風はエーゲブルー・・・にしたい

愛車の307SWのことや、興味のある様々なことをダラダラと書いていきたいです。

一人だけ価値観の違った戦士、武蔵

2004年12月05日 | たわごと
今年もグランプリ決勝は武蔵対レミー・ボンヤスキーでした。
多くは語りませんが、ボンヤスキーは立派に戦い、チャンピオンに恥じない3試合だったと思います。他の戦士達も、みんな立派でした。相手を倒して勝つことだけを見ていました。
でも、武蔵は違います。彼は「負けない戦い」で勝利をつかむことを目的としています。K-1での勝利とは何か?という価値観が違うと言っていいと思います。
もともと、K-1が人気を博した理由は「KO決着によるシンプルさ」だったと思います。幸い、人気が持続したことによって、ファンの目も肥えてきて、試合内容をしっかり見られるようになりました。しかし、やっぱりK-1の魅力がKO決着であることに変わりはないでしょう。
だからこそ、日本人選手だからと応援する人がいる一方で、批判する人も出るのでしょう。実際、明らかにアンチ武蔵としか思えない声援や、決勝での延長1ラウンド目の判定でのブーイングなどがありました。俺も、延長に突入したのはある意味しょうがないかもしれないけれど、延長1ラウンド目でのあの判定はないだろう、と思います。手数と前に出る姿勢で、ボンヤスキーが明確な優勢だと思いました。実際、延長2ラウンド目は不要なラウンドだったと思います。
正直、武蔵がこれ以上のチャンス(トーナメントの組み合わせ)を掴めることはないだろう、そう思います。でも、批判されるのは武蔵なのか、それを許容するK-1興行サイドなのか、はたまた武蔵を超えられない他の日本人選手なのか?
とりあえず、個人的には「武蔵越えを果たす日本人選手」の登場に期待したいものです。

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