春めくコンサート

3月15日、今日は午後から施設で「春めくコンサート」が行われました。

このコンサートは、私たちの施設と20年近くお付き合いをしている音楽療法士の先生が、毎年この時期に企画していただいており、今年で９年目を迎えました。

20年前、まだまだ音楽療法の認知が弱かったころに、私たちの施設に先生がお越しいただき、休日のレクリエーションの一環として始まったリトミック（音楽療法）が、少しずつ形を整えて、現在は音楽サークルとして月１回楽しく活動しています。

コンサートは、２部構成で、前半は音楽サークルの発表会、後半は先生方の演奏会という形で進められました。

一人ひとりが楽しく堂々とステージで演奏をしている姿を観ると、先生と一緒に音楽サークルを立ち上げた頃のことを思い出して、とても嬉しい気持ちになりました。
そして、先生やご主人様、ボランティアとして支えて頂いている方々が、長い間積み上げてきた利用者さんとの暖かい関係を改めて感じました。

後半は、魅せるプログラム。
みんなが楽しめる曲はもちろんですが、いろんな音楽を聴いてもらおうという、先生方の音楽に対する気持ちが感じられました。
歌は気軽にカラオケ、音楽もスマホで楽しめる時代ですが、生の演奏にはデジタルでは得られない暖かさがあります。
今日も暖かさにたくさん包まれたコンサートになりました。

障がいのある子どもたちの療育や病気の療養、高齢者への介護場面などで音楽療法が果たしている役割は、みんなが認めているところですが、音楽療法士として国家資格が制定されるまでには至っていません。
音楽療法を安定的に継続していくための仕組みが作られていくことを期待するとともに、こうした活動のすそ野がもっともっと広がっていくように、私たちも努力したいと思います。

今年のなんじゃもんじゃまつりには、是非参加をお願いします～♪