♀「ブーケトスねぇ」

♂「お前はいかないのか？」

♀「いかないわよ、柄じゃないし。なによりめんどくさい」

♂「ひでぇ言い草」

♀「いいのよ。大体あぁいうの信じてないし」

♂「仮にも乙女のくせに」

♀「仮じゃないわよ。っていうかムキになってあの輪に飛び込むとか『独り身で寂しいでござる』って言ってるようなもんじゃない」

♂「めっちゃ既婚者混じってるけどな」

♀「・・・あ、ほんとだ」

♂「ただのお祭り感覚なんじゃねぇの」

♀「だとしたら余計に今更いかないわよ」

♂「そんなに俺と一緒にいたいと」

♀「良かったわね～私がスーツに赤ワインかけるような非常識な女じゃなくて」

♂「常識ある女は人のすねを蹴飛ばしたりしない」

♀「失礼ね。足を組みなおしたらぶつかっただけよ」

♂「足が長くてうらやましいですなぁ」

♀「でしょ？あ、投げるよ」

♂「・・・まぁフェイントはお約束だよな」

♀「なんか鯉の餌やり見てる気分」

♂「最低な感想だな」

♀「じゃぁあんたはどう思ったのよ」

♂「・・・餌をねだるクマの群れ」

♀「人の事いえないじゃない」

♂「自称乙女の癖に俺と同じ感想で いてっ!!」

♀「ごめんあさーせ」

♂「お前、ヒールのつま先って結構痛いんだぞ？」

♀「じゃぁ次はワインでもかけようかし、ら？」

♂「・・・なんでブーケがこんなところに？」

♀「勢いつけすぎたんじゃない？」

♂「・・・・」

♀「まぁ困ってるみたいだし返した方がいいわよね」

♂「花嫁からブーケを受け取った奴は次に結婚する奴なんだよな」

♀「・・・私がそういうの信じない人だって知ってるでしょ」

♂「俺がそういうの信じる奴だって知ってるくせに」

♀「・・・・」（頭をかきつつ）

♂「・・・」（ニコッ）

♀「・・・何よ」

♂「ほら花嫁さん、皆がブーケを待っている」

♀「まだ承諾してねぇ！！」



なんだかんだで年内には苗字が一緒になってる二人の話。
でも子供ができるのはもっとずっと後の話

現実逃避がしたくてやった
ちょっと間延びしてるのは反省してる

あ～!!人生にチートいれてぇ！！