古代四方山話

古代について日頃疑問に思っていること、思いついたことを徒然なるままに綴ってみたいと思っています

草薙剣と越の国

2021-02-16 16:47:39 | 歴史

三種神器の剣、天叢雲剣。

この剣がヤマタノオロチのもので、ヤマタノオロチが越の国の首長であるなら

草薙剣という別名は草=クシであり、薙=蛇だと考えます。

クシとは越の女王であるヌナカワヒメの父親・祖父の名前の「クシイ」と同じだと思っています。

クとコは音韻転換しやすいでしょうし、今のクとコの間の音だったかもしれません。

関西人が木のことを「きぃ」といい「木の国」が紀伊国と同様に「く(こ)しぃ」が越の国だったと思うのです。

越の国の神剣であったことを隠すために、ヤマトタケルが草を薙ぎはらったから草薙という伝説を作ったのではないのでしょうか。

櫛稲田姫の名前だってそうです。

ヤマタノオロチに関わる姫の名前として相応しいのは「くしぃ・なだ姫」だと思うのです。

くしぃ=越、なだ=蛇 で越の国の蛇にまつわるお姫様。

それを隠したいために、貴いあるいは櫛の霊力を秘めた、稲田のお姫様って名前を漢字であてた…。

 

越を平定したとされる天語久山命。今も弥彦神社に祀られます。

越神、天香語山の子神の中にその名も天村雲命がいるのは偶然にしてはできすぎでしょう?

 

ヤマトタケルも天武天皇も「草薙剣」に見放されて死んでいくように思えます。

草薙剣こそが王の象徴なのでしょうか。

いや、それであれば熱田神宮に祀ったままはあり得ないか…

 

スサノオが天叢雲剣を見て異しいと思ったのは、都牟刈=曲がった刀だったから?

摘む、刈るということなら薙鎌を想像したくなりますねぇ。ク「サナギ」ですし。

中谷大宮諏訪神社には諏訪大社からの神授品である長さ59センチメートルもの

薙鎌が伝わっているそうです。

かつては刀とみまごうばかりの薙鎌があってもよいような…。

…また妄想が過ぎました💦