暇人のぐうたら日記

暇人がぐうたらな日々をつづる

資本家の憂い

2020-01-05 10:12:08 | 時事
少子化が止まらない、人口減少が起き始めた。こんなことが、昨年来叫ばれ始めた。完全保育、教育無償化だと子育て支援策らしき政策が打ち出されている。しかし、この流れは止まらない。何故か。それは、人の数を労働力としてしか資本家が見ていないからだ。戦時中の歩兵と同じである。戦時中、戦争に明け暮れた資本家は戦争に勝つ事により国土を拡大してきた。戦争に勝つためには歩兵が大量に必要である。現代は資本家は経済戦争に勝たなければ富を得ることは出来なくなった。そのために労働力が必要なのである。資本家は人を働かせて富を得、政治家は税金で富を得ている。この点において政治家と資本家は一致している。だから、人口が減ることは彼らにとっては死活問題になる。反面、人は機械ではないからその数をコントロールする事は難しい。ましてや戦争に負ければ人は生きるのが難しくなる。生きるのが難しくなれば人は子供を作らなくなる。したがって、人口は減少する。資本家にとって人口減少は負けを意味する。売り上げが減るだけでなく営業が維持出来なくなる。そうなると、戦争に負けたくない資本家の間で人の取り合いが始まる。しかし、資本家にとっては人は歩兵だから役に立たない人は切り捨てる。切り捨てられた人は生きるのが難しくなる。生きるのが難しくなると人は増えない。要するに資本家が人を単なる労働力としてしか見ていない限りにおいて人口減少は止まらない。

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