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4月23日は、城陽ごりごりの丘で一日フィールドワークでした。
午前中は昆虫調査。
暖かくなったので、2週間前に来たときよりも、目に見えて昆虫が増えました。
シオカラトンボ、アオモンイトトンボ、オツネントンボ、ホソミオツネンのトンボ4種、ベニシジミ、ヒメウラナミジャノメなどチョウ7種、ツチイナゴ、ヒシバッタ、ノミバッタのバッタ3種などが確認できました。
午後からは、「カヤ原を学ぼう!」第1弾「カヤネズミがすむオギ原を守ろう」の指導役として参加しました。
オギに混じって生えるセイタカアワダチソウを抜き、植生調査の実験区を設定しました。
参加者は大人と子どもあわせて10名。
京都、岡山、石川のカヤネット会員も、参加してくれました。
保護区実験区の立て看板。
参加者のみなさんのがんばりで、セイタカアワダチソウは、ずいぶんなくなりました。
ありがとうございました。
4月24日付の京都新聞と洛南タイムスに、保全活動の記事が掲載されました。
日本最小、カヤネズミ守れ 京都・城陽、市民ら取り組み(京都新聞)
生き物の暮らし守ろう 城陽五里五里の丘で「カヤネズミ」保護活動(洛南タイムス)
このほかにも、とても嬉しい出来事がありました。
開始前に、公園の関係者の方と打ち合わせをしていたら、後ろから「サイン下さい」との声。
振り返ると、小学生の男の子が『カヤネズミの本』と『すぐそこに、カヤネズミ』を少し恥ずかしそうに差し出していました。
つきそいで来られたお母さんの話によれば、彼はカヤネズミが大好きで、私の本も何度も読んでくれたそうです。
手渡された本は、2冊ともすりきれて、こんなになるまで読んでくれたのか、と感激しました。
じつは、私のサインには、カヤネズミが入っています。
サインをして、はい、と本を返すと、「わぁ、かわいい!」と、とても喜んでくれました。
保全活動でも、大人に混じって、セイタカアワダチソウの引き抜きを、とてもがんばってくれました。
『すぐそこに・・・』のあとがきで、本書が子どもたちとカヤネズミやカヤ原との橋渡しになってほしいと書いた思いが叶い、筆者冥利につきる思いです。
次回の「カヤ原を学ぼう!」は、6月12日に開催予定です。
城陽ごりごりの丘のイベントページから申し込めます。
たくさんのご参加をお待ちします!
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