No.277「理事会で、住民派の勝利！」

　　　　　　　　　　　　　マンション日記

　マンションの定期総会を終え、ホットしている。

この２年間は、「喧嘩理事会」とでも言っていいくらい、怒号飛び交う

ハラハラ理事会だったが、ついに「業者派」を「住民民主派」が押さえ込み

「住民の為の住民による住民の管理組合運営」が実現できる体制になった。

・・・つまり、平たく言えば・・・トラブラーのＳ氏がついに理事を降りた

のである。臆面もなく「うちの業者を使え～～」と公言して憚らなかったＳ氏。

言葉の暴力で、元役員、住人を脅し「怖い人がいるから、総会には出たくない」

という気の弱い人もいた。この人のお蔭で、組合運営が、混乱した。

・・・・けれども、この人のお蔭で、‘頑張る理事さん’が出て、

大切な管理組合のお金を、業者サイドに勝手に使われてしまわないように、

民主的に組合運営がなされていくように、という意図の元、

「理事会運営細則」が整い、

お金の間違いが起きないよう、複数の理事で出納を確認、チェックする

「経理処理等細則」も整い、総会でも承認された。

とりあえずは、めでたし、めでたし、・・・である。

Ｓさんに、‘苦労’させられた、今は亡き元理事長にも‘報告’せねば、

と思う今日この頃である。

 

 

 

 

 

No.276 「看護師さんにもの申す難しさ」

　　　　　　　　　　　　　　　nonnon日記

夫はこの頃、痰が多くなった。

今日の夜勤の部屋担当看護師のＳさんは、１回にしっかり痰を取って

くださる方だが、カテーテルを（気管切開してある）内筒の中に入れている

時間がいつも長い。夫はいつも頬を膨らませて、赤紫の顔になって、歯を食い

しばるが、とても苦しそうで、横で見ている私もハラハラする。

何とかならないものかと、いつも気を揉むが、折角のケアに、クレームを入れる

ようで、甚だ、言い出しにくい。

ところが昨晩、主任さんに、吸引をお願いしたところ、・・・・

インターネットで見た「家庭で吸引するときの注意事項」のテキスト通りに・・・

カテーテルを入れる時間は短く、途中で一旦、指で挟んで、圧を抜いて、

カテーテルを抜いて・・・・

夫に呼吸させて休ませて、また突っ込む・・・・と丁寧にやってくれた。

そして「中に突っ込む時間は１０秒以内」とハッキリ言われた。

（よし、これでいける！）　と私は内心喜んだ。

同室の付添奥さんに相談したところ、「『主任さんが・・・・』と言えば、

大丈夫、聞いてくれるわよ」と。

そこで今晩、やってきたＳさんに、私は恐る恐る・・・「夫の痰が多いので、

昨晩、主任さんが、ちょっと休んで、夫に呼吸させて、２回に分けて、

痰を取ってくれましたが」と話しかけてみた。

するとＳさん、「それは、よっぽど溜まってたのですね。」と。

そして、やっぱりいつものように、シッカリ、カテーテルを夫の喉に突っ込み、

夫は、のけぞって、夕飯の流動食を少し口に逆流させた。Ｓさん、慌てて

タオルで夫の口を拭く。

「２回に分けた方が・・・・夫が楽なのですが」と私。

Ｓさん、夫の口を吸引し終わってから・・・「しっかりとらなければ、ね。

主任さんには、主任さんのやり方があります。」と強い口調で言って

行ってしまおうとする。

私は焦って。。。「すみません！余計なことを申し上げました！」と、

後姿に向かって叫んだ。

緊張して、大変疲れました・・・・。

病院看護スタッフの、厳しい労働環境も、充分目にしています。

在宅では、体力的に、到底夫をみることはできないので、入院させていた

だいて大変感謝しています。

それでも・・・・それでも・・・

夫の付添いでは、迷うことが多くて、大変です。