電車内で騒いでいた高校生をたまたま居合わせた警官に注意され、逆上した高校生が反抗したため、警官が平手打ちを食らわせた件が報道されました。
警官は神奈川県警の巡査長です。県警はこの巡査長の行為に行き過ぎがあったとして処分する方針です。
ところがこの巡査長の行為を肯定するいわば激励の電話やメールが2、000件を超えたそうです。行き過ぎだったとする批判的な意見はわずか4件。これは普段から電車内のマナーの悪さに嫌悪感を持っていたり、迷惑している人が如何に多いかという実態を背景にしたものです。しかし誰も注意したりできないでいます。後難を恐れて、あるいは面倒なことに巻き込まれたくない心理が働くのです。
かく言う私も正直なところ同じです。恥ずかしい限りです。この巡査長は誰もできないことを勇気を持って実行したのです。もちろん「自分は警官だ」という自負や責任感もあったでしょう。であっても素晴らしい行為です。
県警がこの巡査長を処分したらどうなるでしょう。今後二度とこのような人は現れません。神奈川県警と言えばいつだったか、数々の不祥事を連発したところです。この勇気ある行為を否定し、巡査長を処分したらもはやこの国のモラルも秩序も崩壊したも同然ではないでしょうか。
まあ、私に言わせれば、高校生だけじゃなく、不祥事続発の政治家達にも平手打ちを食らわせていただきたいものです。