今日はかんじき作りに挑戦!
茅葺き職人でもある亀清さんに教えていただきました。
亀清さんのお家の工場で作ることに。
私のお家のすぐ近くなので仕事帰りに前を通ると、
車庫の二階の電気がたまについてたりします。
そこが亀清さん曰く趣味のお部屋。
中には木工の機械などがたくさんありました。
こけしや木の湯飲みなどを作れてしまう、
木工旋盤も!!
亀清さんお手製のの可愛らしいこきりこのこけしもありました。
そして亀清さんと言えば茅葺き。
茅葺き屋根の模型がありました。
これが本当に精巧ですばらしい!
大きさが小さくなっただけで、
骨組みなどの構造や縛り方、茅の葺き方も実際と同じ作り。
しかも屋根がはずせるので、内部の構造もわかります。
茅葺きを知り尽くしているからこそできる技!見事です。
それにしても本当に器用なお方です。
まずはかんじきを観察。
かんじきは雪国で雪上を歩くために昔から使われてきた木と縄で作った履物。
雪の上を普通の靴で歩くと、
踏み固められていないふわふわの雪の上は足を取られて思うように歩けませんが、
かんじきをはくことで体重を分散させ雪の上が歩きやすくなります。
かんじきは「輪かんじき」「和かんじき」「ワカン」などと呼ばれ、
漢字で書くと「橇」。「そり」と同じ字だそうです。
雪の上を滑るから?
かんじきは地方によりそれぞれ特徴がありますが、
五箇山や飛騨地方などでは「くろもじ」の木を使います。
(そう、秋に飲んだクロモジティーの「くろもじ」です。)
もう一人の先生である道端さんがあらかじめ曲げておいてくださったものです。
くろもじは木の成長が止まる秋に切り出します。
そうすると木が締まって固いので丈夫なかんじきになるそうです。
そして湯で煮立たせて、皮をむいて、曲げます。
皮がついたままだと、雪がくっついてしまうので、きれいにはがします。
昔は灰の中に入れて曲げていたそうです。
この中から前後左右の大きさ、太さが、
だいたい同じようになるものを選びます。
そしてツメをつけます。
このツメは滑り止めとして斜面などを登る為に必要になってきます。
ナラなどの堅い木がいいそうです。
ツメに溝を突いて、くろもじの枠を内側・外側にはめ込んでいきます。
これがなかなか手間がかかりまして・・・。
くろもじの木の太さがすべて違うのでそれぞれに合わせて、
削らなければならない・・・。
これが自然の素材を使う難しさでもありますが、
一つ一つ根気よく作り上げる手仕事の良さなのかもしれません。
そして、重なった部分を針金で固く結びます。
枠が完成。
そして足をのせる部分を張っていきます。
そしてついにかんじきの完成!
簡単そうに見えますが、
片方作るのに4時間近くかかってますから・・。
やっぱり問題はツメです。
それにしても実際に作ってみてわかることって、
本当にたくさんあります。
やっぱり体験するということは大切なことです。
ちょっと試し履き。
雪のない場所ではツメが引っかかってちゃんと立つことはできませんが・・・。
このかんじきの固定の仕方にもいろいろあって。
斜面を登る場合は、足の甲の部分しか縛りません。
平地を歩く場合は、ひもを後へ回してクロスさせ前でしっかり縛ります。
雪崩が起きた場合、長靴ごとかんじきを履き捨てて、
逃げやすくするための先人の知恵だそうです。
本当に知恵のかたまり。
フカグツと呼ばれる、雪の中を歩く藁製の長靴もありました。
苦労して作ったマイかんじき。
早く歩き心地を試したいなぁ~。
遅くまでかんじき作りを教えてくだった亀清さん・道端さん、
ありがとうございました。
茅葺き職人でもある亀清さんに教えていただきました。
亀清さんのお家の工場で作ることに。
私のお家のすぐ近くなので仕事帰りに前を通ると、
車庫の二階の電気がたまについてたりします。
そこが亀清さん曰く趣味のお部屋。
中には木工の機械などがたくさんありました。
こけしや木の湯飲みなどを作れてしまう、
木工旋盤も!!
亀清さんお手製のの可愛らしいこきりこのこけしもありました。
そして亀清さんと言えば茅葺き。
茅葺き屋根の模型がありました。
これが本当に精巧ですばらしい!
大きさが小さくなっただけで、
骨組みなどの構造や縛り方、茅の葺き方も実際と同じ作り。
しかも屋根がはずせるので、内部の構造もわかります。
茅葺きを知り尽くしているからこそできる技!見事です。
それにしても本当に器用なお方です。
まずはかんじきを観察。
かんじきは雪国で雪上を歩くために昔から使われてきた木と縄で作った履物。
雪の上を普通の靴で歩くと、
踏み固められていないふわふわの雪の上は足を取られて思うように歩けませんが、
かんじきをはくことで体重を分散させ雪の上が歩きやすくなります。
かんじきは「輪かんじき」「和かんじき」「ワカン」などと呼ばれ、
漢字で書くと「橇」。「そり」と同じ字だそうです。
雪の上を滑るから?
かんじきは地方によりそれぞれ特徴がありますが、
五箇山や飛騨地方などでは「くろもじ」の木を使います。
(そう、秋に飲んだクロモジティーの「くろもじ」です。)
もう一人の先生である道端さんがあらかじめ曲げておいてくださったものです。
くろもじは木の成長が止まる秋に切り出します。
そうすると木が締まって固いので丈夫なかんじきになるそうです。
そして湯で煮立たせて、皮をむいて、曲げます。
皮がついたままだと、雪がくっついてしまうので、きれいにはがします。
昔は灰の中に入れて曲げていたそうです。
この中から前後左右の大きさ、太さが、
だいたい同じようになるものを選びます。
そしてツメをつけます。
このツメは滑り止めとして斜面などを登る為に必要になってきます。
ナラなどの堅い木がいいそうです。
ツメに溝を突いて、くろもじの枠を内側・外側にはめ込んでいきます。
これがなかなか手間がかかりまして・・・。
くろもじの木の太さがすべて違うのでそれぞれに合わせて、
削らなければならない・・・。
これが自然の素材を使う難しさでもありますが、
一つ一つ根気よく作り上げる手仕事の良さなのかもしれません。
そして、重なった部分を針金で固く結びます。
枠が完成。
そして足をのせる部分を張っていきます。
そしてついにかんじきの完成!
簡単そうに見えますが、
片方作るのに4時間近くかかってますから・・。
やっぱり問題はツメです。
それにしても実際に作ってみてわかることって、
本当にたくさんあります。
やっぱり体験するということは大切なことです。
ちょっと試し履き。
雪のない場所ではツメが引っかかってちゃんと立つことはできませんが・・・。
このかんじきの固定の仕方にもいろいろあって。
斜面を登る場合は、足の甲の部分しか縛りません。
平地を歩く場合は、ひもを後へ回してクロスさせ前でしっかり縛ります。
雪崩が起きた場合、長靴ごとかんじきを履き捨てて、
逃げやすくするための先人の知恵だそうです。
本当に知恵のかたまり。
フカグツと呼ばれる、雪の中を歩く藁製の長靴もありました。
苦労して作ったマイかんじき。
早く歩き心地を試したいなぁ~。
遅くまでかんじき作りを教えてくだった亀清さん・道端さん、
ありがとうございました。