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3月8日、桂川の様子を見てきた。
河川敷には、まだ立ち枯れたオギやヨシが目立つが、開けた場所は萌え出た草本に覆われる。
土手縁にオオイヌノフグリVeronica persicaが青色の花を咲かせていた。
かわいらしくて好きな花だが、外来種。群生して生えるため、在来草本の生育地を奪う(参考:侵入生物データベース)。
みるたび、複雑な気持ちになる。
昨年の実を残したまま、ノイバラRosa multifloraが既に新芽を出していた。
年々、生育面積が拡大している。河川敷の乾燥化が進むと、こうした灌木類が増えてくる。
スズメの群れ。最近は個体数の減少が心配されている(関連記事:桜にスズメ)。
前年のカヤネズミの古巣は、すでに見あたらなかった。
哺乳類の痕跡は、ハツカの巣穴とモグラ塚、イタチサイズの生きものが掘ったとおぼしきの浅いトンネルのみ。
荒れてしまった茅原の環境を少しでも改善するために、春から本格的にフィールドワークを再開させることにした。
先月から、管轄の淀川河川事務所と出張所に研究成果物を持って挨拶に行ったり、研究計画のプランを練ったり、研究助成を調べたりと、少しずつ準備を進めている。
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