女建築家★日々勉強【2005~2014】

kao一級建築士事務所/越野かおるのヒトリゴト。
女性建築家・キッチンスペシャリストとしての仕事や日常を書いています♪

バリアフリーは誰のモノ?

2013年03月25日 | 建築話

kaoです

先週の木曜日の夜から急に熱が出てしまいました・・・疲れが溜まっていたのか?現場がひと段落して気が抜けたのか?寒暖の差が激しい日が続いて参ってしまったのか?イマイチ理由が分かりません

このところ、体調を崩されている方も多いようですね★皆さんもお気を付けくださいね

さて

この数日、立っているのもシンドイと感じる状態だったワケですが・・・

普段は、シャワーで体を洗う時や洗面所で化粧品をする時など、ずっと立っているが当たり前のはずなのに、この数日は「座りたい」と思った自分にビックリしていました

幸い、お風呂には椅子が常時あるし、洗面所はサイドテーブルに腰を掛けてなんとかやり過ごしましたが

健康だと気付かない、家中の不便さ・・・

同居していた祖母の介護を手伝ったり、建築士会のバリアフリー勉強会などに参加したり、自分なりに色々と情報を集めて日々研究を重ねていても・・・クライアントさんに「若さ」という条件があれば、それ程ナーバスにバリアフリーを追及しないケースが多いですよね

kaoが設計を行う時、スペースが許す限り、玄関に椅子を設置できるようにしたり(固定でも置き家具でも)、空間を広めにとってフレキシブルに利用できるよう考えています★これは、どのクライアントさんの場合もデス!・・・スペースが許せば・・・というのがネックですが

【バリアフリー】という言葉がいけないのか?

ハンディキャップがある方のための設計手法のように捉えられて、特別感がありますよね・・・

でも、誰でも体調が悪くて日常生活がシンドイ日があるはずです★確率の問題もありますが、バリアフリーに越したことはないのだろうな・・・と思うこの頃です

20130325 写真は、「J&P」の洗面所です

洗面所に収納できる椅子を設置した事例です

ただし、洗面所を利用する家族の人数や混み合う時間帯、女性ならお化粧をどこで行うか?洗面所or自分のお部屋?などの条件によっても、洗面所のボリュームや椅子の設置の有無も決まってくると思います

混み合う洗面所に、ドーンと椅子に座られても困りますものね・・・そんな時は、パウダールームや自室でドレッサー設置などをご提案しています

皆さんも家づくりの際に、どの程度の「バリアフリー」を取り入れるのか・・・ご家族で話し合われてはいかがでしょうか?

【追伸】
kaoは、週が明けて完全復活です★皆様もご自愛くださいませ~

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昨年、12月25日よりオフィスを移転致しました!
今後ともよろしくお願い致しますm(_ _)m

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