五箇山のもり

五箇山の豊かな自然・文化を桂湖ビジターセンターより紹介

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茅刈りワークショップ(二日目)

2011年10月30日 | 日記
茅刈り二日目はあいにくの雨模様。



今日は相倉の合掌集落の裏山の茅場にて茅刈り。
世界遺産相倉合掌造り集落保存財団の事務局長辻清市郎さんの指導のもと
小雨の降る中カッパを着ての作業となりました。



昨日の菅沼の急斜面とは違って、
今日は平らな茅場だったので、
人数も多かったため、早く刈り終えることができました。
(学生の茅ガールたちも頑張っていました。)


相倉と菅沼、同じ五箇山地域でお隣ですが、
集落ごとにやり方は少しづつ異なるようです。



雨が降っていたので刈った茅を束ねることはせず、
腐らないように扇状に広げておきました。

その後軽トラに乗って、さらに上の茅場を見学。



かなり急な斜面に茅場が点々とありました。
ここも人の手で刈るなんて、本当にすごいことです。

今回茅刈りの体験をさせていただいたわけですが、
私たちが刈った茅も実際に茅葺きの屋根に使われます。

この貴重な茅を一本も無駄にすることなく刈って、
丁寧な作業をする。

地元の方たちの足手まといになってはいけないわけで、
高い意識を持って
参加しなければならないということも強く感じました。

今回初めて実際の茅場を見ることができ、
歴史的背景など合掌集落と茅場の関係を知ることもできました。

そして茅の活用法として、
東北震災での仮設住宅の断熱材としての利用や、
バイオマス燃料など新たな可能性を持った資源であることも学びました。

遠くは宮城から鹿児島までいろいろな分野の方々が
茅が結んだつながりで五箇山に集う。
有難いご縁です。

来月は茅葺き体験ワークショップです。
次回も楽しみです。

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茅刈りワークショップ(一日目)

2011年10月29日 | 日記
29・30日と相倉・菅沼で行われた
日本茅葺き文化協会主催の
茅刈り体験ワークショップに参加してきました。



菅沼合掌集落の裏山の茅場で
富山県「森の名手・名人」茅葺き認定者の
小林 亀清さん指導のもと総勢20名程で茅刈りスタート。



茅の束を体で押えながらカマで刈って、
根元を揃えて、ある程度の量を茅で結って、
下に転がします。



かなりの急斜面の茅場には少しビックリ!
転がりそうになりながら、足を踏ん張って作業。
思った以上にかなりハードな作業です。

今も昔もこれをすべて手作業で行っています!

なぜこんな急斜面に? 

山間部で平地が少ないため、
家の周りの平地では大切な食料となる作物を育て、
集落上のぶな林などは雪持ち林として、
集落を守るために残されました。
そうすると茅場は必然的に離れた山の斜面になるというわけです。
また軽いため運びやすいから遠くでも、というお話も。





そしてトラックに積んで、菅沼集落まで運び、
塩硝の館の周りに雪囲いとして立てかけました。
これは茅を乾燥させるためでもあります。

今日の茅刈り体験はここまで。

一時間半程で120束くらい刈ることができました。
亀清先生からはみなさん丁寧な作業と
お褒めの言葉をいただきました。


夜は相倉合掌集落のお宿「勇助」さんで夕食。





合掌造りの中で囲炉裏を囲みお膳での五箇山郷土料理。
とても趣のある空間で秋の味覚を堪能。
こころも、お腹もい~っぱい。

囲炉裏の不思議な魅力。
自然と人が集まって、共に穏やかな時間を過ごす。
昔から囲炉裏は暮らしの中心にあって、
そこには慎ましくもすてきな家族の姿があったんだろうなぁ。

でも煙突らしきものはあるのか・・?煙がこもるこもる。
燻製になりそうでしたが、これにもやっぱり意味があるんですね。
煙で家全体をいぶすことで、柱や茅が腐りにくくなるそうです。
そして合掌造りでは蚕を飼っていたため、
囲炉裏の煙で暖めることで、繭を作る効率も上がったそうです。

そして夕食後、場所を移して茅葺き文化講座。



「茅原の生き物」
「茅場の再生と活用」
「五箇山の茅場の歴史」など
それぞれの専門分野の講師の方たちによる、
興味深いお話を聞くことができました。
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学びの場

2011年10月27日 | 日記
今朝の桂湖は霧に包まれていました。


写真ではなかなか伝わらないのが残念ですが
霧が円を描くように湖面を優雅に舞っています。

そして今日は昨日までの寒~い雨とは打って変わって、
とても気持ちの良い秋晴れ。
二回目の森の恵みツアーのモニターを行いました。

今回も地域の方たちをお呼びしての少人数での開催。
このプログラムを実験していく上で、
大切にしていることの一つが少人数で行うということです。
今までのようなたくさんの人数を対象とした、
低価格のプログラムではなく、
人数を5~6名と限定し、ある程度の料金を頂いく。
そのためにもより内容を濃く、
満足度の高いプログラムにしていこうという試みです。

前回のモニターを踏まえ、
今回はまず参加者の方たちに
間伐材で作った木のプレートに名前を書いてもらって、
その名札を首から下げて、
自己紹介をしていただきました。





和やかな雰囲気になったところで出発です。



ますます紅葉は進み、
雨上がりの潤った森は
太陽に照らされきらきらしています。
そして降り積もった落ち葉の道を
カサカサと音をたてながら歩くのは、
それだけでとても楽しい。



地元の方たちと歩くということは、
本当に勉強になります。
自分にとっての学びの場です。
ガイドをしているようで、逆にガイドされてます。(笑)

木や花の名前などは何度も森を歩いて、
調べていくうちに身につけることができます。
しかし地元の方たちからの
歴史や文化、暮らしの中での森との関わり方などの
リアルな言葉はとても貴重なんです。

そしてゆっくり森の中で過ごしてからクッキー作り。



今日はムラサキシキブの実も採ってきて、
トッピングしてみました。
むらさき色がかわいい~。
(と思ったら焼くと茶色に・・・)





そしてクロモジティーとともに、
みなさんと癒しのティータイム。

一回目より二回目、二回目より三回目、
よりステキな時間を過ごしていただけるように、
これからも宿泊施設や観光協会の方たちに参加していただき、
たくさんの意見をお願いしていきたいと思います。
そしてお客様に提供できる日が来るよう、
充実した内容にしていかなくては・・。

五箇山での挑戦はまだ始まったばかりです。




天然のエゴマを発見!
何回も歩いてるのに気付かなかった~。
やっぱり地元の人はすごい!
仕事の帰りに収穫。
車の中はシソのいい香り~。



とりあえず乾燥させればいいのでしょうか・・



葉っぱは試しに韓国風のしょうゆ漬けにしてみました。
ほかほかご飯にのせていただきま~す。
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森の中のあおいろ

2011年10月25日 | 日記
桂湖のまわりにはクサギがけっこう生えています。



このクサギ(臭木)、名前の通り葉っぱをちぎると、
とても臭いにおいがします。
でも花はとても甘い香りがして、
ピンクと青色の実がとてもきれいで、
森の中でひときわ鮮やかな存在です。

そのクサギを使って、クサギ染めができるらしい。
そんな情報を聞いていたので、、
先日草木染め体験に伺ったときに、
なんとなくやり方を聞いてきました。

せっせと実を収穫して、
家に帰ってトライしてみることに。



まるで宝石のようなターコイズブルー。
濃淡のコントラストがこれまたキレイ!

天然のもので青色が出せる染料は言わずと知れた「藍(アイ)」と
このクサギの二つしかないと言われているそうです。
それは貴重。



鍋に入れて、ひたすらコトコト煮詰めます。
調べてみたら相当、実がいるらしい。
どう見ても少なすぎる・・・。
不安になりながらもとりあえず挑戦しました。

やっぱり煮詰めている間もなんだか臭い。
台所から異臭が漂っておりました。
でも煮出した液は本当にきれいな青。



絹などの動物性の素材が染まりやすいということで、
偶然あった、絹の手袋を染めることに。

このクサギ染めは色を定着させる
媒染という処理がいらないので、
水で何度も洗うだけと簡単!
それなのにこんなにもきれいな色に染まりました。



(量が少なすぎて片方しか染められなかったけど、色の比較ができて良しとしよう。)

自然のものでこんなにも簡単に染めものができるなんて。
まだまだ森の中には使えそうな素材がい~っぱい。
いろいろな植物で試してみるのも楽しそう。

本当に自然の中には、わくわくが溢れています。
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ここはどこ?

2011年10月24日 | 日記


ここはどこでしょう?
思わず車を降りて、ボーっと。
今日の朝、ビジターセンターに出勤する途中、
開津橋からの桂湖の眺めです。
朝は風があまりないので、
湖面に空・山がきれいに映って、
ただただ美しい。

おかげで遅刻しそうになりましたが、
日々変化する自然を感じられるのは、
ここに毎日通う特権。


桂の木は一足先に葉っぱを落とし、
少しさみしげですが、
冬の訪れを少しずつ感じられます。





朝一でビジターセンターから桂の森を直登してみると。
桂の森の木々はますます色づいています。
今週末あたり見ごろをむかえそうです。
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