ああ・・・田中誠（涙）

昨日早朝のドイツ戦に引き続き、ワールドカップ選手にとんだサプライズというかハプニングがあった。茂庭が緊急招集されたのだ。茂庭といえばDF、さてはドイツ戦で負傷した加地の代役かと思ったら、なんと・・・ジュビロの田中誠だった。

　なんでも太もも痛らしいが、なんとも切ない幕切れである。ツネ様サポなどの不評を承知で書けば、なんとも不運なそして不幸なキャリアとしか言いようがない。
　田中は、清水商業時代から川口とコンビを組み、センターバックとしてかけひきの巧みさと、ラインコントロールの上手さでならした。

　マイアミの奇跡と言われた五輪ブラジル戦でも川口とともに奮戦したし、ジュビロ黄金時代のＤＦのリーダーでもあった。当時のジュビロは圧倒的に失点が少なかったのだ。
　にもかかわらず、前回のワールドカップでは候補どまり。それがやっと代表に招集されたのは、坪井のケガにより、本職でない右のディフェンダーとしてだった。

　当時から、田中ファンは言っていた。センターのディフェンダーとして、田中が宮本に劣るのは英語力だけだと。
　おとなしそうに見える田中だが、実は元ＦＷであり、得点感覚もあるし、ヒヤッとさせつつ、エグいプレーも上手かった。

　そして、右ＤＦとして確定したかと思いきや、坪井のカムバックで控えに・・・そして、今度は・・・ああ（涙）
　ケガはしかたない。あきらめるしかない・・・だが、タラレバは禁物といいつつ、前回も選出されず、これで彼はワールドカップに立てないままで終わるのだろう。

　批判を覚悟で書けば、日本でもっとも強い３バックを組むとしたら、中澤・田中・松田、ないしは、中澤・松田・坪井だろう。
　なんだか嫌な予感がする。最終選考直前に村井がケガで倒れ、今度は田中・・・ラストのマルタ戦に今度は福西が・・・なんて。

　えっ、福西の場合はケガでなく、暴行で出場停止の可能性がですかあ・・・はあ（汗）。いずれにしろ、茂庭には頑張ってもらうしかない。頑張れ茂庭！
　そういえば、加地の具合はどうなんだ・・・