直心是道場

障がい者施設に勤務しています。
障がいのことはもちろん、映画や音楽の話も…
日々想うことを書き記します

元気で明るい笑顔が素敵な学生さん

2015年08月11日 | 日記
8月11日
短大で保育を学んでいる学生さんが一日体験のために来園してくれました。

見学の後、お話をする機会をいただきました。
テーマは「障がいのある人たちのねがいに応える仕事」

まず、、
障がいのある人のねがいとは…という切り口で、
40年ほど前までは就学猶予と言って、障がいのある子どもたちの多くが学校に行くことが出来なかったこと。
やっと学校に行けるようになったものの、中学卒業後の行き場が無かったこと。
そして、行き場(生き場)創りとして、施設が出来たこと。
時代が進んで、施設だけの福祉から地域で暮らす福祉に変わってきたこと。
多様なねがいに応えて様々なサービスが展開されるようになったこと。
を、お話しました。

次に、、
ねがいに寄り添うとは…ということについて、
・ 生きがいとは
・ チームで支える
・ みんなが幸せになる
三つの視点でお話をさせていただきました。

70代半ばで亡くなられた利用者さんの言葉、
「また舞台で太鼓の演奏がしたい」
このお話では目頭を熱くしてくれる学生さんも見えました。
感動する心が、福祉や保育の原点だと思います。
嬉しかったな…

私たちの説明の後、質問コーナーがありました。
「この仕事をして嬉しかったこと」
「やりがいはありますか」
「虐待防止のためにどういうことに気をつけてますか」
「給料は見合っていると思いますか」
など、なかなか本質を突く質問でした。

課長は、主に三つの視点でお答えしていました。
・ 障がいの特性は学ばなくてはいけないが、障がい者としてではなく、一人ひとりの人として向き合う。
・ 気持ちが通じ合ったと感じた時がこの仕事の最大の喜び。
・ チームで仕事をしているという意識が大切。孤立してはいけない。
その通りです!(^o^)

私たちの話をしっかりと聴いてくれる姿勢がとても印象に残りました。
オリエンテーションの後、利用者さんと一緒に食事を摂ったり、クラブ活動に参加していただいたりしました。
終始、元気で明るい笑顔で利用者さんにお付き合いいただいて、とても気持ち良かったです。
この中から、施設保育士として私たちの仲間に加わってもらえる方が一人でも増えると嬉しいです。

でも、それぞれの夢実現に向けて、皆さん頑張ってくださいね!