そのさきへ -Deep Sky Blue version-

このブログは引っ越しています

[短評]バカも休み休み言え

2012-03-11 20:19:12 | 日常生活
【2012年3月2週】気になるニュースや話し合いたいテーマはこちらまで
この記事についての意見:


3月11日は日本人にとっては当然のこと、世界にとってもあの津波の映像と共に忘れることができない日だと言えるでしょう。しかしだからといってここまでする必要は果たしてあるのでしょうか。

3月11日を休日に (トップブレイン)

筆者は今年の3月11日は日曜日と重なったこともあり、多くの人が「各地で色々な行事が行われ、またメディアでも取り上げられ、平日よりも行事に参加し、メディアに触れる人、そして何かを感じ、考える」日になったのではないかと書いています。だから「今日という日を決して忘れてはならない」ため、今後も3月11日を休日にせよ、というのです。あの震災をどのように捉えるかは人それぞれでしょうが、「3月11日を休日に」などとは文字通り「休み休み」言ってもらいたいです。

個人的には、3月11日は追悼を捧げるべき日であるし、恐らくこの日付を見れば否が応でもあの震災と結びつけてしまう日になったと思います。しかしそれは1月17日もそうだし、3月10日(3.11の前日で東京大空襲の日)や8月6日、9日や15日、9月1日も同じです。いや、そうした日はもっとあるかもしれません。それなのになぜ3月11日「だけ」が「決して忘れてはならない」ために休日にしなければならないのか、そこまでしてこの日を特別視するのはなぜなのか、自分には理解できません。

メディアは震災が日本は変わったと言っているようですが、むしろこれからは日本人が日本を変えていく必要があるように感じます。3月11日はその契機の一つにすぎません。それどころか2011年3月10日以前の問題も山積みになっているにもかかわらず、日本人はそれから目を逸らそうとしているとすら感じます。

Last year’s tragedy failed to rouse Japan from its stagnation (Washington Post)

そうならば、日本人は毎年3月11日に休むより、それどころか現状の国民の休日を減らしてでも、労働することで1分1秒でも早く復興を進める、それこそが最大の追悼ではないかと思います。3月11日は日本にとって特別な日ではあるだろうけど、他の日よりも特別視する必要はありません。

ニュース畑の記事を読む



最新の画像もっと見る