多摩川サイクリングロードの車窓から

パールイズミ プレミアムウィンドブレークグローブは何度までイケるのか?

 ここ日光は首都圏に比べ圧倒的に寒い場所。夜ともなれば日によってはマイナス5℃くらいまで気温が下がりますし、夜練をするならばなおのこと厳重な防寒が必要になります。

 防寒を考える上で一番悩ましいのは手先足先です。足先についてはシューズカバーとつま先カイロの併用でかなりの低温まで耐えられるのですが、


 問題は手先です。足先と違ってカイロに頼れませんから、グローブでの保温だけが頼みの綱。
 俺が今まで使ってきたのはシマノのインサレーテッドグローブなのですが・・・

 操作性はいいのですが防寒性は正直イマイチで、5℃以下になると手がかじかんできます。それでも首都圏であれば何とかなっていたのですが、日光では役者不足が明らかでした。

 そこで購入したのがタイトルにもあるこちらのグローブです。

 0℃対応を謳っているパールイズミのプレミアムウィンドブレークグローブ。冬グローブのフラッグシップモデルです。
 実際に0℃の時に走ると指先が多少かじかんできますが、感覚がなくなるほどではないし、ヒルクライムであれば-3℃くらいでも問題ありませんでした。操作性の面ではシマノのインサレーテッドグローブよりやや劣りますが、たいした差ではありません。走っているうちに慣れてしまう程度です。
 少し高価ではありますが、首都圏を走る分にはこれ以上の防寒性能は必要ないだろうし、トータルで満足がいくもの。冬場のメイン手袋として活躍してくれそうです。

 しかしここは首都圏ではありません。12月下旬になって寒さがぐっと厳しくなり、このグローブを付けていても指の感覚がなくなってブレーキ操作に支障をきたす日が出始めたので、さらに上の防寒性能が必要になってきました。

 まず考えたのは同じパールイズミのヒーターグローブです。

 しかしこれはさすがに高価すぎるし、なんとなくイロモノっぽくもあって食指が動きませんでした。


 各メーカーのラインナップを調べても、氷点下に対応できそうなグローブはなかなかありません。そんな気温で自転車に乗る人は少数派だから売れないのでしょうか?しかし東北や北海道の人には需要があるだろろうし、海外メーカーであれば北欧を意識する必要もあるはず。そう考えて探していくと、BBBのサブゼログローブにたどり着きました。

 ミトン風の形になっているのはもちろん保温のためですが、生地の厚さもあいまって操作性は正直悪いといわざるを得ません。しかし人差し指だけが独立しているのでブレーキとシフトの操作はなんとか出来るようになっています。バルタン星人みたいな見た目には意味があるんですね。若い人にバルタン星人って通じるんだろうか?


 腕を通すところは巾着袋のように絞れる形状で、隙間風が入ってきません。その分装着が少し手間ではありますが、防寒性能に全振りしているアイテムならではです。


 左からシマノ、パールイズミ、BBB。こうして比べてみるとBBBはデカさが際立ち、もはや剣道の篭手かと思えるレベルです。
 しかしそれだけに防寒性能は圧倒的で、-5℃のダウンヒルでも難なくこなせました。むしろ3℃以上になると熱くて汗ばんでくるほどです。これは首都圏だと過剰スペックで、北関東以北ではじめて威力を発揮するものでしょう。
 防寒性能とのバーターなので仕方ないとはいえ、前述の通り操作性はお世辞にも良いとは言えません。また手のひらが滑りやすく、ダンシングをすると不安定になる欠点も抱えています。

 そのためよほど寒い日以外はこれを使いたくないのが本音で、どのグローブを使うか夜練のたびに悩んでいます。

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「サイクルウェア/ヘルメット」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事