多摩川サイクリングロードの車窓から

箱根駅伝2019

 2018年、年の瀬のある日。

んー、どうもイマイチだな。やっぱりエアロヘルメットは不向きかな?別のにしてみようか

よし!これならいいだろう。





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 皆様あけましておめでとうございます。毎年恒例、箱根駅伝の季節がやって参りました。
 今年は去年よりもメンバーが増え、大手町スタートはニャロメさん・TKM君・BNDさん・俺。それに川崎でKHRさん・KNZさん・SKMさん・OTO君・TDKさんが加わり総勢9名。なかなか大人数になりめでたいことではありますが、一つ問題点がありました。俺が一番遅くて、どう見ても足を引っ張りそうなことです。根本的な実力もそうですが、ここ1ヶ月ほど自転車に乗る量が大幅に減っており、調子の面でも疑問があるのです。


 スタート地点は例によって東京駅の丸の内北口。去年一緒に走ったお犬様二人に影響され、俺はヘルメットにぬいぐるみをつけての参戦です。
 そしてクロノマンであるニャロメさんは去年に引き続いてTTバイク。鬼牽きに期待がかかりますが、鬼過ぎて引き千切られるんじゃないかと今から心配でなりません。


 これも例年通りですが、まずは4人で大手町のスタート地点を除いてから出発、時刻は6時40分。去年より数分早いですが、はてさて今年はどうなりますか。

 しばらくは予定通りニャロメさんの一本牽き。といっても大したペースではなく40km/hに行くか行かないかといったところで、インターバルもまあほどほどだしウォーミングアップにはちょうどよい というのは全部ウソです早くも死にそうです。


 多摩川を渡って神奈川県へ。ここまで箱根を目指すと思しき自転車乗りにあまり遭遇していません。高速トレインをアテにできる我々は遅めの出発でも良いけど、ソロや少数グループはもうちょっと早く出発する人が多い、ということでしょうか。目標地点への最終関門というべき宮の下での規制は11:30頃に開始されると想定されますので、それに間に合わせようとすれば早く出発するしかないのでしょう。


 BEX ISOYAで川崎組と合流し、総勢は10人ほどに。ほど、というのは面識のない方やトレインに相乗りしている方もいたためです。
 ともあれこれで全員そろい、ここからはニャロメさん・KHRさん・TKM君の機関車3人体制。あからさまにペースが速くなり、まだ平地だっつーのに脚がどんどん削られていきます。


 保土ヶ谷の坂を40km/h超でかっとばし、ダメージが抜け切れないまま権太坂を登っていきます。何とかついていくもののすでにいっぱいいっぱい。

沿道の女子大生:(俺の頭のイノシシを見て)あっ!かわいー!

(←呼吸を整えていて反応できない)

.oO(もったいないなぁ)

 これくらいに余裕がありませんでした。 


 戸塚を過ぎたところでコンビニ休憩をとりましたが、人数が多いのでトイレ・レジの渋滞を避けるために二手に分散。少しでも時間のロスを減らすための措置です。


 そして134号入口の浜須賀交差点で再集合。ここまでは極めて順調でした。が、ここでフラグがたっていました。

何を覗き込んでるの?

KNZさんの自転車が何かおかしいらしくて

ペダルがなんだか不安定なんですよね


 そしていよいよ国道134号、信号の少ない快走路に入りました。ここでアドバンテージを稼いでおきたいところで、ペースは確実に上がるので気合を入れていかなくては・・・と思ったのも束の間、みんなが本性を現してぐんぐん速度が上がり、50km/hに近づいたところで付いていけなくなり脱落。しかもその直後に俺だけ信号に引っかかり、差はさらに広がってしまいました。うあー。

 というのは去年の記事のコピペですが、今年も同じような事案が発生してしまいました。違ったのは、置いていかれたのが俺一人ではなくSKMさんと一緒だったことくらいでしょうか。

 嘆いても始まらないので、とりあえず次の休憩場所である小田原のコンビニ目指して行きます。そこまでの距離は25km程度ですからあっちが休憩している間に合流できるはず。
 そう思って脚を回していくものの、どうにも速度が上がりません。今までの無理がたたって脚のダメージが大きく、しかもあちこちに攣る兆しがあったためなおさら無理が出来ませんでした。そうしているうちに大磯を過ぎた辺りの道端にKNZさんを発見!

どうしたんですか?パンク?

いや、ペダルが壊れちゃって



まwwwじwwwかwww

 浜須賀交差点でペダルが不安定だったのはこの兆候だったのでしょう。KNZさんはパワーがある故にパーツの寿命が短い人なのですが、ペダルを割ってしまうとはさすがとしか言いようがありません。このペダルは安いやつでカーボン製ではないそうですが、それにしても・・・

 まあここで会ったが百年目、いやちょっと違うな、とにかくKNZさんを回収して3人で小田原に向かいます。ペダルはどうにもならないので、そのままで。


 小田原市内に入りセブンイレブンに到着するも、先行したみんなの姿は見えず。先に行ってしまったのでしょうか?とりあえず、予定通り休憩してヒルクライムに備えることにします。

 後でわかったことですが、先行グループは我々より5分ほど早く小田原に入っており、そこで箱根旧道との分岐である三枚橋で規制を行うという情報を得たそうです。時間的余裕がないと判断して休憩無しで箱根に向かい、国道1号ルートで目的地である最高標高点に全員到達しています。


 そして我々はというと、規制の情報を得たのはコンビニ休憩後。警察のアナウンスを聞いて知りました。

そう言われたって、今更引き返すわけにもいきませんよね

とりあえず行ってみて考えましょうか

 三枚橋に到着したのは11時過ぎ。車はまだ通行OKでしたが、自転車だけ規制されて通行禁止とのことで旧道に誘導されてしまいました。まさか自転車が狙い撃ちされるとは思っておらず、完全に想定外です。

ここで駅伝を見るか、旧道を登るかの二択ですね

僕はお二人にお任せしますよ

登れるとは思うけど甘酒茶屋まで1時間くらいかかりそうだな、間に合う?

例年だと駅伝が最高標高点を通過するのが13時20分くらい、今から2時間以上あります。甘酒茶屋まで1時間なら余裕じゃないですかね

 とはいえ、SKMさんと俺は脚が売り切れており、KNZさんはペダルに問題を抱えています。楽な登坂にはなりそうもありません。
 ですが今の脚の状態で例年通り国道1号ルートを登った場合、宮の下で止められる可能性が大です。それに比べれば時間的なハードルは低いので、規制を喰らったのは考えようによっちゃ僥倖といえるかもしれません。

 こうして旧道アタックを3人で開始しましたが、今の状態で旧道の激坂は堪えます。

軽やかというか、余裕ありそうじゃないですか

心拍が上がってないからそう見えるだけですよ・・・

 脚がいうことを聞かずペースが上がらず、というか上げられず、ハエが止まるんじゃないかと思うほどの超スロー登坂。それゆえに心拍数は低いままで呼吸に余裕があり、おしゃべりも出来てしまうので傍からはノンビリサイクリングに見えたかもしれません。しかし脚の状態は悪化の一途、大腿とハムストリングとふくらはぎ(つまり全部)が攣りはじめ、だましだましで登っていきます。


 そんなペースだとKNZさんには遅すぎたらしく、ジワジワと離されていきます。いつもならなんとかついていけるかもしれませんが、今日の状態ではとても無理。


 国道1号に規制がかかったため、多くの自転車がこちらに流れてきており箱根旧道とは思えない賑わい。皆さん諦めが悪いですね、まあ俺もですが。


 車は少ないので走りやすくはありますが、沿道の応援がいないので張り合いがありません。やはり箱根駅伝逃げは観客がいる中を登ってこそ。来年規制が緩和されることは期待できないでしょうから、何か対策を考えておく必要があります。といっても今年は高速トレインに引っ張ってもらった挙句に間に合わなかったわけで、出発時間を早くするしかないかもしれません。


 三枚橋から畑宿まで31分、甘酒茶屋まで1時間。自己ベストからは程遠いタイムですが何とか登りきり、12時17分に国道1号に復帰。ここまでくれば完走できたも同然です。


 12時24分頃、ゴール到達!(2年連続3回目)
 今年は自転車以外の人も多く、例年にない賑わいを見せていました。 


 ぬいぐるみをつけた人が登って来たので、声を掛けたところ一緒に写真を撮らせてもらいました。来年もまたここで会いましょう!

 さて。先に行ったはずのみんなが見当たらず、おかしいな?と思っていたところ、少し手前の芦ノ湯あたりにいるということだったので行ってみることにしました。


 すると、みんな拓大の応援テントにお邪魔していました。椅子もストーブもあるし近くに売店もあるのでマッタリしてしまい、ここがゴールでいいや!となったそうです。


 俺もお邪魔して一息。こう寒いとラーメンが沁みます。
 こうして選手が来るのを待っていると・・・
 


 なんか出たー!いったい正体はだれなんだー


 もう一体なんかきたぞーうわー(棒


 この寸劇の詳細は、こちらのブログで近日公開!



 駅伝選手がやってきたのは13時15分頃でしたか。いままで駅伝の情報を全く見ていなかったので、青山学院が脱落していることをここで初めて知りました。



今年の箱根逃げは、来年に向けて大きな課題を残しました

ヘルメットに可愛いぬいぐるみをつけて女子大生ウケを狙うか、かぶりものを持っていってゴール地点で目立つか?

.oO(そっちかよ)



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