もやいマンション日記

マンション役員の体験を綴った「マンション日記」に、プライベート所感を綴った「nonnon日記」が混ざっています。

No.215「病室で three kingdoms を」

2012-08-23 | 日記・エッセイ・コラム

            nonnon日記

入院中の夫は、ここ数か月、夕方5時からの

「三国志ーthree kingdoms」(BS放送)を

楽しみにして欠かさず見ている。

私も毎日夫の夕食の介助をしながら、

横で見るともなくつい、つき合わされて見ていた。

最初は、何と暑苦しい戦記ものを・・・と嫌々見ていたが・・・

次第にこれが、とんでもなく面白い大作だと気付いた。

人物像がリアルで、心理描写も丁寧で、凄い迫力で・・

今まで見たことのある三国志の10倍は面白かった。

中国放送でトップの視聴率だったというのも肯ける。

(中国の俳優さんたちも素晴らしい!)

残念ながら、8月13日(月)に95話で終わってしまった。

見ていない分を見たい・・・とビデオショップに行ったら

DVDがズラーと並んでいた。

孔明の(宿願が果たせず)失意の中での最期のシーン

を観た後、‘三顧の礼’の章で劉備玄徳と出会う、

希望に満ちた明るいシーンを観ると、

タイムスリップして、亡くなった人に会ったような

懐かしい気がした。

人生、だれしも時間に限りがある。

与えられた時間を精一杯、生き抜こう!

そんな想いとエネルギーをもらえる映画だ。

(‘三国誌’でなく‘三国志’なのが肯ける。)

 

 

 

 

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No.214「だれにも‘最初’がある?」

2012-08-03 | 日記・エッセイ・コラム

             nonnon日記

夫が転院して1週間が経過した。

これは、前の病院での話。

夫はそれまでに、2回、(あの食中毒の)ボツリヌス菌から

作った ‘ボトックス注射’の治療を受けた。

(美容整形外科で、皺伸ばしには広く使われているが、

筋拘縮に効果あり、という治療で、まかり間違ったら大変、

という結構‘緊張する’治療である。)

講習を受けて、資格をとった医師だけが行える治療だ

そうである。退院直前に、担当の理学療法士さんが、

「もう一度注射を打ってもらっておいたら?」

とおっしゃるので、主治医先生にお願いした。

早速、若い主治医先生、張り切って注射を持っていらした。

そして、また改めて、ちょっと怖ーい副作用・・・・

たーくさんある副作用について書類を見せながら、

丁寧すぎるほど丁寧に説明してくださった・・・・。

万が一の時についての了解を得て了承印を取っておくー。

大切な欠かせない手順である。

「了解、了解、承知してますよ。もう3回目ですからね。」

ところが、である・・・・。

「今まで、僕が体験した中では、副作用はなかったです・・・・・

・・・というか・・・・○○さんが、僕のボトックス患者の

第1号なんだけど・・・」

「・・・・・えッーえー?」 (ガーン)  (ー_ー)!!

(3回目にして初めて知った‘新事実’!うそー。ホント?

優秀そうで、集中力ありそうで、腕を信頼していたけれど・・・・

初めて?知らなかった。えーえー、ちょっと考えさせて・・・

(・・・もう遅い・・・・・前の2回も大丈夫だったし・・・)

<どんな名医にも‘初めて’はある。>ということで・・・。

「おーお願いしますッ。」・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

あれから10日が過ぎた。夫は体は相変わらず不自由

ではあるが、食欲旺盛、新しい環境にも慣れてきて、

冗談を飛ばしている。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

後で、カーテンの向こうで、‘対話’を聞いていた

隣ベッドの会社を経営している人が、

「いやー、吹き出しそうになったよ。

あの先生が営業マンだったら

会社はすぐ、つぶれそうだなァ。正直なんだねェ。」

だそうだ。

とにかく・・・・・お世話になりました。

一生懸命治療してくださった御恩は忘れません・・・・。

 

 

 

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