nonnon日記
手術時間は、3時間と言われたけれど、夫は当日12時前に手術室に入り、
病室に帰ってきたのは、夕方4時半だった。
手術後の為の個室に入れてもらい、その夜は私も夫の傍でパイプベッドを
借りて付き添った。
夜中2回、夫の喉のガーゼに血が拡がったので、コールして替えてもらった。
夫の顔はゆがんで、いかにも痛そうだった。
血が拡がるのを見ると不安で・・・・
手術、しない方が良かったかな・・・・とチラと考えた。
それまで、持続吸引器を付けてもらってはいたけれど、痰が詰まると、
流動食をよく吐いていたので、誤嚥性肺炎が時間の問題で、ハラハラした。
夫も望んでいた手術だから・・・・と自分に言い聞かせた。
・・・・・そして1週間・・・・
熱も下がって、抗生物質の点滴も取れた。
気管からの痰がグッと減った。でも口の唾液は多くて、口に持続吸引器を
付けてもらって、少し落ち着いた。今日、回診の先生が、
「もう少ししたら、抜糸して、口から食べることを始めます。」
ええーーヤッターーホントにーー
2年振りで、胃がビックリしないかしら。
贅沢は言わない、まず水や水羊羹だけでも食べられれば、夫にとっては、
無上の喜びだ。 「とうちゃん、痛い思いに耐えた甲斐があったね!」
・・・そうか、まだ食べてないもんね。
ちょっと気が早かった?
・・・・マブタ、パチ・・・で答える夫であった・・・・。