近場で昼ごはん食べて,ぶらっとドライブ.
好きな寺「浄瑠璃寺」へ.なんとなく雰囲気良くて,仏像も良い物がある.
なんか疲れてるとぶらっと行ってる感じ.
過去記事1,
過去記事2
場所は京都だけど奈良の県境,いわゆる京都の観光地では無い,
混むことも無い.家から車で30分くらい.

今さらかよと思うけど,池が発掘調査中で少し水が抜いてあった.
何かいいもの見つかったのだろうか.

本堂の裏の軒下を通って中へ,

地味な外観からは想像もつかない9体の阿弥陀如来像と木造四天王立像(もちろんすべて国宝)
本堂,三重塔,寺全体が国宝.本堂内は撮影できないのが残念.
寺の名前のとおり,いわゆる浄土信仰なわけで,個人的には浄土信仰的な考えは最低だと思ってる.
でもいい物はいい.9体の阿弥陀如来像は「九品往生」(くほんおうじょう)思想,
上品上生(じょうぼんじょうしょう)から下品下生(げぼんげしょう)の9つのランク分け,
(仏の教えを正しく守る者から、極悪人まで9つの段階ないし種類があるという考え)
自分は下から3ぐらいで・・・.
秘仏の吉祥天女像は公開時期ではないので見れず.多分過去に見た.
猫も多い.なついてきた!
夏の緑の細かいもみじって好き.(紅葉よりも好きかも)
サルスベリの花も好き.
駐車場から寺までの道には,なんだかよくわからない陶器売ってる店がある.
ぶらっと浄瑠璃寺のつもりだったけど,岩船寺も近いので寄っていく.
ここもなかなか良い.(けどあまり知られてないのか・・・)
浄瑠璃寺から岩船寺までは「当尾(とうの)石仏群」と言われるちょっとしたハイキングコースがある.
途中に色々な石碑が見れるようだけど,もちろんこの季節は暑くて歩く気なし.
昔のいわゆる「自分探し」の人たちが仏教信仰の修行をしていた跡ってところだろうか・・・
で,地味目の門をくぐって本堂へ.

ここももちろん撮影禁止なので残念だけど,すばらしい阿弥陀如来.
行基が作ったって説があるみたいだけど,木造(ケヤキ一本作り)の仏像の中に記されていた制作年と合わない.
自動音声案内のように説明を喋るお坊さんの話では行基の話は出てこなかったので,
行基の説は無かったことになってるみたい.
だいたいこの手の寺は何度か焼失して,記録も無くなってる.

国宝ではないけど当然の重要文化財.
三重塔と本堂の配置も雰囲気いい.
三重塔の隅垂木を支えている木彫りの「天邪鬼(あまのじゃく)」
iPhoneのデジタルズームじゃつらい.
けっこう無理な体勢でユーモラス.天邪鬼グッズも売ってる.
帰りにいつものカフェ「
ミンユン/mingyun」でお茶して,まったり休日.
参考文献:「
拝んでしあわせ 奈良の仏像100 : 田中ひろみ」