五箇山のもり

五箇山の豊かな自然・文化を桂湖ビジターセンターより紹介

外来魚ゼロ作戦!参加者募集中!

2014年07月08日 | 日記


7月1日より10月13日まで約3か月に渡り、
「桂湖外来魚ゼロ作戦!」を開催します!
桂湖では近年在来の魚が減り、
生態系に影響を与える外来魚のブラックバスが増えています。
これまで、刺し網やはえ縄で駆除を試みましたが効果が薄く、
今回は桂湖に訪れる釣り人の腕に期待!
ブラックバスの釣りを楽しみながら釣果を競い、
駆除につなげる競技形式で行います。
釣り人の釣ったブラックバスを確実に回収して駆除することで在来種の保護、
生態系の保全につなげていく試みです。
みなさんの参加お待ちしております!

桂湖外来魚ゼロ作戦!

■期   間:2014年7月1日(火)~10月13日(月)受付時間(8:00~16:30)
■場   所:桂湖
■参加方法:桂湖ビジターセンターで登録し、登録証を発行
                ↓      
        登録証に釣りをした日時・釣果を記載
         (湖面利用料・自然保護協力金1日400円必要。5回目以降無料
                ↓      
        期間中に釣り上げたブラックバスの合計匹数の多い方から順に賞品が贈呈されます。
         (またお楽しみ企画として大きさによる賞品も用意しております。)
■競技方法: ・釣法は陸・ボートからのえさ釣り・ルアー・フライフィッシング。(動力船不可)
         ・ブラックバスはこちらで回収いたしますのでビジターセンターまでお持ちください。
          (絶対に再放流しないでください!)
■賞   品:なんと共通商品券
        〈匹数部門〉 1位 3万円分  2位 2万円分  3位 1万円分
                4位 5千円分  5位 3千円分  6位 3千円分
        〈長さ部門〉 1位 2万円分  2位 1万円分  3位 5千円分
■結果発表:桂湖ビジターセンターホームページに掲載!
          http://www.gokayama-kankou.com

ハナノキのフゴづくり

2014年05月29日 | 日記
去年のかんじき作りに続いて、
五箇山びとの技と心を学ぶシリーズ第2弾
「ハナノキのフゴづくり」
を開催いたします。



去年のかんじき作りの材料調達に森に入った時、
亀清さんが昔はハナノキでカゴを編んだだよって
教えてくれました。ということで・・・
亀清さんに昔の記憶を読みほどいていただいて、
森から材料を集め、その材を薄く剥いで、編んでいく。
記憶を頼りにみんなで試行錯誤しながら、
五箇山の先人の話に耳を傾け、
のんびりと昔の暮らしを感じられる豊かな時を過ごせればと思っています。

ハナノキのフゴづくり(全5回)

冬の大雪に埋もれても折れずにしなる、
粘りの強い木を薄く剥いでテープ状にしたものを編みこんで作ったフゴ(カゴ)。
五箇山では昔、蚕の桑を入れるカゴとして使っていたそうです。
そんな豪雪地、五箇山の先人の知恵と技がいっぱい詰まったフゴ。
今回はハナノキの採集から行い、材を加工して、
小さなカゴづくりに挑戦しようと思います。

講師:小林亀清
参加費:5,000円
場所:桂湖ビジターセンター
時間:9:00~15:00
持ち物:野外で活動できる服装・靴、飲み物、昼食など
日時・スケジュール   ①6/16(月) ハナノキの採集
               ②6/23(月) ハナノキの加工
               ③7/ 7(月) ハナノキの加工
               ④7/14(月) かご編み
               ⑤7/28(月) かご編み
※都合により日程・内容を変更する場合があります。

問い合わせ・申し込み:桂湖ビジターセンター  TEL:(0763)67-3120




「春の恵みカヌーツーリング」のお知らせ

2014年05月12日 | 日記
今年もこの季節がやってきました!
恒例になりつつある?
春の恵みカヌーツーリングin桂湖
五箇山の郷土料理「朴葉めし」をみんなで作って、
それを持ってカヌーでGO!
そして春の恵みを使ってアウトドアクッキング!
大自然の中でお外ごはんを楽しみましょう。



日時:2014年5月25日(日)・6月1日(日)9:30~14:00
集合:桂湖ビジターセンター
参加費:6,480円(装備レンタル・昼食代・保険料)
持ち物:動きやすく濡れてもよい服装・靴(長靴など)、帽子、タオル、飲み物など
スケジュール(※天候により内容が変更になる場合があります。)
      9:30  桂湖ビジターセンター集合
            朴葉めし作り
     10:15  カヌーツーリング
     11:00  春探し散策
     12:00  摘み草クッキング・昼食
     14:00  桂湖ビジターセンター到着・解散
問い合わせ・申し込み
 桂湖ビジターセンター TEL(0763)67-3120
       エコロの森  TEL 076-444-0576


桂湖オープン!

2014年05月10日 | 日記
今シーズン5月より桂湖ビジターセンターオープンしました!
今年の雪は少なかったはずですが、
やはり半年間も留守にすると、水をあてるにしても、
思わぬトラブルが発生するものです。
ですが相変わらずここは静かで穏やか。癒しの場所であります。





そして今年から境川ダムのダムカードの配布も始まりました。
ダムカードの存在すら知らなかったのですが・・・、
遠方からお越し下さるお客様もたくさんいらっしゃって、
ダムカードの威力に驚いています。



今シーズンも桂湖をどうぞよろしくお願いいたします。
スタッフ一同皆様のお越しをお待ちしております。

在りし日の桂にふれる会

2013年10月20日 | 日記
寺崎先生をお招きして、
「在りし日の桂にふれる会」を開催しました。
当初20名の定員でしたが、たくさんのお問い合わせをいただき、
定員を増やし50名での開催となりました。
それでもなくなくお断りさせていただいた方もおり、
本当に申し訳ございませんでした。

心配していた天気の方も何とか持ちこたえ、
集落跡の散策、外でのご膳での郷土料理の昼食なども予定どおり行うことができました。

まずはビジターセンターで
「村の記録~桂分校閉校式」のDVDの上映。



西赤尾小学校桂分校の最後の先生、寺崎先生のおはなし。



そして寺崎先生が
曽我さんの写真集「越中アーカイブス」の中の越中桂の写真を
桂湖ビジターセンターに寄贈してくださいました。



和紙に映し出される写真は普通の写真とは違い、
桂集落や背景の山々が見ている自分に飛び込んでくるような本当に美しい写真です。
寺崎先生が自分が持っているよりもビジターセンターに飾ることで、
ここ桂を訪れた人たちが自由に目にして、懐かしんでもらえればとの思いからです。
本当にありがとうございます。

寺崎先生の桂の話は尽きることがありませんが、
次は場所を変えて、桂集落跡の散策です。



まずは上から眺めて、





寺崎先生と茅葺き職人の亀清さん。



そして湖底のそばまで歩きます。



土管。



昔の写真や桂集落の6世帯の合掌づくりの配置図と見比べながら、
そして桂に詳しい人たちのお話を聞きながら巡ります。



五右衛門風呂。







無線のアンテナ。



蓮如水が湧き出ています。



そして桂の大自然のもと、集落跡を眺めながら、
五箇山の伝統料理、赤御膳を囲んでのホンコサマ料理をいただきました。
ホンコサマは各集落・各家庭で少しずつ内容が異なります。
桂集落のホンコサマは一体どんなだったんだろう?
とお話をうかがったところ、
オヒラ(煮しめ)の五箇山豆腐が焼き豆腐だったというお話もあったので、
今回はその特徴を取り入れたホンコサマにしてみました。
空の下でいただく、
地元のお母さんたち手作りのお料理。
なかなか味わえない空間とお料理は贅沢そのものです。







この地で暮らした人やつながりのある人たちと、
一緒に歩くといろいろなものが見えてきました。
40年以上前この地に確かに人々の暮らしがあったこと。
そしてこの厳しくもあり豊かな自然と向き合い、寄り添い、
助け合って生きてきた人々のこと。

今回のこの企画は湖底を歩いてみようよという小さなところから始まったものです。
しかしこの桂にはたくさんの人たちのさまざまな想いが眠っています。
偶然にも今回桂湖の水が減水され、桂集落の痕跡が現れました。
でもその裏には私たちの計り知れない、
目では見えない人々の想いがあるということもわかりました。
今回このツアーで伝えきれていないこともたくさんありますが、
参加してくださったみなさまは桂にゆかりのある人など、
桂のことを懐かしく思い参加したくださった方々です。
この会を通してそんなみなさんとのつながりが持てたことに感謝します。

そしてこの会が終ったあとにも、
桂の人たちがわざわざ訪れてくださったりと、
この「在りし日の桂にふれる会」がきっかけになって生まれた縁が
ビジターセンターにとっては本当にうれしいことです。

この自然豊かな桂で、村の人々は天の恵みに感謝しながら、
集落全体が一つの家族のようになって、心を寄せ合い、支え合って共に暮らしてきました。
その美しい風景がこれから先も伝わっていくように。
今も変わらない山々を眺めながら、桂を懐かしく思えるように。
これからもこの桂は生き続けます。
みなさまに感謝。