こらっワールドカップ

Coração da copa do mundo - ワールドカップ期間限定感想文

試合のレベルの高さを満喫 2002年は一体なんだったの? ポルトガル 0-1 フランス

2006-07-06 21:43:41 | 2006ドイツ大会
ポルトガル 0-1 フランス 7月5日

前半33分アンリがペナルティエリアで切り返すところをひっかけられペナルティ。ジダンが決めた1点を守りフランスが勝利した。

フランスの強さはどこからくるのだろう。バランスがいいと評されるが、具体的に考えてみる。一つは無駄な攻撃がない。行く時は行くが、無駄な人手をかけない。それから守備が堅い。これはテュラム、ビエラ、マケレレらがよいのだが、そもそも守備のポイントがものすごく整理されている。これは監督のウデだ。守備の集積が速い。これも行く時は一気に3名で囲む。個々人の判断力が高いのだが、やはり意識の統一がされていると思う。パスとドリブルの取り合わせも良い。日本代表を思い出すと、ポルトガルはドリブルが多く、脅威となっているのは事実なのだが、フランスからすれば「ドリブルをさせている」のであって、真の脅威にはなっていない。フランスはパスが中心だが、適度にドリブルが出る。またリベリーを持って来たのも監督のウデだろう。

うまくて、つよくて、しかもジダンとアンリという2人の天才を擁しているチームが、ここまで整理されているのだから、これはかなわないわな。

もう決勝トーナメントの試合のクオリティが高くて、うれしい。見所のコンテンツが90分間ぎっしり詰まっている。

最後に、昨日のイタリアの記事から。このリッピとフランスの対決だ。全く予測がつかない、楽しみだ
リッピ好采配!途中出場選手が11発中5発

ベンチでリッピ監督が叫んだ。「今からアレックス(デルピエロ)がゴールを取ってくれるからな」。延長前半14分、ピッチ上の選手とベンチの選手、そして何よりデルピエロに聞こえるような大声で、ピッチへと送り出した。そのデルピエロが蹴ったCKから先制点が生まれ、直後にはカウンターからデルピエロ自身がゴールを決めた。采配が完ぺきに決まった。