アユモドキ:絶滅危惧種、瀬戸際 京都・亀岡の生息地に球技場、日本魚類学会が計画撤回要望へ(毎日新聞 2013年03月05日 大阪夕刊)
(記事より引用)府自然環境保全課は「本格的な環境調査はこれから。共生ゾーンで新たな産卵場所を作るなど、建設の影響が最小限になるよう学識者と検討していきたい」と説明。
えっ、充分なアセスなしに誘致を決めたということ???と絶句してしまいました。
アユモドキは、国の天然記念物で、環境省RDBでは絶滅危惧IA類、京都府RDBでは絶滅寸前種にランクされています。
府の条例に基づいた希少野生生物の保全回復事業計画も策定されている種です(京都府の希少種対策について(アユモドキ) アユモドキ保全回復事業計画(pdf))。
その上で、このコメントとは、京都府民として非常に情けない思いです。
記事によれば、建設予定地の近くに唯一の産卵場所があり、工事予定地は稚魚の重要な生息場所になっています。
本種の保護には、京都府・大学の研究者・市民団体と官民協働で保護に取り組んでおり、このあたりに生息しているのはわかっていたはずです。にも関わらず、なんでこのようなずさんな計画が立ってしまうのか、理解に苦しみます。
サッカースタジアムと引き替えに、アユモドキを絶滅に追い込むようなことがあってはならないと思います。
建設計画の白紙撤回を支持します。
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