真夜中。
心霊スポットとして有名な廃病院を訪れたあなたは、
この場所で命を絶ったという地縛霊「佐濃ヒイロ」に声をかけられる。
自ら命を絶とうとしていたあなたの心と身体に、
ヒイロは甘く優しく、そして淫らに寄り添っていく。
そんなヒイロに興味を抱いたあなたは、
彼が成仏せずに彷徨っている理由を訊き出そうとする。
ヒイロには「未練」があり、どうしても会いたい人がいると言うが――
「一目でいいなあって思ったんだよ。ほら、運命感じちゃった、的な?」
「もう無理しなくていい。悩まなくていい。このままオレに甘えてよ」
「だったら、脳ミソとけるくらい、シてあげるよ。何もかも、わかんなくなるくらいに――」
シナリオ:霊灯ここなつ 制作:ステラワース (2024年)
幽霊モノが来ましたよ。それも連作。世界とかは繋がってないけど、同時発表でこちらは地縛霊なテトラくん。
ひとり廃病院に行っちゃうくらい心破れたヒロインちゃんを優しく妖しく誘っちゃうお話。
静と動の使い方が上手いというか、話してる時は比較的軽い感じのオトコなのに
自分の死の真相につながる空気になってゆくと、後ろに闇が広がりだす感じで話し出して
そのギャップと言ったら…!
HシーンでのSっ気強めのテトラくん、他でも聞いてきたけど、なんかいつもと違う感じがしたのは私だけ?
攻めかたが絶妙に上位者なんですけど。行為中の煽り方で良い感じにソフトな音出してきて、それでいて
しっかりイニチアチブ取ってる感じ。伝わるかな?
土門くんとかがよくする「S強めの煽り」をテトラくんがすると、こうなるのかも…とか思ったり。
そして、これはこれでまた味わい深くて良きでございます。
耳元に囁く声の近さは相変わらず極まってるし、普通にえろいです。
聴き始めの作品の雰囲気から堕ちる系のエンディングになるのはなんとなく予想してたけど
少し想定外に、でも綺麗に堕としてくれたので最後まで楽しめましたわ。
ちなみにシリーズ他作品の感想は
浮遊霊・青山マキト編(テトラポット登) ☆