ハングルな日々

2001年に「イブのすべて」を見て以降、見た韓国ドラマ・映画は数知れず。すっかり韓国の虜となった日々・・・。

妻夫木聡主演 『春の雪』

2005-11-13 | その他
妻夫木聡、竹内結子主演の映画「春の雪」を見ました。今日は韓国映画ではなく特別に日本映画をとりあげることにします。実はこの映画、このブログをやっているおかげで見に行けたようなもの。gooのアドバンスパッケージユーザを対象にやっていたプレゼント企画に応募したら前売り2枚、なんと当たってしまったのです。私は時々こーゆーもの応募したりしてますが、なんと当たってしまうとは。ということで劇場まで足を運び見に行ってきました。そしてこの映画はそれだけではなく、私の知り合いの書道家、武田双雲さんが題字を書いているということもあって、以前から気になっていたのでそれも合わせて見に行こうということになりました。

舞台は大正初期の日本。侯爵家の子息である清顕(妻夫木聡)と伯爵家の令嬢の聡子(竹内結子)は幼馴染であり、お互いを慕う仲だったが、清顕はそんな気持ちに素直になれず聡子の気持ちをもてあそぶ。ある日、聡子に宮家との縁談の話が持ち上がる。彼女の結婚が決まったあと、清顕は自分の気持ちに気づくのであった・・。

ええと、三島由紀夫原作ということですが、全く予備知識なしに見ました。当然原作は読んでません。原作を読んだ人だったらこの映画をどう評価するのでしょうか。妻夫木聡も竹内結子も頑張っているように見えましたが、その脇を固める俳優人が素晴らしいと思いました。特に蓼科役の大楠道代、そして清顕の祖母役の岸田今日子。良い味出してます。二人とも日本の怪談物語に出てきそうな感じ(笑)。そしてこの映画のもう一つの良いところは衣装の数々。お姫様願望のある女性にとっては一度着てみたい衣装ばかりです。で、ストーリーですが、、、。な、長いです。ちょっと途中中だるみがありました。あそこまで途中をひっぱる必要があったのかなって感じもちょっとしました。「輪廻転生」がキーワードとなって、清顕と聡子の2人の許されざる恋が盛り上げられていますが、何かスパイスが一つ足りない感じがしました。悲劇の結末、、ってことでどんな悲劇かなと思ったけど、あまり悲劇っぽくない。なんとなく綺麗にまとめられています。これは原作がそうなのか、演出がそうなのか、よくわかりません。

今回の大きな目的は「春の雪」の題字を書いた武田双雲さんの字とその名前をエンディングロールで発見すること。彼の字はこの映画にぴったりでした。むしろ映画の出来よりも彼の字に結構グッときた感じ。劇場でしか見れないなんてもったいない!ホームページや宣伝でもガンガン出して欲しいと思ってしまいました。

韓国映画以外の映画、実は結構見ています。特に日本映画は好きで、ホラー映画から恋愛映画までそれなりに見ています。時々日本映画も見て日本の良さを再認識するっていうのも良いことですね。

宇多田ヒカルの曲は中々合っていて良かったです。

評価:★★★☆☆

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