同期入社の青山壮輔（あおやま そうすけ）とあなたは
なにかと比べられ、競い合うライバル関係。
彼は優秀である反面、社内で複数の女性と関係を持つ有名な男、
あなたは仕事一筋に生きるマジメな女、
仕事以外でお互いを意識することはなかった。
そんなライバルと初めてペアを組んだコンペでふたりは大成功を収める。
しかし、打ち上げで羽目を外してしまったあなたは
酔った勢いで壮輔と一夜を共にしてしまう。
男の顔を見せた青山はとんでもないドＳで、
Ｍ気質なあなたはすっかり懐柔されてしまい、
その後も、折に触れ体を重ねる関係に……。
元々セフレという関係しか築かない壮輔とは違い
他の女性と親しげに話す彼を見て悲しむあなた。
「もしかしてお前、俺のこと好きなの？」
その日を境に、壮輔は全ての女性関係を断ち切り
彼女としてのあなたとの関係へと動き出す――
シナリオ：仲野うさこ 制作：カナリアレコード （２０２４年）
カナリア産のシチュ系男子って特に癖があるんだけど、仲野センセでこの感じの彼が来るとは…！
のクズいテトラくんが登場です。
冒頭からカウンターパンチ入れられましたわ。セフレと会社でやってるんだもん。
見られて慌てないのよ。なんだったら若干見せつけてきたよ。
このタイプにテトラくんをキャスティングするの珍しいよね、特に最近。（土門くんなら…予想内なんだけど）
でまぁ、飲みに行ってそういう事になって…って流れなんだけど、
ベッドの中では優しく・・・とかいう展開はありませんｗガン詰め状態です。
煽るし攻めるし、完全に主導権握ってくる感じ。Sっ気全開でヒロインちゃん陥落です。
セフレ状態で終了にはならず恋人エンドを迎えるんだけど、壮輔からは好きとかそういう
告白めいたものないんだよね。だけど「付き合う」ならセフレとは切るって言ってたし、実際
実行に移したみたいだし、クズいところはあるんだけど、彼なりの気持ちのルールがあるっぽい。
その辺の微妙に見えかくれする心の機微をテトラくんがうまく表現してくれてるせいで
深読みしちゃうトコロもあるんだけど。
まぁ、甘々にとろかされるってことはなかったけど、こういう感じのオトコがいいって
時もありますよね。大丈夫です。大概のものは美味しく頂ける質なので。
あと、今回もバタンちゅーがございました。ごちそうさまです。仲野センセの十八番
テトラくんでも楽しめて有難い。
タイトルの「嘘」ってなに？ってちょっときになるところ。ヒロインちゃんが壮輔への気持ちに
蓋をして関係を続けてたって意味なのかなぁ…とか思ってみたり。その辺りはそれぞれの想像の中で
楽しめばいいかな。
ちなみに、がるまに版の特典を聞いたです。
まさかのフィニッシュ展開を前にびっくりしたｗ えっそういう選択肢もってくる？！って感じ。
賛否あるかもだけど、フィクションだからこそアリだって思う方なので、最後までちゃんと楽しみましたよ。
いんです。中途半端でキャラブレするくらいなら、完遂してくれた方がよっぽど気持ちの落ち着け場所を
見つけられる気がするから。