4月24日 伊豆日日新聞掲載
古里のアユ
今年、釣りコーナーにアユのことを連載することになりました。
初回、何を書こうかと迷いましたが、やはり今年の狩野川の状況について書くことにしました。
今年の狩野川は昨年と大きく違っています。
まず天気。
昨年は年明けからの低温低水温が4月まで続き、追い打ちをかける4月初めと5月初めの大雨でした。
そして河川環境は全域で前年からの災害復旧工事が遅れ、結果解禁前日まで濁りが出てしまいました。
天然遡上するアユにとっては何とも辛い状況だったでしょう。
しかし今年は全てが昨年の逆になっています。
気温水温共に高く、工事による濁りもなし、天然遡上するアユは大きくて数も多い。
これだけでも今年はかなり良くなると思っています。
特に遡上に関しては、始まりが早く、2月の初めには遡上し始め、3月10日には天城地区まで到達しました。
3月末には渓流釣りの針に掛かったアユが15cmもあったそうです。
またアユの放流は昨年より1ヵ月早く3月15日から開始してトータル50万匹程度を予定しています。
今年の狩野川は質量ともにここ10年で最高の状態になると思います。
解禁日は5月25日です。
最後に5月12日、狩野川全域で一斉清掃を行います。
草刈りやごみ拾いです。
ご協力頂ける方は是非参加をお願いします。
狩野川漁業協同組合 組合長 植田正光
狩野川漁協組合長が伊豆日日新聞の釣りコーナーに4月から毎月1回の連載をさせていただきます。
地元の日日新聞を取られている皆さんの中には、目を通された方もいらっしゃるかと思います。
組合長の話として、ここでも紹介させていただきました。