狩野川漁協・最新河川情報ブログ

狩野川漁業協同組合のブログです。
伊豆・狩野川の河川状況を逐次お伝えしてまいります。

5/8 伊豆日日新聞掲載より

2013年05月09日 12時00分47秒 | 雑談

5月8日 伊豆日日新聞掲載

   古里のアユ    

 今回からアユの成長と釣りについて書いてみたいと思います。

 4月、アユは人間でいう小学生。川に入り右も左も分からないアユは、餌の珪藻(ケイソウ)を食べたり、川

がどうなっているか、瀬というものはどういうところかなど、川の地形をしっかりと勉強していきます。そして

徐々に川全体のことを覚え成長していきます。淡水の川をしっかりと把握すると今度は中学校に入学です。

それが5月です。

 5月に入るとアユは餌をたくさん食べて、さらに広く川を泳ぎ回り大きく成長します。約一日で1グラム大き

なるといわれています。成長するに従い自分の住む場所をつくっていきます。

 そして次に自分が餌を食べる場所を見つけます。これは人間の一日によく似ています。朝起き、少し食事をして中学校に行きます。学校が終わるとまた家に帰ります。

 アユは寝るところがあります。これを「ねば」といい、ここから学校へ通い勉強をする、つまり餌を本格的に

食べることです。たっぷり餌を食べ、夕方またねばに帰ります。そしてどんどん成長し一定の行動パタンー

出来上がり、人間でいう義務教育を終わります。その頃がアユの解禁日になります。

 狩野川では今年は5月25日です。この続きは次回お話します。

                              狩野川漁業協同組合 組合長 植田正光

 

狩野川漁協組合長が伊豆日日新聞の釣りコーナーに4月から毎月1回の連載をさせていただきます。

地元の日日新聞を取られている皆さんの中には、目を通された方もいらっしゃるかと思います。

組合長の話として、ここでも紹介させていただきました。

 



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