五箇山のもり

五箇山の豊かな自然・文化を桂湖ビジターセンターより紹介

Eボート指導者講習(2日目)

2012年07月08日 | 日記
講習会2日目。
今日はお天気にも恵まれて、いよいよEボートとのご対面。
その前に参加者との距離を縮めるための
アイスブレイクの方法を学びました。

知らないもの同士が何かプログラムに参加するときに、
はじめに行うアイスブレイクはとても重要です。
一日ともに過ごすわけですから、
緊張をほぐして、お互いのことを知ることで
この一日はより楽しいものになります。

自己紹介からはじまってゲームなどを行います。



与えられた絵を見てみんなで並べ替えたり、
人間知恵の輪をしたり。
みんなで話したり、交流しなければ
事ははじまらないので知らず知らずに距離は縮まり、
笑顔が生まれてきます。
本当に自然と和気あいあいと相手のことがわかってくるものです。

そしていよいよEボート!
Eボートは空気で膨らませる10人乗りの大きな手漕ぎカヌー。
Eボートの「E」には誰もが(Everybody)、簡単に(Easy)、楽しく(Enjoy)、
水辺の素晴らしさを体験(Experience)、水辺体験の入り口(Entrance)、
交流(Exchange)などたくさんの意味が含まれているそうです。

まずはコンパクトに収納されたEボートを袋から出して、



人力で空気を入れていきます。



予想外の大きさにちょっとテンション上がります。
そして空気の量を確認して、30分もしないうちにEボートの完成。



いよいよ湖に浮かべます。



まずはペアになってタイムレース。
この時点ではパドルの使い方や漕ぎ方はノーレクチャー。
まずはやってみよ~という具合です。
なかなかあの大きなボートを操って、
ターンしたり、岸に着けたりするのは難しい。



先生の技を観察して、教わって2回目に臨みました。
そして全員で乗り込んで出発。



カヤックとは違ってみんなで漕ぐ楽しさ。
この一体感が何とも魅力的です。
このみなさんの笑顔見ていただければ・・・。
そして子供たちを乗せたEボートとちょっと競争なんかしてみたり。



一番後ろに乗る人が舵取りで、
パドルを使って進む方向をかえていきます。
そして前進・バック・漕ぐ強さなどを声掛けしていきます。
みんなで順番に舵取りを体験しましたが、
あの大きなボートをパドル一つで操る感覚はちょっと気持ち良い。
なかなかテクニックがいるようですが、上手になったらかっこいいなぁなんて。

つづいてフィールドを庄川に移して、
ドキドキのスローロープによる救助訓練です。
水は冷たくて、足がつかない、流れもある。
それだけでちょっとドキッとしてしまいます。
ライフジャケットを着て、ヘルメットをかぶって、
いざ流れの中へ。



そしてロープをキャッチして引っ張り上げてもらいます。



私は2回ともロープは届かず、
1回目はサポートの方のロープで助けていただき、
2回目は泳いで岸へ上がりました。
本当にいい体験です。
実際に川で流されてみてわかる感覚。自分の動き。



今日はEボートに乗って、水辺で遊ぶ楽しさを体験し、
川での救助訓練では、水辺で遊ぶ怖さを体験しました。
自然の中で過ごすということは水辺に限らず山でも危険はつきものです。
でも危険だから自然の中で過ごすのをやめてしまうのではなく、
事前に回避できる環境を整え、
回避できる能力・判断を身に着ければ、
本当にすばらしい体験ができることを学びました。
怖さを知るということは本当に大切なことです。
そしてまた自然の楽しさ・デカさを感じるのでした。

再来週の講習会では桂湖に初Eボートがやってきます。
今からワクワク。