TRAFALGAR (7)
On October 19th the Allied fleets, by signal from the Commander-in-chief, began getting under way, at seven o’clock in the morning. There was a fair breeze, but light, and the British reconnoitering frigates at once saw and reported the movement. Owing to the light wind, only twelve ships got out, and these lay becalmed until afternoon, when a breeze sprang up from the west-north-west, and the twelve stood to the northward, accompanied closely by the two English frigates on guard.
At daylight the next morning the rest of the combined fleet left Cadiz, making, with the twelve already outside, thirty-three ship-of-the-line, five frigates, and two brigs. They had a light southeast wind, while the ships in the offing, as is frequently the case on this coast, had the wind south-southwest.
The French had four 80-gun ships, and fourteen 74s, with the frigates and brigs. The Spanish had one 130-gun ship; two of 112guns; one 100; two 80s; eight 74s, and one 64.
トラファルガル海戦（７）
10月19日朝7時、連合艦隊は総司令官からの号令により出港し始めた。 適当な、だが弱い微風が吹いており、イギリスの偵察フリゲート艦はその動きをすぐに見つけ、報告した。 風が弱かったため、12隻の船のみ出港し、午後までそこで停止していた。 午後には西北西の風が吹き始め、その12隻は北に向きを変えた。 その艦隊にはイギリスのフリゲート艦が護衛のように近くに寄り添っていた。
次の日の日中には残りの連合艦隊はカディスを離れ、既に港外にいた12隻と合わせて、33隻の戦列艦、5隻のフリゲート艦、2隻の小型艦（横帆2本マストの船）で縦列を作った。 この海岸の沖合では頻繁に南南西の風が吹くが、今は南東の微風が吹いていた。
フランス艦隊は4隻の80門戦列艦、14隻の74門戦列艦およびフリゲート艦と小型艦より成っていた。 スペイン艦隊は1隻の130門艦、2隻の112門艦、1隻の100門、2隻の80門戦列艦それと8隻の74門艦、1隻の64門戦列艦を持っていた。
（ひとこと）
この時点での両艦隊の戦列艦の隻数を比べて見る。 イギリス艦隊が29隻であるのに対し、連合艦隊が33隻（フランス艦隊18隻、スペイン艦隊15隻）で拮抗しており、砲戦能力にも大きな違いはない。 船殻形状も似ていた。 但しどちらかというと、イギリス艦は強度を重視し、フランス、スペイン艦はスピードを重視した作りになっていた。 大きな違いはソフトの面で、イギリス艦隊の乗組員は操船や砲戦に十分な訓練と経験をつんでいたが、連合艦隊は封鎖により動きが制限されたため、乗組員の錬度は低かった。
