊一も島を忘れることは無い。
忘れることはできない。
KINNKIKIDSの出演。
堂本剛が演じた”ツヨシ”は入水自殺をし、優輝を示唆するように
または惑わすように彼の前に現れる弟・シンヤと共に優輝の心の傷となる。
堂本光一はとりたてて目立つ役柄でもない”コウイチ”を演じる。
アイドルの舞台としては、グロで気持ち悪い設定でもあったな、と。
パンフレットを読み返しながらしみじみと思う。
「ANOTHER ~沈黙の島~ 」
今年で香取慎吾が30歳になるそうで。
年の流れは早いなと。一昨年草ナギ剛が「いいとも」で
30歳バースデーをやってたときもアレでしたが。
自分の年齢を改めて実感した出来事のひとつ。
私がSMAPファンの時、初めてSMAPのコンサート行った時。
香取慎吾が祝・中学卒業で、中居さんとキムタクが成人式でーす、
とお祝いだらけのコンサートだったもんで。
初期のSMAPは、あんまりコンサートとかなくて(光GENJIのコンサート
ツアーが異常だったともいえる)そのかわりに毎年夏は舞台。
というか、舞台+ミュージカルみたいなの。
京都南座でうちわ振ってのコンサートなんて今でも考えられん。
「聖闘士星矢」「ドラゴンクエスト」と続いて、SMAP夏の舞台
ラストとなったのは「ANOTHER」。
東京と京都に分かれて同時上演進行舞台。
「沈黙の島」と「少年達の島」。
出演はSMAP6人と、KINKIKIDS2人とその他大勢のジュニア達。
舞台の冒頭は、その”悪夢のような”出来事から10年後の夜。
落ちぶれ酒に溺れた薫によってこの物語は語られる。
キムタク演じる薫の近親相姦であり、近親増悪の物語でもある。
夏。少年達は船旅に出発。嵐に遭遇し遭難。
年長者の優輝@中居、薫@木村。
対照的な巧@稲垣、直人@森。
俊一@草ナギ、翔@香取。
薫と俊一、優輝、巧、直人と少年達は別々の島に流れ着く。
薫達は島の住人と対立を起こし、ショウ=翔という日本語の判る少年と出会う。
少年達が漂着したのは無人島という”死者の島”。
死者が眠る墓場という名の聖なる地。
嵐の中で優輝は弟・シンヤを失っていた。最年長である立場から
気丈にも少年達をまとめ順調に助け合って暮らしていたが、仲間の一人、
ツヨシが極度のホームシックから真夜中の海で入水自殺をしてしまう。
薫は翔の姉であるキキラと恋仲になるも住人達によって引き裂かれる。
だが、嵐の夜に再会した2人はそのまま一夜を共にする。
そしてその後に知った、彼らの父親ツェレマの正体。
彼は昔、海で行方不明となった薫の父親だった。
秘密を知ってしまったことに拠る絶望。
薫はその事実を胸中に秘めたまま沈黙という道を選び、キキラと別れることに。
何も知らない傷心のキキラは巧に慰められ、巧は島に残ることを決意する。
巧は天涯孤独の身で、日本に帰っても待つ人は居なかった。
島の住人と和解した後、少年達は再会し、船を得て島を出る。
翔は、父親の国が見たいと島を出る。
結局のところ。
優輝は実の弟を失い、薫は憎んでいた父親を更に憎むことになり、
巧は薫の消えない傷をそうとは知らないまま引き継ぐことになり、
翔はもう戻れないだろうことを覚悟して故郷の島を出る。
もしも、この4人が知らずに隠している事実を他人が知るとすれば、
薫のそばにいた俊一と、巧と対立していた直人だろうと思う。
互いの島の様子を利害だとか感情とかそういうものを抜きにして
情報交換できそうなのが彼らだから。
そして事実を知ってしまっても彼らはそれらの出来事について、
誰を責めるともなく慰めることもなく。そのままのまま。
キキラと同じく異母兄弟である翔の存在を薫が認めるとも思えない。
弟を失った優輝も島の出来事を忘れたいのではないか。
島に残った為、おそらくはもう二度と逢うことも無い巧。
島を忘れようとする2人の代わりに直人は巧を忘れない。
帰る場所のない翔の面倒を見るのは、薫の次に接点のあった俊一
という可能性が一番高い。だから俊一も島を忘れることは無い。
忘れることはできない。
KINNKIKIDSの出演。
堂本剛が演じた”ツヨシ”は入水自殺をし、優輝を示唆するように
または惑わすように彼の前に現れる弟・シンヤと共に優輝の心の傷となる。
堂本光一はとりたてて目立つ役柄でもない”コウイチ”を演じる。
アイドルの舞台としては、グロで気持ち悪い設定でもあったな、と。
パンフレットを読み返しながらしみじみと思う。