ちょっと出かけたときに、車の中から撮った鳥たちです。
田園地帯で餌を狙うモズとカワラヒワ。ちょっと気持ちが晴れました。
いよいよものすごい寒さがやってくるようで、警戒しています。寒さに弱いわたしは、これまでの撮影行で寒さで参った記憶がいくつかありますが、前日pしたコミミズク撮影もそうでしたが、十年ほど前のレンジャクが冬に二条城のお堀にやってきたのを撮影に行った時もそうでした。京都は冬の寒さは「底冷え」と表現されますが、長時間いると気温はそこそこでも体の芯に堪えるような感じがします。まさにその状況でした。二条城を囲むお堀の北・西・南の三方の生け垣に紅い実がなり、それを多くのレンジャクが内側から飛んできては啄み、食べていました。北や西の生け垣の実はほとんど食べつくされ、南で撮影でした。それを狙うのですが、動きは早く逃げ足も速いので、苦労します。
レンジャクとともに、ヒヨドリも姿を見せていました。
尾の先が黄色いのがキレンジャク、赤いのがヒレンジャクです。それを一緒に撮りたいと思い、なんとか撮れました。
そんなことを思いながら、やはり少し暖かくなることを待ってゆっくり撮影行をと思っています。
とても大きい寒波がやってくるということで、とても外に出る状況ではないようです。冬の寒さに凍えながらの撮影と言えば、もう七、八年前になるのですが、近くの三川合流地(桂川・宇治川・木津川が淀川に)あたりの河川敷に、多くのコミミズクがやってきて、大騒ぎになったことがありました。これは河川敷土手の中にあったゴルフ場が廃業し、そのまま枯草の平地になったことで、野ネズミなどが増えてそれを狙ったもののようでした。それまでにもコミミズクがいることは聞いてはいましたが見たことはありませんでした。一時は十二羽以上がその地域を三等分したところでそれぞれのテリトリーに三羽ずつほどが巣を作り夕方から飛び回るという状況になりました。それで、土手には数百人のカメラマンやウォッチャーが並び、テレビカメラも入る状況となってしまいました。わたしも近いところでしたから何度か行ってみて撮りました。夕方の寒さが身に染みるころから、じっと待ち撮るのですがたいへんでした。本来はそんな鳥ではないのでしょうか、すぐ近くで飛んだり、土手に来て休んだりで、撮影そのものは楽しめましたが、なかには非常識な人もいて顰蹙を買ったり、金儲けのためか深夜の人がいなくなった時に草原の中に入ってコミミズクを盗っていく輩も出てくるなど、不愉快なことも多く、なぜ・なにを・どう撮るのか・そして何を表現したいのかなど、写真を撮る意味と意識しなければならない自制・節度をもつことなどの大切さを感じたものです。
コミミズクの飛ぶ姿は、とても魅力的です。
土手で休む姿には、ちよっと戸惑っている感じもしました。
すぐ近くで飛ぶ姿の撮影は必死でピントを合わせながら、とても惹かれる瞬間でした。
先に書いたような状況であったので、この騒ぎは数年で終わってしまいましたが、それは鳥たちにとってもよかったのだと思います。
カワウの活動は、精力的です。あまりに一生懸命すぎて、おもしろい場面を見ることもあります。
大きな鯉をゲットしたのはいいのですが、飲み込むのに四苦八苦していました。
バタバタと飛沫を立てて暴れまわっていたので何をしているのかと思ったら、スプーンをどうにかしようと苦戦していました。
おおきな魚を捕まえた瞬間、もう一羽が飛び込んできました。思わず獲物を落とした場面です。
いろんなとがありながら、元気に活動しています。けれど、ゴミを捨てるのはダメですね。大迷惑ですし、時として命にかかわります。
気分転換を兼ねて、少し遠くへ。川沿いに車を止めて、ほんの短時間外に出てみました。それでも多くの鳥たちの姿を見ました。
山の上にシラサギが飛んでいました。
土手の上の芽をだす準備をしている木に、カワラヒワが留まっていました。
川面をカワウが飛んでいきました。
少し離れたところにもシラサギがいました。
そして、ハヤブサがかなりのスピードで飛びました。
夢でなく、実際の姿を見られたので、縁起がいいかも。ほんの少しでもたくさんの鳥たちと出会えてうれしい!