goo blog サービス終了のお知らせ 

こらっワールドカップ

Coração da copa do mundo - ワールドカップ期間限定感想文

ニュージーランド男よ裸踊りはやめとくれ。イタリア 1-1 ニュージーランド

2010-06-21 01:02:20 | 2010南アフリカ
イタリア 1-1 ニュージーランド 6月20日

82分のウッドの左足シュートがイタリアゴールのわずか右を外れたが、どきどきした。
前半NZのフリーキック、流れてきたボールの処理をカンナバロが誤って走り込んだスメルツがゴール。失点に急激に力を入れ返すイタリアはラッキーなペナルティーを獲得して同点。そしていつかはイタリアが逆転するものと誰もが思う中・・・

今大会、イタリアを見るのは始めてだが、パワーサッカーをやっていて驚いた。大柄な男達による力強いキックの応酬が目についた。NZがパワーサッカーなのは当然なのだが、イタリアもパワーだった。

イタリアの攻撃は迫力にあふれていた、ふっきれて遮二無二点を取りにきた。しかもパススピードがやたら速い。ピッチ上のパススピードを測る機械はまだないかもしれないが、一二を争う速さではなかったか。対するNZもパスが速かった。これでイタリアが逆転を奪い取ると思ったのだが。イタリアにはピルロが怪我でおらず、デルピエーロも呼ばれていない。中盤のテクニシャンなしのこの試合は、アメリカ対イングランドの試合と同系列のものだろう。これが世界のトレンドになっていくようだと、日本はついていけない。

結局ニュージーランドは珠玉の勝ち点1を得て、イタリアは2戦終了で勝ち点2という状況になってしまった。

ディフェンダーを体で押さえてアウトでシュート。スロバキア 0-2 パラグアイ

2010-06-20 22:45:52 | 2010南アフリカ
スロバキア 0-2 パラグアイ 6月20日



パラグアイの先制ゴールは、スルーパスに走り込んだヴェラが、ディフェンダーを体で押させ込みながら、右足アウトサイドで押し込んだもの。

シュートだけでなくプレー一般に、上手い人はより余裕があるものです。それが強く感じられたのが、パラグアイの選手の足の外側の使い方の上手さ。足の使い方の簡単さというのは、内側、甲、つま先、外側の順だと思うのですが(ちなみに子どもはつま先で蹴りますね)、パラグアイはそれをしかも左右両足で使える選手が多いです。先制のゴールシーンは、ほとんどディフェンダーに足を持っていかれながら、その力をあたかも利用するようにして、右足の外側で蹴り込みました。

ちなみにこの写真はボールの下がオセロになっているのですが、黒はボールの影で、白はペナルティーマークです。

ガーナ 1-1 オーストラリア 6月19日
なお、昨晩はオランダ戦の後にガーナ対オーストラリアも見たのですが、キューウェルの退場は気の毒でした。ただオランダ戦の後なので、こっちも見ていてあまり気が入りませんでした。オージーは1戦目のケーヒル、2戦目のキューウェルと軸のプレイヤーが退場して、試合にあまりなりません。
しかし実はオーストラリアは2022年の招致を日本と争う相手なので、あまり大活躍してもらうのは困るという事情もあったりします。姑息ですが、勝負事は相手の不都合も味方に付ける必要があるでしょう。

ものすごくタラレバを語れる試合だが、あえて言う、次だ。オランダ 1-0 日本

2010-06-19 22:56:59 | 2010南アフリカ
オランダ 1-0 日本 6月19日



「カメルーン戦よりはシュート数も多かったはずだ」長谷部。
試合は作れたと思う。流れを書くと次のようだ。

前半は日本の基本戦術、相手の良さを消す試合。とくに阿部がスナイデルを消し、チームの動きを消すことが出来た。前半オランダは動かなかったのか、動けなかったのか?動かせなかったといってよいだろう。

後半の立ち上がりにオランダは圧力をかけてきた。あぶないシーンを何回かしのいだので、あと5分、いやあと2分耐えればという所だった。失点後オランダは攻撃を止めた。ここはチャンスだった。大久保はそれがわかっていたが、チーム全体でそれを表現することが出来なかった。さらに交代のカードを3枚切った。入れるタイミングは良かったが、結果を伴うことができなかった。結果論的になるが、別な交代、違った動きを望んだ人も多かろう(個人批判ではないが、本田にかえて森本。憲剛も見たかった)。

大久保絡みの勢いがなくなった後、再びオランダの時間帯になった。ここで試合を決められそうになった。川島が防いだがそれを喜んではいけない。

最後の時間帯、また闘うことができた。闘莉王のヘッドから岡崎のシュートには熱くなった。


「目の前にチャンスがあったのにものにすることができなかった」
「日本代表がリスペクトをはらいすぎる必要のある相手がいないことがわかった、日本は自分自身をリスペクトしてください」
オシムさんの言葉である。

2戦を通じて、闘い方が定まった。チームとしての意思統一がはかれている。阿部、長谷部、遠藤、もっともっとひっぱってくれ。

「時間が日本の味方だ」オシム。日本対オランダ(試合前)

2010-06-19 20:04:14 | 2010南アフリカ
「敗戦に対する恐れはオランダの方が高い。0-0で時間がすぎれば過ぎる程、オランダのプレッシャーになる。今大会番狂わせが続いているのもオランダのプレッシャーになる。」オシムさんの試合前の教え(スカパー)です。

冷静に、ニッポンが持っているアドバンテージを理解しながら闘ってほしいと思います。
私たちは勝ち点3を持っています。その上、チャレンジャーです。

(試合後追記)

内田樹先生から、オランダ戦中に興味深いツイート。上記と同じ教えを感じる。ただし内田先生はオランダ戦をご覧になっていたかどうかとは関係なく。

http://twitter.com/levinassien
ワールドカップから学ぶこと。その一、世界の基本単位は国民国家である。その二、人間のパフォーマンスを高めるのは、負けてるときにも楽しめる能力である。その三。落ち込むと負ける。図に乗ると負ける。考え過ぎると負ける。考えが足りないと負ける。ワールドカップは深いです。

落ち穂拾い(最初の1週間で11試合の感想を書きました)。

2010-06-19 14:11:45 | 2010南アフリカ
ここまで1週間すぎました。数えてみましたが、11+1試合の感想を書きました。書ききれなかったことの落ち穂拾いをしてみます。

ブラジル 2-1 北朝鮮 6月15日(みてない試合)

火曜の早朝ということで見ることができませんでした。チョンテセの、国歌斉唱時の号泣ですね。しかもテセだけ。複数の人から感動したと聞きました。テセも色々あったでしょうから、重いものがあります。

落ち着いて観戦できていないと、ついついキックオフの時間に間に合わないのですが、やはり国歌斉唱から聞かないといけませんね。日本対カメルーン戦のときは帰宅が遅くなって、駅から歩きながらワンセグで見ていました。君が代もワンセグです。不思議と君が代のときだけワンセグ放送が切れなかったので、行けると思いました。勝つとなんでも書けていいですね。

ギリシャ 2-1 ナイジェリア 6月17日(8割方観戦)

サッカー系のネットで「トイレに行ってくる」という言葉がありますが、風呂に入っていたらナイジェリアが先制していました。今回早い時間帯の得点が多いように思います。もどってみると先制したナイジェリアが押していて、ギリシャの挽回は難しいと思えました。ということで、前半33分の退場がすべてでした。退場は色々な影響を与えますが、これほど顕著で愚かな退場はなかったということです。

スロベニア 2-2 USA 6月18日(ほぼ観戦)

スロベニアはかなり素晴らしかったのですが、2-0 からアメリカが追いつきました。これもながら観戦はいけない、の法則で、ほぼ観戦していたのですが、最初の3点は見ていませんでした。最後にアメリカが驚異的な粘りでおいつくのですが、これはイングランドにどう影響するのでしょうか。

イングランド 0-0 アルジェリア 6月18日(スカパー再放送で観戦)

イングランド、取れませんねえ。悪い流れを断ち切れませんでした。打て、というタイミングでパスを選択したり。アルジェリアは個々のプレーのスケールが大きいというよりは、正確さが特徴で、日本の手本になるのではないかと思います。

ということで、ここまでの23試合で15試合を見たようです。国単位で数えると、21カ国になりました。まだ見ていないのは NZ、イタリア、オージー、オランダ、スロバキア、チリ、デンマーク、パラグ、ブラジル、ホンジュラ、北朝鮮ですね。できるだけ見ていきたいと思います。

サッカー選手達とパブを貸し切って観戦イベントをしました。 ドイツ 0-1 セルビア

2010-06-18 23:53:44 | 2010南アフリカ
ドイツ 0-1 セルビア 6月18日

今日はサッカー選手達(会社のサッカー仲間)とパブ(ラーメン屋の2F)を貸し切って観戦イベント(飲み会)をしました。とても楽しかったです。

試合は当初セルビアが押し気味に試合を進めるも、だんだん自力の差かドイツにチャンスが増えてくる、この試合もドイツかと思うそんな中、クローゼが2枚目のカードで退場。その直後にセルビアが右サイドを崩しぎりぎりのクロスを入れ、ファーで長身の選手が折り返して、ヨバノビッチが先制。後半ドイツはPKのチャンスを得るも、GK "ストイコビッチ" に止められて無得点で終了、まさかのドイツの無得点敗戦となった。

ってことで、みんなで見ると便利でいいです。フォーメーションも教えてもらえたりして。わーわー盛り上がるには、もう少しトリッキーなプレーが欲しかった所ですが、どっちもそんなにボール扱いが上手いわけではなく渋い試合が退場もからめてより渋くなりました。それでもみんなで真剣に見ちゃったけどね。私が感心したのは、セルビアの組織の良さで、好きを作らない。敵ボールの時はあっという間に9枚近くのブロックを形成、また攻めの時は効果的に前の4枚が圧力をかけていました。

参加した誰かが言ってましたが、「スペイン、ドイツと負けてるんだから、オランダもあるかも」ということで、気楽に盛り上がって今日のブログとさせていただきたいと思います(眠いし)。

とても楽しいのでまたやりたいです。

韓国はそんなにわるかったのかなぁ。 アルゼンチン 4-1 韓国

2010-06-17 23:50:31 | 2010南アフリカ
アルゼンチン 4-1 韓国 6月17日

一昨日のエントリーにも書いたが、仕事で旅先にいる。仕事というのは、たくさんの外人とかと議論する仕事である。昨日はデンマーク人と一緒だったが、デンマーク人も強気ではなかった。まともな人は強がりをいったりはしないもので「デンマークはフォワードが怪我でいなくなってしまったから・・・」なんてことで凹んでいた。ちなみにこちらに来る前に池袋(サンシャイン)で日本代表のユニフォームを子どものために買ったそうで、ホンダがほしかったけど、売り切れだったのでマリマトゥを買ったと言っていた。
今日はレセプションというのがあったのだが、20:30を前に韓国人団が一斉にいなくなってしまった。わかるわかる。私も今日はレセプションだけで失礼してきて、この試合の後半のみ見た。前半のスコアは2-1であった。

後半の韓国は悪くなかったと思う。アルゼンチンが動きを控えていたのかもしれないが、互角に感じた。しかしそこからアルゼンチンは2点を追加して、押し切ってしまう。アルゼンチンの3点目は見事だった。メッシ→アグエロ→イグアインとつないだゴールはあっけにとられてしまった。戦術だフォーメーションだというのは確かにあるが、このメッシとアグエロの創造性あるパスで勝負あった。

一見紙一重に見えていた試合であった。後半13分のパク・チソンの素敵なパスからのヨム・ギフンのシュートは決めないといけなかった。これが入っていれば同点。しかし気がつくと3点差。アルゼンチンが余裕で2勝目を上げた。

韓国はいいチームになったと思う。乱暴なところもなく、普通にアルゼンチンと伍していたように見えた。でも韓国にしては上品だった。韓国が上品に負けてもつまらない。



メッシ→アグエロ→イグアイン 今大会(いまのところ)最高のゴール


なんで?スペイン。この攻撃サッカーのどこに問題があるのか? スペイン 0-1 スイス

2010-06-17 00:53:13 | 2010南アフリカ
スペイン 0-1 スイス 6月17日

攻めを中心にすべきなのか、守りを中心にすべきなのかというのは、サッカーにおける永遠のテーマの一つである。近年のスペイン代表とバルセロナの成功で、ボールを自チームでできるだけ保持しながら攻めを中心とするサッカーが現代のトレンドになったかの感があるが、それは正しいのか、あるいは過去のものになってはいないか、との議論が続いている。

誤解を恐れずにいうと、フィンケ率いる浦和レッズのサッカーを見ているようだった。ボールを保持して、そのために確実に足元にパスをして、少しずつ攻撃に人数をかけて、相手の薄いところすなわちサイドから崩そうとし、山ほどチャンスを作って、しかしチャンスの割には危険なシュートがなくて、しまいには相手の少ないチャンスであるカウンターをくらってしまう。
これは浦和レッズサポーターの今年の共通の愚痴を書いたつもりだが(今、まだ試合は終わっていない)、これがこの試合に当てはまりそうである。

これでは困る。

攻めて、崩して、きれいに勝つ。このサッカーをしていれば、10回中8回は勝てるのかもしれないが、今日の結果はどうなるのだろうか?

ロスタイム5分。

バルサ<インテルであってはつまらないし、浦和<スペインなのだから、その手本がこれでは。。。

試合終了。
ユーロで優勝したスペインのサッカーが、この敗戦はたまたまなのか?それともサッカーのトレンドは、もう変わってしまったのか?

旅先でもワールドカップ。コートジボワール 0-0 ポルトガル

2010-06-16 01:24:34 | 2010南アフリカ
コートジボワール 0-0 ポルトガル 6月15日

さあ、ワールドカップも平日に入ってくると、これがなかなか生活に干渉してくる。

20:30の試合は仕事を調整しないと見れない。昨14日のオランダ 2-0 デンマークは打ち合わせが終わったら1-0だった。山手線に乗りながら携帯ワンセグで見ていたら、カイトの2点目はよくわからないというか気づかなかった(ワンセグの字幕でゴールを知ったのだが、ワンセグの字幕は10数秒遅れて出るようなので、なおさら後の祭りであった)。

27:30の試合はほとんど見れない。見てはいけない。サッカーを見ていて夜が白んでくるのはちょっといやだ。

良いのは23:00の試合であるが、なんと今日は出張になってしまい、ドログバ対Cロナウドの試合を旅先のホテルで見ている。ちょっと慎重ですね、特に前半が。昨日のカメルーンが日本に敗れたことが、さらにそうさせているのだろうか。予選リーグの初戦というのは、チームが完成していないのか、それとも牽制して臆病になっているのかわからない。

試合は前半にロナウドが惜しいミドルを1本、後半は闘莉王とぶつかって骨折していたドログバが途中交替で出場してくれて安堵した。ドログバに出た後半ロスタイムのスルーパスをドログバがパスしてしまったのには声が出た。

どこでみても、どこからみても、旅先でも、ワールドカップである。ただし、こっちの今日の新聞の一面は、本田ではなく相撲による野球賭博であった。なにも2大スポーツがセットで新聞占拠しにこなくていいのにと思うが、オシムさんが「明日の一面がすべて本田なら日本の未来は危ない」とおっしゃっていたので、未来があるということだ。

岡ちゃんのサッカーを理解しろ。 日本 1-0 カメルーン

2010-06-16 00:46:10 | 2010南アフリカ
日本 1-0 カメルーン 6月14日



つくづく岡田監督は理解されない監督だと思う。いや、されないというよりは理解が難しい監督だな。カメルーン戦は岡ちゃん色がきわめて高い試合だった。「日本の試合じゃなかったら、眠くなってたでしょ」と、一夜明けたテレビで語っていたのはゴン中山だが、直接関係のない国の人が見ていたら、つまらん試合だと思っただろう。ここに岡田監督の本質がある。

普通、弱いチームが1-0で番狂わせ的に勝ったときは、守って守ってのハラハラドキドキになるものだ。アトランタ五輪でブラジルのシュートを止めまくった川口能活の活躍を思い出す方もおられるであろう。しかし昨晩の試合はそうではない。無論、川島の好セーブもあったが、むしろ「あまり苦労せずに勝ってしまった」感があった。私はスコアの割には不安を感じなかったし、試合後の選手たちのコメントからもまだまだ行けますよが感じられた。「精根尽き果てた感動のイレブン」ではなかったのである。

サッカー界には「試合をつまらなくしてしまう」という表現がある。例えば、打ち合ってしまうと体力差で負けてしまう、そんなときは打ち合いを避けるというのも一つの作戦だ。カメルーンは「何で負けたかわからない」と思っているのではないだろうか。そう、負けるはずなんてなかったのに、試合ではなんだか調子が出ない、いつでも打てるはずのシュートが打てない、気がつくと日本の選手が傍にいる、・・・・・
なんだこりゃぁ、これは2003、2004とJリーグを連覇した横浜Fマリノスのサッカー、岡ちゃんのサッカーそのものじゃないか。2004年のJリーグチャンピオンシップ、横浜v浦和。浦和があれだけの戦力と圧倒的な2ndステージの強さをもっていながら何故か勝てなかったマリノスのサッカー。これは私の信頼する友人(残念なことにマリノスサポ)との共通の感触である(あぁいまだに2004チャンピオンシップに負けた理由がわからない、ふつふつと怒りが復活してきた・・・)。引き篭もりサッカーではない、汚いプレーで相手を潰すサッカーではない、だけどなんだか相手に仕事をさせない。これが岡ちゃんのサッカーだ。しかも、計算づくでやっているのに監督のおかげに思えない、その戦略がマニアに語られることがない、これが岡田サッカーの真骨頂である。

試合は、前半はお互いに牽制しあったまま淡々と進み、チャンスの少ない日本が39分、松井のクロスに本田の「消える動き」で1点を記録した。そこまでの時間帯、松井の動きはリズムを止めていたように見えたし、本田はまともなセンターフォワードの動きができていないように見えていた。しかし見事な得点。松井の動きというのは、カメルーンにとって大変組みにくいものなのだろうか?日本はカメルーンにとって、大変相性が悪いものなのだろうか。私はわからない。サッカーのミステリーのまた一つである。一方、全体の守備のハードワークが出るのは、このチームの必然である。綿密なスカウティングと対策がある。岡田ジャパンは幾重の迷走と策略により、本来の姿にたどり着いた。

これは隠れた名勝負、血湧くチームと筋肉踊るチームの結果は。セルビア 0-1 ガーナ

2010-06-14 01:31:21 | 2010南アフリカ
セルビア 0-1 ガーナ 6月13日

今日はアルジェリアvスロベニアと、セルビアvガーナの2試合を見れました。見れたと言ってもながらながらですが、1試合目は地味なカードの地味な試合(0-1でスロベニア)、しかし2試合目も地味なカードなれどすごい試合でした。

色々書くべきことがあるのですが、とにかく再放送を見る機会がある人は、後半だけでも見た方がいいですよ。セルビアは不運な2枚目のカードで退場者を出しますが、その後が引き分けに持ち込むのかと思うところが、怒濤の攻め。しかしその気合いがガーナを押し返すかと思ったところにPKを与えてしまい、失点してしまうのです。

ガーナは大変に力のあるチームですので、波の乗ったでしょう。ドイツがいるので、ガーナとセルビアの両方が次に進むのは難しいかもしれません。残念です。ちなみにガーナはサポーターが即席楽団を結成して、観客席の通路を行進してましたね。この写真が見つかったら、拾って貼っておきたいのですが、いやはや楽しいですよ。迷惑なことに彼らのおかげで、会場のブブゼラが一斉同期してましたから。

英国サポはブブゼラに勝ったが。イングランド 1-1 USA

2010-06-13 22:22:32 | 2010南アフリカ
イングランド 1-1 USA 6月12日



この試合だけは例のブブゼラの音が小さいです。押し掛けた英国人の数が多かったので、ブブゼラを吹く数が減ったと考えていますが、とにかくブブゼラの轟音の彼方から「Rule Britania」の歌声が聞こえてきたときはほっとしました。私は英国人ではありませんが、ブブゼラはいらないです。

試合は、開始早々のジェラードのゴールでイングランドが先制するも、英キーパー グリーンのファンブルで米国が追いつき、分けました。

誰もグリーンを攻めていないと思うのですが、イングランドの悲劇はプレミアリーグの厳しさにもあります。今回のイングランドの3名のゴールキーパーの所属していたチームの09-10シーズンの成績は9位、17位、20位でした。残念なことですが、近年のプレミアの上位チームには英国人GKがいない。なんだか勝ち癖をつける機会がないのです。グリーンはぎりぎり降格をまぬがれたウェストハムから選出されました。
スカパーでコメンテ-ターをしているオシムさんは、イングランドの精神的ダメージは、ある、としています。勝たねばならないチームが勝ちきれなかったことは色々な負の影響をもたらすのでしょうか。

一方アメリカは大変立派な試合をしました。あんなにあっさり先制されても、うなだれることなく、しっかりと仕事をし続けました。たいへん勇敢なチームだと思います。この両チームのパワフルで規律のあるサッカーがどこまでいくのか。今大会の見所が、また一つ増えました。

(スカパーの再放送で観戦)

笑山さん好セーブを連発も攻撃陣が一歩及ばず。アルゼンチン 1-0 ナイジェリア

2010-06-13 08:26:03 | 2010南アフリカ
アルゼンチン 1-0 ナイジェリア 6月12日



面白かったですね。あっという間にエインセのダイビングヘッド(コーナーから)で先制して、どれだけ点が入るかと思いましたが、結局そのスコアが動かずアルゼンチンの勝利。メッシが打っても打ってもキーパーのエニュアマさんが跳ね返すの図でした。

攻め続けたアルゼンチンが、結局2点目をとることはありませんでしたが、疲れた後半の最後の余裕のボール回しも面白かったと思います。攻撃もボールと楽しむのですが、守備に切り替えてもボールと楽しんでる様に感じました。アルゼンチンの強さの源は、上手さです。仲間がボールを相手よりも上手く扱えることへの信頼感がゲームを動かしているようでした。アルゼンチンは2点目がとれませんでしたが、いらついたり焦ったりするネガティブな心理状態にはなっていなかったように思います。これは難しいことで、攻めの仕事が上手く行かず、守りの仕事に移行していくのですが、ボールや仲前の信頼が変わらないというのはすごいことだと思いました。この「楽しさ」を継続させた一因には、ナイジェリアの攻める姿勢もあったのですが、もし今後の試合で、アルゼンチンに対して「堅守」で望むチームが現れた時、すなわち韓国やギリシャがガチガチに固めてきた時、アルゼンチンのチームへの信頼感が失われることがあるのか、注目したいと思います。この信頼感にほころびが生じた時、マラドーナがどれだけ組織的に耐えることをさせられるかが、優勝への鍵になるでしょう。
一方、ナイジェリアは十分R16に進む資格のあるチームです。ギリシャに勝った韓国との第3戦が非常に重要なものになりました。

ちなみにベロンがいまだに頑張っていて驚きましたが、マラドーナもよく「ボールにさわって」いました。相手ボールのスローイン時まで、ボールを拾ってあげていて笑いました。勝っているチームの監督のすることじゃないですが、ただただボールにさわりたいんです。



韓国、日韓戦の再現。韓国 2-0 ギリシャ

2010-06-12 23:08:02 | 2010南アフリカ
韓国 2-0 ギリシャ 6月12日

ワールドカップ期間は各国のリーグは休止されていて、J1も5月の中旬で中断してますが、J2はやってるんですよね、今日も。しかも岐阜-岡山なんて19時キックオフなので、この試合のキックオフ時はまだ終わってない。岡山なんて韓国籍の選手がいるはずなので、気になったんじゃないかなぁ。仕事でワールドカップが見られないのは普通かもしれませんが、「仕事なに」「サッカーです」みたいな。色々大変です。

試合は韓国の完勝でした。フロックな感じが全くなくて、貫禄勝ちと言ってもいいのではないでしょうか。ボールへの出足で常にギリシャを上回っていたとおもいます。得点は鹿島のイジョンスと元京都いまマンチェスターUのパクチソンでした。パクチーのゴールは先日の日韓戦の再現そのもの。相手のミスに乗じたものでありましたが、格を感じました。

アルゼンチン、もう先制しちまった。(次の試合が始まってしまいました)