風はエーゲブルー・・・にしたい

愛車の307SWのことや、興味のある様々なことをダラダラと書いていきたいです。

REGZAと録画とDTCP-IP

2009年03月21日 | たわごと

 ってことで、REGZAの録画がらみの環境について。売れ筋のZ7000の場合、USB外付けHDDに録画したものも、DTCP-IP対応のNASには移動できる。東芝が勝手に「REGZAムーブ」とか読んでいるやつだ。これでこれまでのクローズドな録画環境がマシになる。この自称「REGZAムーブ」なるものには、東芝のDVD&HDD録画機(笑)のヴァルディアも対応している、らしい。とはいえ、DVDにしか焼き焼きできないという、ワーナーのせいで負けた(と東芝自身は思っているであろう)、いかにも東芝らしい捻くれているにもほどがあるんじゃね?とっとと負けを認めろや、的な製品であるので、NASの強化で録画容量をどんどんアップできるのは良いことだ。
 というか、ぶっちゃけ「ブルーレイに負け」たせいで製品に縛りができて、その結果の苦肉の策だとは思う。それがPC的発想のユーザーには受けて売れ筋になるのだから、世の中おもしろいですな。おかげで、急にDTCP-IP対応NAS関連が騒がしくなってきた。というのも、今現在発売されているDTCP-IP対応NASって、IOデータ製の1機種しかなく(多分)、しかも高い。直販価格がつい最近改定されて72,200円。2TBとはいえ・・・アレな値段ですな。


HVL4-Gシリーズ
http://www.iodata.jp/product/hdd/lanhdd/hvl4-g/index.htm


 まずは先鞭をつけたのはBuffalo。昨年末に発売したNASに「そのうちファームアップしてDTCP-IP対応にしちゃうよ~ん」と青田刈りを市場に仕掛けてきたわけですね。通常の1ドライブのNASと同じような値段なのが売りではある。一方でブロードバンドウォッチでは「個人的には、DTCP-IP対応ファームが登場してから、実際に購入するかどうかを判断すべきだと考える」と核心を突いたことを書いているのがおもしろい。


LS-XHLシリーズ
http://buffalo.jp/products/catalog/storage/ls-xhl/


ちなみに未だにファームアップの予定は未定ということは気をつけるべきだろう。で、ここにIOデータが殴り込みをかけた。4月下旬発売の1ドライブ型の売れ筋NASでDTCP-IP対応をぶちあげちゃったのだ。



AV WATCH記事
アイ・オー、DTCP-IP対応メディアプレーヤーとLAN HDD

-AVeLはアクトビラ対応。REGZAからLAN HDD直接録画も
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20090317_76069.html



さらには地デジキャプチャ「GV-MVP/H2シリーズ」で録画ファイルのDTCP-IP対応NASへのムーブまで実現しちゃったのだ。う~ん、これでIOデータがBS/CS/地デジ3波対応のキャプチャを出していれば面白かったのだが・・・残念である。


 ってな感じで、「どうせHD-DVDもこけたしブルーレイは出させて貰えねー、だったら開き直ったるわ!」的な東芝の対応がこういう流れになるとは・・・(そういうつもりじゃないって言うんだろうけれどね)。まあ、そもそも某B-CASカードなんて不要で、ワンスコピーやらコピー回数を巡っての泥仕合がなきゃあこんなことにもならなかったのだが。ある意味、見事なまでのガラパゴスっぷりではある。本来であればWindows Home Serverが機能として・・・とか言いたいこともあるが、まああの会社は「ストリーミングが主流になるっつーか、させる」という基本方針だと思われるので、そういうことにはイマイチなんでしょうな。


 さて、ここで「じゃあお前はどうすんのよ?」って話なのであるが、多分4月に出るというIOデータ製NASを買うのだろう、多分。ただその前に、普通にDLNA対応のNASが欲しいと今日思った。500GBでいいから安いのが良いなって、そもそもNAS自体が素人さんお断り製品なので、値段的にはイマイチ。そして、その辺の話は次回。



追記:
個人的には、HD-DVDが負けたのは必然というか、負けるべくして負けたと思っている。事実はからくもブルーレイが勝利ということらしいが、どうにも東芝がDVDでSONY陣営に勝ったことに驕りすぎた感がしてならない。あれだって、最終的には東芝陣営の数、さらに両面2層を可能にした松下のピックアップ技術があってこそ、と思っている。なので、なんでSONY松下陣営であるブルーレイに対して勝負をかけたのがわけわからん、という感じだった。そう思うと、ギリギリまでHD-DVDはがんばったと言うべきか。それにしても未来を感じさせない、次世代と言うには中途半端な技術だったなあ(もっとも、最近はブルーレイもそんな匂いがしてきている気が・・・HD-DVDとの相対評価ならともかく、絶対評価は高くないということなんだろうか)。

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