昭ちゃんのひとりごと

地方議員経験者としての オヤジのつぶやき

意地も必要

2007年02月25日 16時05分41秒 | Weblog

中村紀が中日と「育成選手」契約、年俸400万円(読売新聞) - goo ニュース

 私はオリックスでの契約更改で難航していた中村選手の心情に関心がありました。プロとしてのプライドを賭けた戦いだったと思います。少しばかり意地を張りすぎたきらいはありますが、プロ選手にそれがなくなったらお仕舞です。

 結局は中日が拾った形で中村選手を迎えました。彼は二軍限定の育成選手という考えられない待遇を呑みました。年俸は400万円です。

 しかしこのような試練を経れば、彼は発奮し、素晴らしい成績を残すと思います。ただし怪我だけは要注意ですね。

 中村選手のような意地を張る部分が私にも少なからずありますので、彼の気持ちはよく理解できます。プロ根性の裏面のようなものです。

 それがあるからこそ、これまでやってこれたと思います。プロスポーツの選手はサラリーマンではありません。常に挑戦し続けることを宿命付けられています。当然、意地や根性も必要です。

 私も若い頃から営業の世界で鍛えられてきました。幾度となく試練を経験しました。それが現在の自分自身を形作っています。意地を張りたくはないけれど、それをなくすと生きられない世界です。

 現在の私も試練の真っ最中です。意地が私を支えています。平凡な人生を送っている人には容易に理解できないと思いますが・・・。

 プロに必要な自負心と意地、あるいは根性。古いタイプの選手なのかも分かりませんが、中村選手の活躍を祈っています。

 

 


うらやましい話

2007年02月22日 09時53分14秒 | Weblog

東国原知事 代表質問論戦開始 笑い まぶして “挑発” 答弁書丸読みせず 一問一答形式提案(西日本新聞) - goo ニュース

 宮崎県知事に、そのまんま東(東国原 英夫)知事が誕生して、マスコミの話題をさらっています。官製談合で現職知事が逮捕されるという衝撃的なニュースの後だけに、選挙結果とその後の動向に注目が集まったわけですが、結果はご存知の通りとなりました。

 県民はしがらみのなさと、清新さを選択しました。そして新知事はその期待に見事に応えています。「政治はプロだけがやるものではない」 それを全身で表現しています。就任直後の鳥インフルエンザへの対応などを見ていても、迅速で的確な対応だったと思います。

 そして県議会が始まりました。その様子も逐一報道されています。マスコミの注目度の高さは、そのまま有権者の関心の高さです。

 県議会議員選挙を前にして、議員の追及も矛先が鈍りがちです。論戦を見る限り、知事の圧勝です。

 しかし私の気持ちは複雑です。その理由はあれだけの保守王国だった宮崎県が、そのまんま東氏の出馬表明で一転し、政治意識に目覚めたのです。そして新知事を選びました。有権者の意識が目覚めれば政治は劇的に変わるのです。

 旧態依然とした筑前町の選挙結果と、有権者の政治意識に愕然とした私にはうらやましい話です。有権者に、それができるかどうかがすべてです。

 政治はプロのものではありません、あくまで住民が主役です。しかし住民の意識が変わらなければ、政治は変わりません。

 あ~~~宮崎県がうらやましい!


いじめの結果

2007年02月19日 15時15分42秒 | Weblog

 福岡県筑前町の三輪中で起きた「いじめ自殺事件」で、県警は今日いじめに加わった生徒たちを書類送検しました。

 しかし処罰は求めずに、更正を促すということです。調査委員会の報告では、「冷やかしやからかいがあった」とされていましたが、マスコミや世論の動向を気にしてか、最終報告では「いじめがあった」と認定されていましたが、どのようないじめだったのかや、いじめが自殺の主たる原因であったとの断定はされないままでした。

 また後で分かったことですが、生徒たちを対象に実施されたアンケートの内容に大きな疑問が残りました。その内容とは・・・

 「あなたは学校で冷やかしやからかいがあったと思いますか?」というものです。これでは「あった」と答えるしかありません。

 つまり初めから答えは決まっていたのです。何でこうなるのでしょうか?私には理解できません。

 いじめた少年たちも保護観察処分などの処置を受けるでしょうが、これでこの問題が解決するのでしょうか?

 教育長や教育委員長、学校長や担任、あるいは元担任の責任はどうなるのでしょうか。いずれ県教委が処分するかも分かりませんが、それで済む問題ではありません。

 失った信頼の回復、現在の生徒たちへの影響。これから三輪中に進学する子どもたちや親たちの不安感の払拭。

 とても関係者を処分して終わる問題ではありません。


思惑通り?

2007年02月15日 10時23分19秒 | Weblog

 先の筑前町議会議員選挙で新しい議会構成が船出したのですが、早くも不安視していたことが現実のものとなってきています。それは「議会だより」の大幅な後退です。

 「議会だより」は私も委員長として深く関わってきただけに、強い思い入れもあります。どのように後退したのか。それは従来基本的に24ページだったものが、今後はわずか4ページになるようです。しかも町が発行する「広報ちくぜん」に組み込む形となるそうです。経費削減を表向きの理由(そうすれば誰も表立って反対しにくい)にしていますが、果たして経費的な面だけで考慮すべきものでしょうかねえ。

 今、世の流れは「議会の公開性」「透明性」を推進し、広く町民に議会の活動の詳細を報せるようになってきていますし、町村議長会もそれを推奨しています。「議会だより」の全国コンテストや研修会も開催されています。

 議会は平日の昼間に開催されますので、会社員などは傍聴ができません。せめてそのような方々のために「議会だより」の形式で広報することは極めて重要なことなのです。

 佐賀県の自治体では議会の模様を録画し、ケーブルテレビで夜8時ごろに放映していますし、その視聴率は80%を超えています。

 執行部(主として町長)の思惑が強く働いたものと受け止めています。どうも、議会での議論(執行部追求)の場面を報せて欲しくないような気がします。

 これでは議会での議論が閉ざされたものとなり、町民から乖離してしまいますし、民主主義の崩壊に繋がってしまいます。私はそれを危惧します。

 議会がそのような執行部の横槍を唯々諾々と飲み込むことは、議会自体の自殺行為に等しいものではないでしょうか。情けないですね。

 うるさ型の私がいなくなったのも思惑通り? そんな声が聞こえてくるようです。(笑)加えて、「議会だより」を事実上有名無実のものにしてしまえば、思惑通りの行政ができるのでしょう。それを「独裁政治」というのではないでしょうか?

 語り口はソフトで敵を作らない。しかし中身は・・・恐ろしいですね。

 


実名公表

2007年02月12日 10時15分20秒 | Weblog

 福岡県筑前町の中二生徒の「いじめ自殺事件」で、少年の保護者が実名を公表しました。その心中は察するに余りあるものがあります。母親は息子の思いを広く伝えることによって、いじめのない社会を作りたいと願っています。「町当局や教育委員会、あるいは学校を批判ばかりしていても問題の解決には繋がらない。」とも語っています。その言葉の裏には「悲壮な覚悟」があると受け止めました。

 中原教育長は議会での説明でも、調査委員会の最終報告書についても「真摯に受け止める」と語っていましたが、その後教育課の担当者がマスコミの取材に対し、「報告書を受け入れるかどうかについては検討中」と回答し、そのことが大きく新聞報道されました。

 そのような態度の町教委当局に両親が失望したことは否めないと判断しています。私は、「既に町教委は思考停止状態にある」と発言し続けてきました。もはや町教委には判断能力も解決能力もないのは明らかです。

 実名公表は本当に勇気を必要とする行動です。町民の中には母親が講演などで全国を飛び回っていることを批判する向きもあります。そのような声にひるむことなく、頑張って欲しいと願うばかりです。

 私は今回の選挙で落選しました。有権者の判断は絶対的なものであり、謙虚に厳粛に受け止めています。しかしその私に12月議会のいじめ自殺事件関係の一般質問での発言を取り消せと強硬に迫った(もちろん取り消し要求は一蹴しましたが)議員が、選挙の際に「私はこの問題に真っ先に取り組みました」と訴えているのを聞いたときは唖然としました。この議員は12月議会はおろか一切この件に関しての発言も質問もしていません。そればかりか質問しようとする議員の発言を制止しようとしたり、町当局を擁護する発言ばかりだったことを思えば呆れるばかりです。

 しかしそのような人が大量の得票を得て当選するわけですから、選挙は怪なり!と言わざるを得ません。したがって筑前町は私が活動するフィールドではない と判断したわけです。まあ、どこに行っても似たようなものだとは思いますが・・・。排他的な風土が強ければ地域の発展や文化的な成熟は困難ではないでしょうか。

 今回の実名公表が筑前町の転換点になることを願いたいのですが、突出することを嫌い、横並びを強制する意識が根強い土地柄なので長くつらい戦いになると思っています。少年や両親に対する同情論ではなく、問題解決への道を目指さなければ何の意味もありません。町当局には何の期待もしていませんので、町民の意識改革に淡い期待をするのみです。