♂「ただいま。塩はいい、タオルをくれ」
♀「はい、ただいま」
♂「・・・」
♀「・・・傘は、どうされたのですか?」
♂「ん?あぁ月がな、綺麗だったんでな」
♀「・・・左様でございますか」
♂「あぁ。・・・いや塩はいい」
♀「ですが」
♂「奴の式だったんだ。あいつが憑いて来るなら邪険にする必要はない」
♀「・・・かしこまりました」
♂「我がままですまんな」
♀「滅相もございません」
♂「・・・・・・」
♀「・・・ご主人様?」
♂「とても残念な知らせがある」
♀「・・・はい」
♂「オレはお前を手放す気はない、絶対に」
♀「・・・・・・」
♂「絶対だ。誰がなんと言おうとどう思おうと、お前の意思すら関係ない!!
オレはお前だけは・・・!絶対に!!」
♀「光栄でございます」
♂「・・・」
♀「光栄でございます」
♂「約束しろ。オレを一人にするな」
♀「仰せのままに」
♂「・・・ふん。オレは墓の作り方なんか知らんからな、うっかり先に逝ってみろ。家の墓に一緒に埋めてやる」
♀「それは・・・。・・・大出世、ですね」
♂「あぁ二階級どころじゃないな」
♀「・・・」
♂「・・・」
♀「・・・」
♂「・・・」
♀「・・・お体冷えましたでしょう。先に湯に浸かってはどうでしょう」
♂「あぁ。・・・そうしよう」
天涯孤独のご主人様の、唯一無二の親友の通夜帰り。という話
わっかりづら!!www
実は今宵は月なんて出ていないことを、知ってて察する素敵なメイド
風呂が先なのも同じ理由。
男の子は人前で涙を見せちゃいけないのだよ?
あ~文才欲しいなぁ~~~
あ~~~~!!!!!